ポートフォリオオランダニュース


オランダの107歳の女性、コロナから生還。世界最年長か。
107歳の女性コーネリア・ラスさんがコロナ感染から生還した。世界保健機関WHOによればCOVID19に感染した患者では最年長であるという。

これまで最年長のコロナ生還者はアメリカのオレゴン州に住む104歳の男性だったが、「コーおばさん」と呼ばれているこのオランダ人女性が記録を塗り替えた。ゼーラントに近い南ホラント州に住むコーおばさん(ラスさん)は教会での礼拝中に感染したと見られており、この礼拝にいた人のうち40人も感染している。ラスさんは今週の月曜日に全快したと発表されている。

オランダで100歳を超えたコロナウィルス感染者が回復したのはコーおばさんだけでない。101歳の女性が最初の回復者で、その後103歳の男性が続いている。

8日の首相記者会見「コロナ蔓延防止対策の続行」と「追跡アプリ導入の可能性」
昨日8日夜開催された政府記者会見で、ルッテ首相は「通常の生活に戻るには長期戦となる」とし「規制の緩和は、国民全員がコロナウィルス対策を遵守し続けない限り行われない。」と述べた。4月7日現在のコロナウィルス登録感染者数は前日より777人多い19580人。入院患者累計は7427人。死亡者は前日より234人増の2101人となっている。ICU(集中治療室)入院患者数増加は安定しているが、予断は許せない状況だ。規制終了日は現時点では4月28日となっているが、状況によってはこれが延長されると、首相は延長の可能性があることを示唆した。さらに規制緩和は一斉に行わず少しずつ進めるという意向だ。ウイルスの発生後、オランダの経済も大きな打撃を受けたが、首相は、経済のための措置を緩和すべきであるという見解を拒否した。今厳重な措置をとらない限り、国民の健康と経済の両方が打撃を受けるという最悪の結果になると述べ、外出を避けること、家にいることが重要であると強調した。

このあと国民健康省のデ・ヨング大臣は、政府がコロナウィルス感染拡大を防ぐための携帯アプリを開発中だと発表した。感染者が出た場所をアプリが告げ、その場所を避けるよう仕向けるのが目的だ。これは自分の居場所を知らせる位置情報機能を使用するもの。このほか、利用者のコロナ感染の症状を診察するアプリも開発中だという。ただしこの(韓国で使われたような追跡機能をもつ)アプリは、プライバシーの侵害問題につながる可能性が高い。これについて大臣は、「プライバシーが十分保障されるという条件でのみ、このアプリの開発と利用を行う」とし、携帯へのこのアプリ装着の強制はまだ考慮していないと述べている。

コロナウィルス免疫に関するRIVMの見解
これまで、コロナウィルスに感染した人や軽い症状が出た人にはすでに免疫ができていると信じられていた。しかし昨日国会でオランダ公共衛生環境研究所(RIVM)のファン・ディッセル所長は、「軽い症状が出た人に必ずしも免疫ができているとは限らない。」と発表した。つまり十分なウィルス抗体が体内に構築されていないというのだ。この軽い症状が出たという人たちが、ウィルスの蔓延の原因となっている可能性も高い。現在2500ヶ所にある特別養老看護施設のうち900ヶ所でコロナウィルスの感染が報告されている。

RIVMはコロナウィルス免疫についてはさらに調査を進めるが、一番重要なのが検査数であるとしている。現在の検査数では全く足りていない。検査数を増やし、感染者が誰と接触したかを追跡するのが蔓延防止に役立つとRIVM。ただこの追跡は、コロナウィルスが蔓延する前に行われた場合に役立つが、すでに時期遅しだというのが政府の見解だ。そこで持ち上がったのが追跡アプリである。感染者がどこに行ったのかがわかるアプリで、その感染者に接触した人には外出禁止の警告が出るという仕組みだという。ただし、このアプリはプライバシーの問題だけでなく、技術的な問題などを抱えており、実施されるには時間がかかりそうだ。

オランダ集中治療室連盟(NVIC)のホマー会長(Gommer)によれば、ICUに入院する患者数が横ばいになっている。これは喜ばしいニュースである一方、現在の規制を緩めたらこの数が急増することも意味する。もし6月1日に規制を緩和することになると、その後10,000のICU床が必要になる可能性もある。こうなれば医療崩壊だとホマー氏。現在オランダでは最大2400床を確保しているが、これ以上になると、ICU専門従事者の数も足りないばかりでなく、ICUに入れる患者の選択が行わざる得なくなる。専門家は「暗いシナリオ」に関しても今のうちに真剣に話し合うべきだとしている。

オランダの農家「危機」を「機会」に。輸出や飲食店への販売減少を直販でカバー
「ローカルフード(産地直送)」と「オーガニックフード(無農薬製品)」などがコロナ危機で脚光を浴びている。世界第2位の農産物輸出国であるオランダの農家は、コロナ危機による輸出や飲食店向けの販売中止で、売上が落ち込んでいる。しかし、オランダ国内での直販に目をつけ、この拡大に期待を寄せている。

地元での販売(ローカルフード直販)を表す、近所(buurt)と農家(boerderij)をもじった「Buurderij」。オンラインで販売するのは南ホランド州の「Rechtstreex」、アムステルダムの「Support your locals」、北ホランド州の「Streekboer」そして全土で販売する「Boeren en buren」などがある。どのオンラインショップもコロナ危機以前と比較すると2−5倍の売上を記録している。

売上が5倍となった「Streekboer」によれば、この売上増は「人々が農産物の原産地や適正価格についてじっくりと考える時間ができた。」のが大きな要因だと説明している。在宅勤務者が増えたことで、ローカル原産品や農薬を使わない野菜などへの関心が高まっている。また人の多いスーパーマーケットでの買い物を避けたい人も増えている。スーパーマーケットは外出規制が敷かれた当時は、買いだめをする人で賑わい莫大な売上を記録したが、最近では売上は以前の状態あるいは減少気味だ。

農家もこれまでサラダ菜一個を卸売に65セントで販売していたのが、直販では1.5ユーロになると歓迎している。農家は売上の一部をオンラインショップ運営者に払うのみで、残りはすべて自分たちに還元される。さて問題はコロナ危機が去ったあとだ。いったいこの傾向は続くのか、それとも人々は昔のようにスーパーマーケットで手軽に買い物をするのか。これはまだ誰もわからない。


コロナ危機により大打撃のオランダの園芸産業、政府の救済を求める
オランダの農業製品輸出高は米国に次ぎ世界2位という高いレベルを誇っているが、今回のコロナ危機により主要国への輸出が不可能となり打撃を被っている。中でも花や植物を扱う園芸業は輸出が売上のほとんどを占めているため、一番の輸出先であるフランス、イ...


オランダ大手小売HEMA、経営困難に
コロナ危機で大手小売HEMAが経営危機に陥っている。現在4月と5月の家賃を半額にするようオーナー不動産会社などと交渉し、人事査定に関しても今年末まで延長し賃上げを抑えている状況だ。HEMAのトップであるイェーヘン氏は外部からの援助やコストの...


オランダのシンガー美術館から初期のゴッホ作品盗まれる
アムステルダム近郊のラーレン市にあるシンガー美術館からファン・ゴッホの作品が盗まれた。1884年の春にニューネンで描かれた「春の庭」と題される作品だ。この39cmx72cmの横長の作品はフローニンゲン美術館から貸与されていたもので、同美術館...


99%のオランダ人、1.5メートル規則を遵守。若者の半数が孤独感。
オランダ政府は3月16日からコロナウィルス蔓延防止対策として、人との距離を保ち、家にいることなどを国民に要請している。人との距離を1.5メートル以上開けるという規則には99%の人が、手洗いを励行するという人は97%、そしてできる限り家にいる...


オランダ政府のコロナ蔓延防止対策、4月28日まで延長
現在実施されているコロナウィルスの蔓延防止対策は、当初の4月6日から3週間延長され4月28日までとなる。本日19:00に行われた記者会見でルッテ首相が発表した。学校や飲食店などは4月28日まで閉鎖となる。また可能な限りの在宅勤務、買い物や散...


欧州ヤマト運輸からのお知らせ
毎年ご好評を頂いておりますホワイトアスパラガスですが、
COVID-19の影響によりまして、今年の販売を中止させて頂く事といたしました。


オランダ、コロナ基金設立提案。実質的なEU諸国への寄附
オランダは水曜日、「コロナウィルス蔓延により経済危機に陥っているEUに諸国に向けた財政援助を目的とした基金を設立する」とフークストラ財務大臣が発表した。これまでオランダはイタリアなどが求めていたEU共通の「コロナ債」を拒否し、コロナウィルス...


オランダ、今後の対策について、31日午後19時から記者会見
今夜19:00から今後のコロナウィルス対策についての政府の記者会見が行われる。これまでの対策終了目安であった4月6日が守られるのか、それとも延長されるのかが注目される。記者会見はテレビとインターネットのライブストリームで中継される。


オランダでのコロナウィルス蔓延防止対策効果は?
オランダ公衆衛生環境研究所(RIVM)は先週、現在実施されているウィルス蔓延防止対策が効果を見せると予測したが、実際にはそこまでの効果が出ていない。とくに集中治療室(ICU)へ入院を余儀なくされている患者数を見ると予測を上回っている。このま...


クラシファイド - 申込みは info@portfolio.nlまで


イベント

NHKシンフォニー、コンセルトヘボウで演奏(3月2日)


ザイプの花畑 (3月29日~4月26日)


キューケンホフ公開 (2020年3月21日〜5月10日)


世界屈指のアンティークとファインアートフェアTEFAF (3月7日〜15日)


スポット

春から夏にかけてのオランダ、アンティーク・マーケット


オランダのチューリップ畑トップ4


アントワープにチョコレート天国開園!


オランダの動物園でパンダ見学


オランダ、100キロに渡る世界で最も美しいチューリップルート


アルクマールのチーズマーケット(3月31日ー9月29日)


長く暗い冬には、ちょっと優雅にアムステルダムのアフタヌーン・ティー


オランダは食べられる雑草/薬草の宝庫


もう行きましたか?アムスの新名所「アムステルダム・タワー」


オランダにグルメ列車「パノラマレイル」登場


危険情報・大使館情報

新型コロナウイルス関連情報(ドイツによる水際措置及びオランダにおける集中治療室(ICU)病床数)
1 ドイツによる水際措置
 4月6日(月)、ドイツ連邦政府は、現在、イタリア、スペイン、オーストリア、フランス、ルクセンブルク、デンマーク、スイスからの航空機、船舶、陸路によるドイツへの入国規制(緊急渡航する理由のある渡航者と通勤者以外については、国境通過の必要性についての証拠提示が求められます。)の対象をオランダとベルギーにまで拡大するかという点については、適用しない、と決定しました。一方で、オランダを含め、リスク地域からの入国者には、14日間の隔離等の検疫強化が行われることになりました。ドイツへの渡航あるいはドイツ経由の帰国をご検討の方は、在ドイツ日本国大使館のホームページを通じて最新情報をご確認されることをおすすめいたします。
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#04bouekitaisakuD

2 オランダにおける集中治療室(ICU)病床数
 オランダ政府は、4月5日(日)までに、集中治療室における病床数を2,400床(※新型コロナウイルス感染患者用:1,900床、それ以外の患者用:500床)まで増床する予定としておりました。本日6日(月)のオランダ放送協会の報道(電子版)によれば、4月6日(月)現在、集中治療室で治療を受ける新型コロナウイルス感染患者数は、1,409名とされています。さらに、オランダ政府は、人工呼吸器等装置の調達努力等を通じ、集中治療室における更なる病床数拡大の可能性を模索しているとしています。

新型コロナウイルス関連情報(オランダの感染症危険情報レベルの引き上げ)
1 本日、皆様に配信されました「【感染症危険情報】欧州各国に対する感染症危険情報の発出(一部の国のレベル引き上げ)」において既にお知らせしましたとおり、日本政府は、3月23日夜時点で、欧州各国に対する感染症危険情報を発出し、一部の国・地域におけるレベルを引き上げています。これにより、オランダは感染症危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))となりました。これを受けた日本政府の水際対策に関する新たな措置は現在検討中であり、3月23日現在では追加されておりません。詳細が判明しましたら、領事メール等を通じて追ってご連絡させていただきます。

2 オランダのみならず各国の状況は刻々変化しており、また、スキポール空港や航空会社の稼動状況(大幅な減便の可能性を含む。)も変わり得ます。ご帰国を予定されている方、お考えになられる方におかれては、最新の情報を入手し、ご帰国のフライトの確保に努められることをおすすめいたします。

3 オランダにおける新型コロナウイルス感染症関連情報については、当館ホームページでもご覧になれます。
https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_corona.html