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オランダニュース

オランダではいわゆるソーシャル・ビジネスが開花している。ABNアムロ銀行の調査では、4000社から5000社が「社会的利益を追求する」ソーシャル・ビジネスを行っている。具体的には環境や貧困、労働問題などに取り組んだり、社会貢献を行う企業をさす。例えば、開発途上国のカカオ生産を援助するフェアトレードのチョコレート・メーカーである「トニー・チョコロンリー」や、労働環境や環境問題を考慮して生産された携帯電話の「フェア・フォン」そして、オーガニック食品の宅配会社「ビーボックス」などが有名だ。

これらのソーシャル・ビジネスは、利益は追求するものの、根底には社会的な貢献や環境や健康への配慮がある。ただし、ソーシャル・ビジネス企業を定義づけるのは難しい。通常の企業も最近では、ソーシャル・ビジネスを取り入れているところが多いからだ。コンサルタント企業マッキンゼーによれば、すでに6000社が関わっているという。ここで働く人は5万人から7万人と推定され、オランダ経済への貢献度も高まっている。

ABNアムロ銀行によれば、ソーシャル・ビジネス市場はまだ始まったばかりで、今後の成長が望まれる。ただし市場拡大には大規模な投資が必要だ。多くのソーシャル・ビジネス起業家にとって、資金集めが最大の課題となっている。
2017-07-20
オランダのKLMオランダ航空とフランスのエアフランス航空は、2004年5月5日に両会社間で特殊会社の方式で経営統合がおこなわれ、共同経営を開始した。しかし、オランダとフランスの企業文化の違いで争いは絶えず、分裂の危機に瀕していると、フォルクスクラント紙が報じている。フランスの国立科学研究所(CNRS)とオランダのティルブルグ大学が共同で経営陣に対しインタビューを行った結果である。

KLM側は、経営状態の良いKLMがエア・フランスに足を引っ張られており、経費削減を進める代わりにエア・フランスはストライキばかり行っていると批判している。実際2016年度のKLMの経常利益は6億8千100万ユーロと、エア・フランスの3億7千200万ユーロの倍近い。しかし調査にあたった研究機関によれば、問題は経営状態というよりも文化の違いによる衝突が根本にある。

フランス側は、KLM/エア・フランス両社にとっての全体の利益を優先するが、KLMは自社の利益のみを追求していると批判。しかしKLMに言わせるとこれが全く逆である。また意思決定のプロセスの違いも大きい。決定が速いオランダに比較し、1万ユーロの経費ですらフランスでは4回の会議と6通の署名が必要になるという。

フランス側はオランダ人はすべてが利益目的だけで動くと批判。これに対しオランダ側は、フランスは社内政治に右往左往しているだけで企業の利益を考えていないと指摘している。この報告書の結果、両社は文化の違いを乗り越えて成長するか、分裂するかが注目されている。

2017-07-19
大手金融ING銀行の労組は17日、経営陣のみならず従業員にとっても「ユニーク」な新しい労働規約を打ち出した。例えば、父親の産休。来年から子供誕生では父親は1ヶ月の有給休暇をとることができる。さらに、3ヶ月間無給産休も含まれる。これは本当の父親だけでなく、父親を務める人すべてに適応されるという、かなり進んだ労働規約だ。

新規約には、1.7%の賃上げ、介護休暇、60歳以上の従業員の有給ボランティア活動、キリスト教以外の祭日をとる従業員の給休暇、同一労働で男女同一賃金など、かなり斬...
2017-07-18 続きを読む ▶
アムステルダムの環状線A10の西半分が大規模な改修工事で閉鎖となる。16年前に大改修工事が行われて以来のこと。7月24日から9月4日まで、A10西半分ではアスファルトの新敷設と電光掲示板の取替、そして水はけを良くする工事が行われる。スケジュールによれば最初は南側、その後北側の工事が行われる。

環状線A10西半分は、最も市街地の中を通る高速道路で、周辺に建つフラットなどからは目と鼻の先にあるヶ所もある。また交通量も年々増加しており、出入り口S107(HoofddorppleinとSlotervaart)は1日17万5千台の車が通過...
2017-07-17 続きを読む ▶
オランダ国内の不動産価格がさらに上昇している。昨年比較で平均9%という上昇率だ。平均価格は25万8千ユーロ。すでに金融危機以前の過去最高額を超えている。中でもフラット(マンション)の価格の上昇率が12%と顕著である。いわゆるタウンハウスや一戸建て住宅は6−8%の上昇率。

一部の地域では異常とも言える上昇率を記録しており、アムステルダムは1年になんと22%、アルメールでも16%、ザーンスタットで16%、ライデンが15%となっている。逆に、ゼーラント州の島(-0.9%)やフラーンデレン(-2.2%)、ウーデン(...
2017-07-14 続きを読む ▶
オランダの列車や駅、そして地下鉄の中で、「子供が飢えているのでお金を恵んでください。」という紙を渡す新種の物乞いが増えている。かなり強行なやりかたで、お金を渡さないと脅されるというケースも出ている。当局によればほとんどが東欧、それもルーマニアとブルガリア出身者の「物乞い」だという。

ロッテルダムの公共交通機関では今週の月曜日から「物乞い」の乗車禁止条例が発令されている。2016年に通報されたのは33人だったが、今年の前半にはすでに157人に増えている。RET(ロッテルダムの公共交通機関)によれば、とくに地下鉄内での物乞...
2017-07-13 続きを読む ▶
オランダ大手スーパーチェーン、アルバート・ハインは、同社食品群から砂糖の含有量をさらに削減すると発表した。昨年すでに100の商品から砂糖の含有量を大幅に減らすことに成功したが、今回は40種のソフトドリンクとジュースから30%糖分を減らす。

栄養専門家によれば、オランダの消費者は体が必要としている砂糖分を平均年に44キロも上回る消費をしている。砂糖はあらゆる製品に含まれていて、糖分とは無縁に思われるようなジェノベーゼソースやハンバーグも例外ではない。今回は子供向け商品からの糖分...
2017-07-12 続きを読む ▶
アムステルダムは、居住にも観光にもそしてビジネスにも好ましい都市として世界9位にランクされた。調査会社イプソスが世界26カ国で1万8千500人を対象にして行った調査の結果である。トップはニューヨーク、そしてアブダビとロンドンが続く。4位はパリ、そして5位は東京である。

調査は2013年にも行われたが、アムステルダムは当時は14位とトップ10入りしていなかった。アムステルダムはとくに観光客の間に人気が高まっている。市当局によれば、アムステルダムを訪れる観光客は年間720万人。一人あたり平均1.91日滞在し、...
2017-07-11 続きを読む ▶
オランダでもご多分に漏れずEメールやチャットアプリの普及で、手紙や葉書を送ることがめっきり減っている。経済省は郵便市場調査と分析の結果、市場を根本から見直す必要があると書簡にて議会へ通達した。「郵便配達のコストを抑えかつ効率的に保ち、配達企業にとっても魅力的であるために、根本な改革を行わねばならない。」とカンプ経済省大臣。

切手代(値上げ)、配達日(減少)、企業との連携などが今後の課題となる。2014年にも郵便量の減少とコストの増加により、配達日を週6日から5日へと減らしている。2...
2017-07-10 続きを読む ▶
毎年7月末から8月の始めにかけてアムステルダムでもゲイプライドが開催される。ゲイプライドはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスセクシュアル)の人々が性的指向や性自認に誇りを持つことを目的とした抗議活動で世界中の主要都市で行われている。プライド週間の一日はゲイ・パレードと呼ばれる、思い思いの衣装をつけた人々が運河をボートで行進するパレードが行われる。

今年、アムステルダム市はゲイに対する暴力の被害者をゲイ・プライドに招待する。パロール紙によれば、アムステルダム市長ファン・デル・ラーン氏は、同市内で行われたLG...
2017-07-07 続きを読む ▶
日本とEUのEPA(経済連携協定)の交渉は、5日、ベルギーのブリュッセルで行われた閣僚協議で大枠合意に達した。交渉はチーズやワイン、自動車などの関税を引き下げることで一致。約9割の品目で関税が撤廃されるとみられる。

世界第2位の農産物輸出大国であるオランダは、この協定締結を歓迎している。花卉、野菜、チーズなどこれまで関税・非関税障壁のため日本への輸出が困難だった製品が、大量に日本へ販売されることになりそうだ。オランダ農業協会(LTO)もこの交渉合意を高く評価、とくにパプリカ、花、酪農製品の日本への輸出増加を期待している。
2017-07-06 続きを読む ▶
ABN Amro銀行はタバコ産業への融資を中止する。さらにタバコ産業を顧客としないこともTrouw紙で発表した。同銀行の融資残高ポートフォリオのうちタバコ産業の占める割合は比較的低い。現在の融資はそのまま続けるが、更新はしないという方針だ。

同銀行のスポークスマンは「タバコ産業の事業は銀行の求めているコアバリューと合わない。」と今回の決定を説明している。4月にすでに決まっていたという今回の発表は、「あくまでも同行の主義の問題」だとし、健康を害することが明確な産業への融資中止を行...
2017-07-05 続きを読む ▶
オランダの学校は、北部、中部、南部の3地域で夏休みの時期をずらしている。毎年その順番は変わり、今年は中部(7月8日から8月29日)、南部(7月15日から8月27日)、北部(7月22日から9月3日)の順番になっている。最初に夏休みが始まる中部では100万人以上が休暇旅行を計画している。その後南部と北部が続けて夏休みに入るため、7月終わりには交通渋滞が予想される。

自動車教会ANWBによれば、フランス、ドイツそしてイタリアへ旅行する人が多い。南へ向かう車は、ベルギーが今週末から休みに入るため渋滞に巻き込まれる可能性が高い。...
2017-07-04 続きを読む ▶
不動産市場の購買熱はまだまだ続いているが、昨年アムステルダム、ハーグ、ロッテルダムで売買された家の4分の1は住宅ローンなしで売れている。大学都市であるデルフト、フローニンゲン、マーストリヒトではなんと3分の1がローンなし。さらにサンドフォールト、ノールドワイク、ベルヘンなどの海辺の町でもローンなしで不動産を購入する人が多い。オランダ全土平均ではこれが17%、合計86億ユーロに上る。

住宅ローンなしで家を購入する人はいったいどんな人達なのか。ほとんどが、中高年、投資家あるいは家をすでに複数所有している富裕層だ。
2017-07-03 続きを読む ▶
イギリスがEUを離脱すると発表して以来、すでに13社がオランダに移転してきている。カンプ経済省(臨時)大臣がフォルクスクラント紙に語ったところによれば、在英の英国、アメリカそしてアジアの金融、ITそしてエネルギー企業がオランダに本拠を移したという。

13社が新規にオランダで雇用した従業員は730名。カンプ大臣は、オランダへの移転を検討している外国企業は引きを切らないとコメントしている。ただし、他のEU諸国と一線を画しているのが金融セクター。オランダには年収の20%までというボーナスの上...
2017-07-01 続きを読む ▶
難民申請者に犯罪者が混ざっているという懸念がオランダの国民の間で広まっている。警察の調査によれば、これらの犯罪者のほとんどが「安全な国」から難民を装いオランダに入国したものであることが判明した。ただこれらの犯罪者を国外追放するのも難しいというと、テレグラーフ紙は報道している。

2016年の最初の9ヶ月間で、難民申請者のうち707名が犯罪容疑者として警察に報告されている。このうち460名は、アルバニア、グルジア、モロッコ、アルジェリア、リビアといった戦争や紛争地ではない国から来ている。
2017-06-30 続きを読む ▶
オランダの南西部ゼーラント州にあるオースタースヘルデ(Oosterschelde)で水曜日、今年のムール貝シーズンが開幕した。ただし今年は暑い日が続いたという割にはムール貝のサイズは昨年に比べて少し小さめ。「しかし数週間でもっと大きくなるので心配ない。」と関係者はコメントしている。

「ゼーラント産ムール貝(Zeeuwse Mossel)は、名前とは裏腹に実は60%は北部のワッデン海で採れている。オースタースヘルデ産は40%だ。 ムール貝養殖にかかる年月は2年。オランダには88のムール貝養殖業者がいるが、収穫されたムール...
2017-06-29 続きを読む ▶
昨日27日世界規模のサイバー攻撃があり無数のコンピュータがランサムウェアに感染した。オランダではロッテルダム港のAPMコンテナターミナル、薬品会社MSDそして運輸会社TNTなどがこの被害にあっている。コンテナターミナルは閉鎖中である。またAPMターミナルの親会社であるマースク社では世界中の関連会社で被害にあっているという。他の2社でも運営に混乱をきたしている。

ランサムウェアは感染したコンピュータ上でのファイルへのアクセスを不可能にする。上記企業のほかにもコンピューがが感染している企業は数社あり、社内のネットワークはす...
2017-06-28 続きを読む ▶
オランダ全土の小学校教師はワークロード緩和と賃上げを要求し、火曜日1時限の授業をなくすというストを行う。さらに授業のあと午後16時には国会のあるハーグでデモを行う。オランダの小学校では仕事量の多さと給与の低さが問題になっており、この改善を要求しストを行うもので、オランダ全土の小学校の85%である約5500校が参加する。小学校教師の給与は月額2361ユーロ(税引前)から2708ユーロ(同)(参考Loonwijzer.nl)となっており、中高学校の教諭より20%低いという。

インターネット上の請願書には教師だけでなく生徒の親などが28万人が署名している。...
2017-06-27 続きを読む ▶
オランダの南端リンブルグ州で、国境を接するドイツのアーケンとベルギーのティアンジュを結ぶ90キロに渡る人間の鎖デモが日曜日午後に行われた。約5万人が参加し手をつなぎアーケン、マーストリヒト、リール、そしてティアンジュを隙間なく結んだもの。デモは、ベルギーのティアンジュ(Tiange)とドゥール(Doel)原発の運行停止求めるもの。この原発2基は古く、安全性が疑われている。

ティアンジュとドゥールにある原子力発電所には1970年代の原子炉が数基ありひび割れなどが見つかっている。さらに保安体制にも問題があるとされている。国境を接するオ...
2017-06-26 続きを読む ▶
先週からポルトガルで広範囲に及ぶ山火事が起きているが、オランダのワッデン海に浮かぶテルスヘリング島そして北ブラバント州のマリアペールでも木曜日夜から金曜日明け方にかけ森林火災が発生した。ブラバントでの火災では1500mx500mの森が焼失し、その数時間数キロ離れた地点でも第2の火災が発生している。

北ブラバントとテルスヘリング島の森林はいずれも消防車が入りにくい場所にあり消火に時間がかかったが、現在では鎮火している。しかしオランダ南部はこのところの熱波で乾燥しており、森林火災が発生する危険性はまだ高いという。
2017-06-23 続きを読む ▶
2014年から2016年の半ばにかけてオランダに入国したシリアからの難民のほぼ全員が住居を支給されている。中央統計局の調査によればこの期間に9万2千人の難民申請者がオランダに入国している。このうちシリアからの難民は4万6千人そしてエリトレアからが1万3千人となっている。難民申請者はまずCOAと呼ばれる難民センターに収容される。その後滞在許可が下りた人はオランダ各市町村が提供する住居(既存の住宅やオフィスなどを改造した住宅)に移ることができる。現在ではシリア難民申請者の94%が滞在許可を得、90%が自分の住居を得ている。

2017-06-22 続きを読む ▶
詳細は、こちらを御覧ください。https://www.portfolio.nl/bazaar/home/show/1908






2017-06-22 続きを読む ▶
ベルギーのブリュッセル中央駅で火曜日夜激しい爆発があった。爆発物を持った男が構内で爆破したもの。爆弾は釘爆弾と呼ばれるもので、サイズは昨年ブリュッセルのザーベンテム空港とマールベークでのテロ事件で使われたものと同じである。これが本物の爆発物であったら被害はさらに広がっていたと見られている。容疑者は兵士の発砲により死亡している。当局はこれをテロの可能性があると見て捜査を続けている。今回の事件での負傷者は出ていない。

容疑者はブリュッセルのモーレンベーク(Molenbeek)地区出身。前回のテロの...
2017-06-21 続きを読む ▶
オランダの青少年が初めて性交渉を体験する年齢が5年前の17.1歳から18.6歳に上がっている。ルトヘルス研究所と性病・エイズ研究機関が12歳から25歳までの2万人の青少年を対象にした調査の結果である。1960年代から性的交渉には自由なオランダだが、最近は「まだ早すぎる」と考える青少年が増えている。とくに宗教的な背景が強かったり、非西欧出身者にその傾向は強い。

調査機関によれば、最近の青少年は前世代に比較し性に対する興味が低いという。また、性に関し親や友人とオープンに話したり、情報を収集することが5年前の調査より低くな...
2017-06-20 続きを読む ▶