オランダニュース

ポートフォリオ・オランダニュースではオランダやヨーロッパのニュースや情報を日本語でお届けしています。

2018-05-20
欧州一般データ保護規則(GDPR)に対するポートフォリオ社の対応
欧州一般データ保護規則(GDPR)が2018年5月25日に施行されます。
ヨーロッパでの個人情報保護に対する新しい規則で、欧州在住者の個人情報を欧州外に持ち出してはいけない。という法律です。
弊社ではプライバシーや個人情報については厳格に管理しております。また拠点はオランダにあり、欧州外に支社や支店はないため欧州外への情報の流出は通常考えられませんが、万全を期して以下の対応を行いました。

・過去一年以内に一度もバザールでログインされなかった方のIDを削除いたしました。メール・アドレスや住所などの情報もすべてデータベースから削除いたしました。 もし再度ログインされたい方は新規に登録をしてください。

・2018年5月19日以前に弊社のサイトを通じて物品を購入された方々。お中元やお歳暮などをご贈答された方々の注文履歴、送付先はすべてデータベースから削除いたしました。次回購入時には、ご面倒ですが送付先の情報を改めてご入力いただきますようおねがいいたします。

・弊サイトへの広告掲載やクラシファイド掲載をお申し込みいただいていた方々も一年以内にログインされていない場合、IDは個人情報とともに削除されています。 新たに広告やクラシファイドをお申し込み頂く場合は、お手数ですが再度登録手続きをお願いいたします。

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2018-05-18
飲食店での喫煙ルーム撤廃に飲食店業界補償を求める
オランダ飲食業界連盟(KHN)は、健康省のブロックハウス副大臣に対し、政府が導入計画の飲食店(ホテルなども含む)での喫煙ルームの撤廃を延期そして補償金を要求している。先月健康省はオランダの飲食店やホテルに対し喫煙ルームの2年以内の撤廃を提案した。KHNによれば、レストランやカフェのスペースとは独立した喫煙ルームの設置に平均12,500ユーロをかけている。他のスペースに煙が漏れないための換気扇などにかかる費用である。これを2年以内に撤収することに対し、業界は投資した金額に対する補償金を要求している。さらに移行期間も2年から5年への延長も求めている。

KHNの調査によれば、飲食業界の91%が喫煙ルームの撤廃に反対だという。喫煙ルームがなくなると、喫煙者は屋外に出ることになり騒音などで近所の迷惑になるというのがその理由だ。
この喫煙室禁止は、今年の初めにオランダ・クリーンエア連合(CAN)の告訴に発端がある。ハーグ地方裁判所ではCANの喫煙室禁止を認める判決を下している。オランダでは2008年からレストランとカフェで禁煙全面禁止となっている。喫煙者が屋外に出ることなしにタバコが吸える独立した喫煙室は2016年に合法とされていた。

2018-05-17
「観光公害」からアムステルダムを守るため民泊規制、観光バス規制など検討
増え続ける観光客で、アムステルダムの中心地区は混雑し騒音やゴミなどで住民を脅かしている。アムステルダム市はこれに対しかなり強硬な手段を計画している。市街地でのアエ・ビーエンビー(民泊)全面禁止、遊覧船の係留禁止やクルーズターミナルの移転などが含まれる。
新条例は、緑の党、労働党、民主66党そして社会党が同意しているが、全党の同意にはまだ至っていない。しかしこの条例の成立の可能性は高いとみられる。緑の党は「外国人観光客の増大は悪いことではないが、これによる被害が増え続け住民や市にとって限界に達している。厳しい手段で臨まなければ解決はしない。」と述べている。

大量の乗船客を街に送り込むクルーズ船のターミナルをこれまでの中央駅付近から西部の港湾地区に移す計画があった。しかしアイ湾とフレーフォ州を結ぶ橋の建設計画により、大型クルーズ船はアイ湾自体には入港できなくなる。このため北海運河(Noordzeekanaal)の沿岸にターミナルは移動することになる。
アムステルダムではすでに民泊期間を年間で最高30日にしたりホテルの新規建設を禁止する条例を実施している。新条例では、観光バスの市内乗り入れを禁止し、バスは幹線道路(A10)の外側に駐車させ、観光客は駐車場から直接遊覧船に乗り込むことになる。さらに観光税を7%に値上げする。また中心地での観光客目当ての店舗や大型ショップ規制もさらに拡大する計画だ。

アムステルダムは現在年間1800万人の観光客を受け入れているが、2025年には2500万人にまで増加する。「観光公害」はアムステルダムだけでなく、バルセロナ、ベニス、京都など世界各地で問題化しており、それぞれ解決法を探っている。

2018-05-16
ロンドンのオークションで売られた作者不明の絵画がレンブラントのものと判明
作者不明としてオークションにかけられた絵画がレンブラントの作品であることがわかった。新しくレンブラント作と認められた作品が出たのは50年ぶり。この絵画は1634年ごろ、若い男性を描いたものだが、おそらく男女の肖像画の一部だと見られている。

この作品を発見したのはアートディーラーで美術史家であるヤン・シックス氏。1年半前にロンドンのオークションハウスであるクリスティーズに「作者不明」として出品されていたものを競り落とした。レンブラントと見られる作品の多くは弟子らによるものが多いため、シックス氏はレンブラント研究機関である「レンブラント・リサーチ・プロジェクト(RRP)」で真贋を調査してもらった。この結果作品がレンブラントのものであることが判明、さらに世界の15人のレンブラント専門家も本物であると太鼓判を押した。

94.5cmx73.5cmのこの作品は、6代にわたってイギリスの貴族によって保持されていた。クリスティーズでの当初の見積もり価格は15,000から20,000ポンド。シックス氏は絵を見た瞬間にレンブラントのものだと確信、数百万ポンド(数億円)に上がると予想し投資家を確保しこの絵画を購入した。予想に反し、競り落とした価格は137,000ポンド(約2000万円)と安いものだった。

さらに、3年前にフランスで競売に出て1億6000万ユーロ(約200億円)でオランダとフランスの両政府により競り落とされたレンブラントの「マルテンとオーピエン」の「マルテン」と今回発見された肖像画の男性に類似点が多いという。顔料、筆使い、構成などがレンブラントが1634年ごろに描いた作品と一致する。

この作品は本日水曜日からアムステルダムのエルミタージュ美術館で公開される。

2018-05-15
LGBTIインデックス、オランダ欧州トップ10から転落
欧州における同性愛者や性転換者の権利を守るための団体ILGAが14日に発表したレインボーインデックスによれば、オランダは49カ国中11位に転落した。LGBTCと呼ばれるレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、性転換者、両性有具者に対する差別や犯罪、結婚、社会的地位位などを調査したこのランキングで第一位となったのはマルタ。続いてベルギーとノルウェーとなっている。これに対しLGBTIが虐げられている国ワースト3はアゼルバイジャン、アルメニアそしてトルコ。

ゲイの結婚を世界で最初に認めた国であるオランダは、これまで先進的な政策を推し進め常時トップ10に入っていたが今年は11位に。この結果に対しオランダのLGBTIの権利を代表する会であるCOCは遺憾を表明した。オランダはゲイやレズビアンに対する差別は法律で禁じられているが、性転換者や両性有具者に対する権利は未だに明文化されていない。これが今回の転落の一因ではないかと見られている。この調査は、LGBTIの機会均等、家族問題、ヘイトスピーチ、法の整備、言論の自由、保護の観点から点数をつけている。

2018-05-14
受胎前の遺伝子検査をホームドクターで受けられることに
北オランダの6人の医師は、子供を受胎する前に将来生まれる子が重度の疾病症状を持つ可能性があるかどうかの検査(DNAテスト)を5月半ばから提供すると発表した。このDNA検査はこれまでは病院でのみ受けることができたが、今後は病院に行く必要はなく、訓練を受けたホームドクターの医院で受けることができる。ホームドクターが提供するDNA検査は70の遺伝子疾患を調べるもの。生まれてすぐか幼少時に発病する身体あるいは知能の重度の疾患で、治療が困難でかつ早期に死亡する可能性がある遺伝子疾患だという。

検査は両親の血液を採取し、これらの遺伝子疾患がないかどうかを調べる。フローニンゲン大学病院によれば、150人に1人がこのような遺伝子を抱えているという。そして両親のどちらかにこの遺伝子があると、生まれてくる子供の25%が上記のような遺伝子疾患を発病する。

検査で遺伝子疾患が見つかった場合には、卵子を選び体外受精を行うか、疾病のキャリアではない卵子や精子を使い受胎する選択肢があると、フローニンゲン大学病院。将来子供を希望するカップルは現在北オランダの6人のホームドクターでこの検査を受けることができる。費用は950ユーロだが、保険は適用されていない。

2018-05-11
オランダの大学、外国人学生数の増加抑制か
オランダの大学は学生数、特に外国人学生の数の増加を抑制する可能性が高そうだ。10日に大学連盟(VSNU)が各大学と話し合った結果をNRC紙が発表した。大学の歳出は学生数とともに増加する一方だが、政府の予算は学生数にかかわらずほぼ一定の水準を続けている。したがって学生一人あたりの予算は減少の一途をたどっている。VSNUは、学生数を減らすことが唯一教育水準を保持する解決法だとし、今回の学生数打ち止めについての合意が行われたもの。

VSNUの決定は来週の月曜日に政府に提出され、削減の詳細も発表される。VSNUによればオランダにある全13の大学の学生数は2013年の25万人から10%増加し、現在では27万5千人。増加数の3分の2は外国からの留学生だ。学部と大学院をあわせた留学生は2013年の3万1千人から4万8千人へと増えている。

しかしながら、外国人留学生はオランダ人よりも授業料が高いため、大学は留学生が多いほど財政的には助かっているはずだ。オランダ人とEU内からの学生の授業料は学部生で年間約2000ユーロだが、EU外からの留学生はこの4倍近く支払う。

これまでオランダの大学は英語での授業を増やしたり、英語のみの学部を作るなどして、積極的に外国人留学生の誘致を行い「国際化」を目指してきた。大学の歳入にはプラスではあるが、国際化が行き過ぎてオランダ語授業の存命危機の声も聞こえ、今後留学生受け入れに関して討論が続けれる見込み。

2018-05-10
子供のためのサイエンス教室を運営する福成海央(みお)さんのインタビュー
今回の「オランダ起業した人に聞く」では、子供のための科学教室やワークショップを運営する福成海央(みお)さんにお話をうかがいました。起業のためにオランダにいらしたのではないのですが、ご主人の仕事でオランダに滞在、日本でのキャリアや経験を活かして教室を開催しています。
「駐在ママの中にいろいろな才能やスキルをもっているかたがたくさんいらっしゃいます。ワークショッププランナーとして、サイエンスに限らずそういったかたがたに機会を提供し、教える側に立ってスキルを発揮させてもらうようなこともできたらいいなと思っています。」とご自身と同じような立場の女性へのメッセージも。

2018-05-09
ヨツユビハリネズミがペットとして大人気
オランダで今人気上昇のペットは、ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)。ハリネズミと聞くと可愛くてもハリのせいでそうは簡単に撫で回すことはできずペットには不向きと思う人が多いが、オランダでは可愛い顔と人になつきやすいということで人気を博している。

飼育している女性マースさんによれば、「本当にかわいい。ハリがあってもお腹や頭を撫でることができる。ただアフリカ産なのでいつも暖かくしておかなくてはならないので、それがちょっと大変ぐらいかしら。」と話している。しかし、ハリネズミ保護協会によれば、飼育が簡単だと思いウサギを飼うように気軽に飼い始めたが、結局は手放したいと言ってくる人が多いという。最近インターネット上で、このヨツユビハリネズミの動画(とくに日本のもの)が人気で、これを見て飼い始める人が多い。ところが実際には飼育は難しい。暑い国から来た動物なので飼育室の温度調整も大変。昼間は寝ていて夜活動する動物で、広い場所も必要だという。したがってペットとしては不向きだと、ハリネズミ保護協会。それでも飼いたいという人はしっかり文献を読んで勉強してからがいいらしい。

2018-05-08
EU、使い捨てプラスチック製品の使用禁止検討
海洋のプラスチック汚染は深刻だ。現在海中や沿岸に浮遊するゴミの85%がプラスチックである。このうち半分が使い捨てのプラスチック製品。
この海洋汚染を深刻にとらえ欧州委員会は今年1月16日、プラスチックごみに対処するための新たな政策大綱を発表した。2030年までに全てのプラスチックごみをリサイクルする状態を目指す。これに先立ち、委員会はプラスチック製の綿棒、不織布、コップやボトルの使用禁止を検討している。5月23日には欧州委員会がこの禁止について詳細を発表する予定だ。このほかにもストローや弁当用のプラスチックケースも禁止製品に入っている可能性がある。

現在欧州で使われているプラスチック製品の半分は使い捨てだ。EUでは使い捨てプラスチック製品を禁止を検討する一方で、代替製品の開発や使い捨てずに何度か使用できる製品の普及を計画している。アメリカ綿棒の棒は紙でできているため焼却できるが、これも取り入れたい意向だ。プラスチックボトルに関しては90%のリサイクルを目指すという。

手を拭いたりやメイクアップを落とすためのウェットティッシュもEUの禁止リストに載っている。イギリスの排水パイプが詰まる原因の93%がこのウェットティッシュだという。ウェットティッシュには溶解不能なプラスチック成分が含まれている。英国BBCによれば、プラスチック成分の含まれていないウェットティッシュを開発するか、使用禁止のどちらかを選ばざるえないという。23日には条例の詳細が発表される予定。


2018-05-07
オランダの犯罪件数減少、1980年以来最低に
7日月曜日に発表された中央統計局(CBS)の調査結果によれば、2017年のオランダの犯罪件数は過去40年で最低まで減少した。オランダで一番多い犯罪は空き巣や泥棒だが、2002年までは上昇傾向にあった。ところが当時1000人に93件だったが2017年には49件にまで減少している。

CBSはこの減少の原因をまだ解明しておらず、報告書でもこの減少傾向を「ミステリー」と名付けている。犯罪にあっても届け出をしないケースが増えたという説もある一方、経済的に豊かになったため犯罪が減ったという見方もある。コンピュータゲームやスマートフォンの普及が犯罪減少に関連しているのではと見る向きもある。家に閉じこもりゲームをするので、外で「悪い友達」と混じり合わない。さらにドラッグの使用や取引減少も関連している。頻繁にドラッグを使用し犯罪を重ねる者の数も2003年から2014年の間に半数に減少した。
殺人件数も他の犯罪と平行し2003年から減少し続けている。ただし、アムステルダム、ロッテルダム、そしてハーグでは殺人件数は他のエリアと比較し4倍となっていう。

犯罪数の減少はオランダだけに限らず、ヨーロッパ北部の国全体でこの傾向が見られる。どの国も2000年までは犯罪は増加傾向にありその後減少し続けている。

2018-05-04
オランダ、5月4日戦没者追悼記念日、5日解放記念日
5月4日は第2次世界大戦そしてそれ以降の戦争で命を落とした人々を追悼する日。5日はオランダがドイツ軍の占領から開放され実質的に戦争が終了した日で、解放記念日として祝賀が行われる。

4日夜はアムステルダムのダム広場にある戦争記念碑の前で国王、女王などが献花する。このほかにも各地で追悼の式が開催される。ユダヤ人が第二次世界大戦中にドイツやポーランドの強制収容所に送られる前に、一時的に集められた通過収容所が、オランダ東部のヴェステルボルクにある。ここではホロコーストで亡くなった人々を追悼する式典が開かれる。

4日午後8時、全土で2分間の黙祷が行われる。黙祷は式典会場だけでなく、すべての公共交通機関(列車やトラム)や駅の飲食店内で実施される。列車やトラムは2分間停止する。車を運転している人は、近くの駐車場で黙祷するよう運輸省は促している。

5日はオランダがナチス・ドイツから解放された日。これを祝い全国でコンサートや講義などが開催される。

2018-05-03
「技術者不足、オランダの福祉を脅かす!?」フィリップス社長
オランダフィリップス社のトップであるデ・ヨング氏はAD紙のインタビューにて、技術者不足が企業や産業にとって痛手であると指摘した。「デジタル革命は社会を根本から覆している。」とデ・ヨング氏。作業の自動化、人工知能、データ・サイエンスが、これまで文系の分野であった介護や教育などに浸透してきていることを指摘している。デ・ヨング氏はオランダ経営者団体VNO-NCWの理事も務めている。

技術者不足は今後さらに深刻となる。2030年までに最低12万人が必要とされている。オランダ企業にとって技術者、IT専門家そして科学系教育者の養成が急務であることが、軽視されている。政府は理系大学や技術者養成教育に補助金を増やすべきである。とくに中級技術者養成学校(MBO)を選ぶ女子や移民が少ないことをデ・ヨング氏は指摘し、政策の転換を促している。

オランダ人にとって高福祉は当たり前のこととして考えられているが、ここまでの道のりには多くの時間や努力が払われてきた。しかし昨今の福祉予算削減と医療費増大で、福祉全体が揺れている。医療費は年間950億ユーロ増加し、この金額は経済成長より高い。この差額は誰が負担するのか? デ・ヨング氏はフランスやドイツが毎年数10億ユーロを人工知能と自動化に投資していることを示し、オランダの優位を脅かしていると指摘している。これは本日発表された技術バロメーター調査(ROVC)でも証明されている。技術系企業約1000社のうち54%が、技術者不足がオランダの競争力を弱めると考えている。報告書によれば、教育と企業のつながりが希薄であることが一因だとしている。

2018-05-02
オランダでゴミとして捨てられる衣料年間6億8800万着、ひとり40キロも
フランスでは最近マクロン大統領が小売業者に対し、売れ残りの服の慈善事業への寄付を義務化した。これまで売れ残りの服は裁断されごみ処理されていたが、それが環境破壊につながるものと判断されたという背景がある。オランダでも年間数千キロの服が処理されている。ただ裁断されゴミ処理になった服の量はそれほど多くないが、消費者がそのままゴミとして捨てる量が膨大である。アムステルダム高等専門学校の「ファッションとテクノロジー」の調査によれば、オランダ国内で売れ残りがごみ処理される衣料は年間5100万着。これに対し消費者が捨てる衣料は6億8,800万着。

この問題に対応し、オランダでは捨てられた衣料から新製品を作る企業がいくつか立ち上がっている。リーン・オッテン社はリサイクルし作業服や建材に再生している。「衣料ゴミは木材と同じように再生できるので、テーブルや椅子さらに家も作れる。」とオッテン氏。別の起業家エリック・トーンハーケ氏は注文服にボトルと同じような返還金システムを設けて、着古して返却したら一定金額が戻る仕組みを作った。

ファーストファッションと呼ばれる安い服が流通しているせいで、調査をしたイレーヌ・マルディーニ氏によれば、ひとり年間46着も新しい服を購入している。タンスの中には平均173着の服がある。このうち50%は過去1年着ていない。そしてひとり平均年間に40キロの服を捨てている。
マルディーニ氏は、上記のような新事業は歓迎だが、安い服を買っては捨てるという循環を断つために何らかの形での政府の介入が必須であると結んでいる。

2018-05-01
オランダ、15歳の子供の両親は10人に3人が離婚あるいは別居状態
両親が離婚や別居しているという子供が増えている。15歳の子供の10人に3人は両親と住んでおらず、どちらかの親と生活している。
オランダ中央統計局(CBS)が火曜日に発表した統計によれば、結婚していない両親の下に生まれた子供に両親が別れる状況に直面する場合が多いという。CBSは数年かけて両親の状況を調査した。結婚している両親だけでなく同棲している親も調査に含まれた。この調査の結果、同棲している両親は別れる割合が高いことがわかった。2017年の初めに両親と暮らしていた子供のうち同じ年の暮れに両親の別居を経験した子供は、結婚している両親では1.5%であるのに対し、同棲の両親では3.6%となっている。

この調査をおこなったCBSの調査員によれば、この現象に関するはっきりとして理由は明らかではないという。「ただ、二人の関係が良好だと確信している人は結婚することが多い。これに対し結婚を後延ばしにしているカップルでも子供が生まれると結婚することが多い。」という。両親の別れに直面する子供は毎年53,000人。このうち20,000人は結婚していない両親の子供である。

別境している両親の双方の家で子供を育てる人は4分の1しかいない。70%は母親と暮らしている。母子家庭の割合が多いのは、スリナムとアンティラス系のオランダ人。結婚していない両親が別れるのは子供が生まれてから1年後から増加し、小学生の間はこの率が安定している。これに対し結婚している両親の場合は6歳まで増加傾向にあるが、その後は減少する。

2018-04-30
月曜日と火曜日、バスやトラムのスト
オランダ全土で4月30日月曜日と5月1日火曜日の2日間、バスなどの地域交通機関の運行停止ストが行われる。また一部の地方では列車もストを行う予定。このストは交通機関労組(FNVとCNV)が、労働負担の緩和とトイレ休憩そして賃上げを要求して起こしたもの。バスの運転手らは「現行の仕事内容は変わっていくインフラにそぐわないもので、とくに中高年の運転手にとってはきついものである。さらに就業中にトイレに行きたくなってもバスから降りられない。」などの苦情を訴えている。

ストを5月休暇の真っ只中を選んだのは適切だと労組。仕事に向かう人が通常より少ないためそれほどの支障はないと見ている。これより遅い時期になると、終業試験の真っ最中となるためストを避けたという。乗客もこれを労働者の権利だとして好意的に受ける人もいるなか、2日間連続は迷惑行為だと批判する人もいる。

2018-04-29
スキポール空港、停電で前代未聞の混乱、発着便のみならず列車や高速道路も麻痺
28日(土)夜から29日(朝)にかけて起きたアムステルダム付近の停電でスキポール空港は空前の大混乱に陥った。日曜日の朝6時ごろ停電は解決したものの、出発便の遅延やキャンセルが相継ぎ数千人の利用客に影響している。KLMオランダ航空は日曜の朝の便25便、午後には40便をキャンセルした。

運良くフライトのキャンセルに遭わなかった乗客もチェックインで差止めを食った。さらに到着便の荷物の搬入にも大きく影響している。また停電のため昨夜から数時間空港が閉鎖されただけでなく、スキポール空港に発着する列車も停止、さらに高速道路の空港も閉鎖されたため、空港へ到達できない乗客も多かった。

それにしても停電のタイミングは最悪だった。オランダの5月休みが始まったばかりで、昨日は1年でも最も旅行客の多い日にあたった。空港によれば、停電は解決したものの発着などの問題は日曜日終日続きそうだ。

2018-04-28
KLM、機内サービスのワイン、国立美術館の絵画をラベルに
KLMオランダ航空はアムステルダム国立美術館と提携し、2018年5月から6月にかけ、同美術館所蔵の絵画をラベルにした「春の特別ワイン」を機内ビジネスクラスで提供する。

フェルメールの「小路(The Little Street)」やコールテの「ホワイトアスパラ」などオランダ黄金時代の著名画家の「春」をテーマとした5つの作品が選ばれている。高度の高い航空機内で飲んだ時の味わいは地上での味と違うことを考慮し、5種類のワインを選び、それぞれの味に合う春らしい作品をラベルにしている。

国立美術館所有の作品のラベル化は今後も続き、「夏の特別ワイン」「秋の特別ワイン」そして「冬の特別ワイン」が登場する予定。この美術作品のレベルがついたワインは今のところ機内でのみ提供されているが、オランダ国内での販売も検討中とのこと。KLMでは、この春から顧客の声やリクエストを反映し食事やワインを大幅にレベルアップ中。とくに、「Anytime for you」という好きなときに好きな食事をリクエストできるサービスは好評だ。

2018-04-26
27日国王誕生日、オランダ人の30%がオレンジ色を着る!
明日4月27日はオランダのウィレム・アレクサンダー国王の誕生日。オランダ中が今夜からお祭り騒ぎとなる。今夜はアムステルダムやロッテルダムなどの都市では、カフェやクラブなどで大きなパーティが開かれる。27日当日はオランダ全土がフリーマーケットと化し、誰もが好きなところで好きなものを売ることができるので、人気の場所では場所取りが今夜から行われる。この日はオランダ王室のカラーであるオレンジ色のTシャツやかつらを付ける人が目立つが、調査によれば大人の10人に3人がオレンジグッズを身につけるそうだ。

古着やガラクタから骨董まで所狭しと置かれているフリーマーケットでは、売る人もけっこうな収入があるというが、買いに来る人もひとり平均26ユーロ使うという。この調査はラジオ538の依頼でING銀行が4000人のオランダ人を対象に行ったもの。オランダ人の4分の3が国王誕生日に参加するという。また68%の人がフリーマーケットを見に行く。INGの調査では、売り手は平均90ユーロの売上がある。オランダ人の4分の1がフリーマーケットで何かを売る計画を練っているというが、そのうち40%は天気が悪ければ中止するらしい。

さて気になる明日の天気だが、最低気温5度、最高気温15度、晴れどきどき雨が予想されている。


2018-04-24
オランダ政府、30%ルールを5年に短縮決定
オランダ政府はオランダ働く外国人従業員(駐在者など)に適用される「30%ルール」を、これまでの有効期間8年を5年に短縮することを決定した。30%ルールとはオランダで働く知識・技能労働者を優遇するために設けられた税法で、所得の30%が非課税となるもの。言い換えれば所得の70%のみが課税対象となる。実施は2019年1月1日から。2016年に「30%ルール」を見直すことが1日国会で採決された。海外からのオランダ投資を促進するために制定された駐在員のための特別税控除制度だが、会計監査院(Algemeen Rekenkamer)は、この特別措置による税収の損失が7億ユーロ(約800億円)に上ると発表。これを受け、社会党と緑の党が国会審議を求めていた。

30%ルールは、オランダへ異動するための旅費、ビザ、住居などの費用をまかなうための優遇措置。これによりオランダで不足している専門家や技術者などを誘致するのが目的である。今回の変更で、8年が5年と短縮されるが、対象は新しくオランダに異動する人だけでなく、すでにオランダに居住し30%ルールを利用している人たち
も含まれる。