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News オランダの州議会選挙と上院選挙の関係、そしてポピュリストFVD党の勝利
3月20日にオランダ州議会選挙が行われ、各州の議員が選出された。この州議会選で選出された議員の属する党の割合が5月27日に行われる上院選の75議席を決定するので、この2つは深く関わっている。今回の州議会選挙がルッテ内閣の試金石だと言われるのはこのためである。現在、ルッテ連立内閣に属する議員が過半数を占めているが、今回の選挙の結果でこの地位が揺らぐことになった。

州議会選挙では保守でEU反対さらに大量移民阻止派であるフォーラム・フォー・デモクラシー(FvD)党が13議席を獲得、ルッテ首相の自由民主党(VVD)を抑えトップとなった。FvDは党首のティエリー・ボーデット(Thierry Baudet)が2016年設に立したシンクタンクが基礎となっている。FvD党は2017年に行われた総選挙(下院)に初めて出馬し、2議席を獲得していた。

FvD党は直接民主主義を唱え国民投票制の導入を主張している。さらに、「Nexit」と呼ばれるオランダのEU脱退のための国民投票の実施、EUの軍隊、移民、難民政策の決定にも国民の参加を求めている。このほか政府と公共放送の再構築とオランダの伝統価値の復活、オーストラリアにならった厳しい移民政策などを提唱してる。またボーデット氏は、政府の気候変動対策もコストがかかりすぎだと疑問視している。前回の総選挙までは極右はウィルダース氏のPVV党が主体で、支持者も移民を嫌う労働者階級が多かったが、ボーデット氏のFvD党の支持者には高学歴者が多いのが特徴だ。ボーデット氏は1983年生まれの36歳。歴史学と政治学を学び政治学の博士号を持つ。思想の根底には文化的マルクス主義陰謀説があると言われており、多文化主義、政治的公正主義(Political correctness)あるいはゲイや性転換者を受けいる寛容性に対し懐疑的だという。


2019-03-24