安全情報・大使館情報

オランダ内および海外の安全情報や大使館情報を載せています。

オランダのアマリリスを日本へお届けします!
お花の国のオランダから美しい大輪の花を咲かせるアマリリスを日本の大切な方へ送りませんか。

この度、リーズナブルな価格でクロネコヤマトの宅急便にてお届けすることが可能になりました。

専用ポットに鉢植えにした状態でお届けいたしますので、簡単に育てられます。

詳細、お申し込みは以下のリンクから。数に限りがございますので、お早めにお申し込み下さい。


オランダ税務当局、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社に10億ユーロ課税
オランダ税務当局は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)に10億ユーロを課税した。BATは、キャメル、ポールモールやラッキーストライクなどを製造するタバコ企業。オランダNRC紙の調査によれば、同社が2003年から2016年までの間にアムステルフェーンにある持株会社を通し所得税を回避していたという。

税務当局は2015年にBATロンドン本社に3100万ユーロを課税した。しかしBATが支払いを拒否したため金額は罰金を含め10億ユーロにまで上がった。この徴税金額はオランダ税務歴史上最高額だという。ただし、3100万ユーロから10億ユーロへの加算経過について税務当局は明らかにしていない。BATはオランダ税務当局の課税に不服を申し立て裁判に持ち込んだ。裁判は数年続くと見られている。

アムステルフェーンに設立されたBATホールディングスは、2017年度の純資産100億ユーロを計上している。この会社を通し18億ユーロが英国の本社ウェストン・インベストメント社に流れている。この18億ユーロ(16億ポンド)の所得に対しウェストン社は1%である160万ポンドの所得税のみを収めていた。アップル、スターバックス、イケア、そしてナイキなどオランダの税制を利用して税回避のために持株会社を設立する多国籍企業は多い。 しかし今年の3月、欧州議会はオランダを「租税回避国(Tax Haven)」と非難した。この批判を受けオランダでは税制改革が行われており、他の多国籍企業にも過去に遡って課税が行われている。


弁護士殺害事件を受け、オランダ司法省は組織犯罪撲滅の予算を増加したい意向
水曜日朝の犯罪弁護士殺人事件を受け、木曜日司法保安省のフラッパーハウス大臣は組織犯罪撲滅に予算を増やしたいと発表した。昨日アムステルダムのバウテンフェルダードの自宅付近で殺害された弁護士ヴィールスム(44)氏は、犯罪組織の証人であるナビブ・Bの弁護をしていた。Bはリドウアン・タギが率いる犯罪組織に属していたが、今では司法取引によりタギを告発する証人側に立っている。Bはタギが8件の殺人と2件の殺人未遂を犯し現在2件の殺人計画をしていると証言していた。

ヴィールスム弁護士は今回の弁護を引き受けるにあたり、ボディーガードをつけるなどの安全策を提供されていたが、国からの防御策は信頼が行かないとして断り、自分で専用のセキュリティ担当者を探しているところだった。

今回の殺人の首謀者と見られるタギは1977年モロッコ生まれ。1980年に両親と兄弟とともにオランダに移住してきた。少年時代にはバッド・ボーイズという犯罪グループに入りニューウェハインで組織し強盗などを繰り返した。1992年から98年まで盗みや武器の所持の罪で刑務所に収監される。ナビルBの証言によれば、その後殺人や未遂を繰り返してきたという。Bが証言者になったことがわかると、その弟も殺害している。これまで犯罪組織の犯罪では組織の構成員同士の殺害が主だった。ところが今回は弁護士が殺害されるという前代未聞の事件に直面、警察や司法そして政府はショックを受けている。警察の報告書によれば、犯罪組織の数に対して圧倒的に警察官や刑事の数が足りないという。



王子の日、2020年度の政府予算発表
9月の第3火曜日である17日は恒例の金の馬車に乗って国王夫妻がパレードする王子の日。パレードに続き政府予算が発表された。まずは来年度の経済予測概要だが、成長率は1.5%(今年は1.8%)そして給与引き上げ率は2.5%、さらに失業率は3.5%という数字が提示された。財政は5年にわたり黒字で、歳入が3055億ユーロに対し再出が3021億ユーロという、全体的に好ましいものである。ただし政府は住宅、教育、介護などで問題を抱えている。

住宅:仕事を始めたばかりの人、中間所得層などが住宅不足であえいでいる。新規にこれらの層が賃貸できる住宅の建設が計画されているが、このための予算は10億ユーロ。さらに政府は10億ユーロを地方自治体が賃貸助成金として新築住宅入居者に支払うための予算も計上した。またこれまではいわゆる政府補助住宅(ソーシャルハウス)への入居は、年間所得38,000ユーロ以下の家庭に限られていたが、これが42,000ユーロまで上限が上がる。

教育:教育予算はこれまでの8億8300万ユーロから10億ユーロに引き上げられる。ただしこれにはインフレ上昇率も含まれている。

健康と介護: 国民が均等に支払う健康保険額の最低額は月額118.50ユーロで自己負担が385ユーロ。現状より3ユーロの値上げである。ただし低額所得者は、独身で67ユーロそして家族で95ユーロ。
健康に害を及ぼすタバコの税金がさらに上がる。またスーパーマーケットなどでの販売が禁止される。

環境とエネルギー:ガス料金は値上がり電気料金は現状維持。エネルギー税が下がるため、全体では年間平均100ユーロの支出減少である。これに対し企業はCO2税が課税される。このほか、温暖化防止のための基金が設立され、ソーラーパネルなどの設置に助成金が出る。


KLMなど航空会社のCO2排気を減らす試み、実際には?
大気汚染の原因の一つに航空機があげられており、航空会社各社はCO2排気を減らす(フットプリントを減らす)試みを示しイメージアップを図っている。オランダ航空KLMではアムステルダム・ブリュッセル便を1日のうち1本を減らすことにし、このフライトの代わりに高速列車タリスを利用してもらう。エア・アラスカは航空機内での水ボトル販売をやめ乗客に自分の飲み物を持参するよう呼びかけている。バージン・アトランティック航空は、「世界で一番エコなポーチ」を配布。ルフトハンザ航空は環境保護費(フットプリント)を乗客から徴収し、バイオガソリンでの飛行をバーチャルで楽しんでもらうという試みを行っている。

消費者に環境保護意識が高まるにつれて、CO2をばらまく航空会社は「グリーンのイメージ」を示そうと躍起になっている。ライアンエアーは「ヨーロッパで一番排気量が少ない航空会社」という広告を出した。乗客ひとりあたりの航空距離に対するCO2排出量で測ると、ライアンエアーは1kmあたり66グラムと他の航空会社に比較して25%少ないと主張している。しかしながらライアンエアーは欧州の航空会社の排気量トップ10に数えられている。昨年のCO2排気量は990万トンで2017年の920万トンそして2016年の840万トンを大幅に上回っている。欧州委員会によれば、ライアンエアーは二酸化炭素排気量に関しては最悪の会社だとし、同社の自主広告を否定している。

さてオランダのKLMだが、来年の3月から1日5便あるアムステルダム・ブリュッセル間の便を4本に減らすと発表した。KLMの乗客用に高速列車タリスの席を確保するという。これによって年間55000人の乗客が列車に移るという試算だ。現在アムステルダム・ブリュッセル間は年間28万人がKLMを利用しているが、将来的にはこれをすべて廃止したいという。

KLMの決定は決して悪いものではないが、批判もある。子会社のエアー・アントワープ航空が先週からアントワープ・ロンドン間を1日3便運航することを決定。ブリュッセル・ロンドン間はユーロスターという速くて便利な列車が運航しているのに、なぜ飛行機なのかという批判だ。さらにルフトハンザのバイオガソリン飛行は、あくまでもバーチャルで、実際には通常の燃料で飛んでいる。


チーズの外皮は食べる?食べない?
白カビのついたようなカマンベールの外皮は食べるのか食べないのか?エダムチーズはどうなのか?こういう疑問は日本人だけでなくオランダ人も投げかけているようだ。ネットニュースのNU.nlが調査を行い疑問に答えている。

チーズはミルクに乳酸菌や酵素を加えて作る。タンパク質が固まってカードが生成され、これがチーズの基本となる。これに塩を加えるなどして熟成させたのがチーズ。オランダのチーズは、その後カビやバクテリアの侵入を防ぐためにポリ酢酸ビニル素材で周りを囲う。実際に食べても健康に問題はないというが、あくまでもパッケージのような役割をしているものなので食べないほうがいいらしい。

これに対しブリー、カマンベールなどの白い外皮がついているソフトチーズは、外皮は食べることができる。これらのチーズの外皮は熟成の経過で自然にできたものなので問題ないと専門家。ただし、パッケージから出して時間が経過すると外皮が厚くなったり、臭いが強くなるため、これを敬遠する人もいる。カマンベールのような白い外皮だけでなく、マンステールのようなオレンジ色の皮も同様だ。モルビエなどもこれに属する。

これに対し、コンテ、ボーフォール、エメンタール、パルメジャーノといったチーズの外皮は、健康には害がないものの硬すぎるしおいしくないので食べないほうがいい。と専門家。このほかロックフォールやチェダーと行った外皮がついていないチーズもいくつかある。最近ではオランダのチーズも外皮なしで売られているのも見かける。


オランダ、これまで税金を払っていなかった多国籍企業、2021年から課税対象に
シェル、フィリップス、アクゾノーベルといったオランダの多国籍企業は、オランダ国内でほとんどあるいは全く税金を払っていない。国内の企業や個人が課税される中、これらの巨大多国籍企業が複雑な経路で税金逃れをしている。これは既成事実であったがこれまで政府は全く手を付けていなかった。

緑の党(GroenLinks)が昨年「シェルは全く税金を払っていない」と指摘したのをきっかけに、政府が法の改定に乗り出すことになった。石油メジャーのシェルは2017年度13億ユーロの利益を上げていたが海外での損失を相殺するというトリックを使い、所得税はゼロだった。

政府は多国籍企業の税逃れにメスを入れることを決定した。緑の党は「パン屋が税金を払っているのに多国籍企業は税金を払わないというのは不公平にもほどがある。しかし今回の政府決定で多国籍企業の税回避も終焉することになった。」と法定化を歓迎した。現在、海外子会社の損失は永久に利益から差し引くことができるが、新法律ではこれに期限をつける。欧州内の子会社の損失は3年まで、そして欧州外での損失は計上できないことになる。

新法律は9月17日の政府予算発表日「王子の日」に発表される。多国籍企業から将来徴収する税金は、個人の所得税負担の軽減に回されることになるという。


オランダ、あまり知られていない高給が得られる仕事は?
企業の社長や医者、弁護士、パイロットいうのはオランダでも高給取りとして知られているが、このほか、あまり知られていないが平均より高い給料が得られるという仕事をオランダ経済専門テレビ局RTLZが紹介している。

1.潜水しゴルフボールを拾う仕事。年収48,000ユーロ

ゴルフ場の池や川に落ちた「レークボール」を拾うという仕事。潜水資格があれば誰でも応募できる。たいていの潜水士は月に4000ユーロは稼いでいると、ゴルフボール会社の「フロリダ・レークボールズ」。この会社はオランダ国内だけでなくベルギー、フランス、ドイツでレークボールを拾って、レークボールとして販売している。1年に拾うボールは150万個だという。

2.潜水艦の調理師

これも潜水に関係しているが、こちらはオランダ軍の潜水艦のコックさん。料理ができて閉所恐怖症でなければ他の技術はいらないという。最低賃金が年間42000ユーロ。

3.犯罪現場清掃

強盗や殺人などの事件現場で清掃を行う仕事で、頑強な胃が必要だ。血液や危険な化学物質にさらされることが多いので、必ずしも安全な職ではない。ただし報酬は高く、チームで1日1500−3500ユーロが稼げるという。清掃会社が請け負っている仕事だが、専用の社員になれば平均年収は51,000ユーロ。

4.良心的ハッカー

通常のハッカーは、システムやウェブサイトに入り込みデータを盗み出し詐欺などを働く者だが、この良心的ハッカーはハッカーの知識や技術を使い、企業や政府機関のデータを守る。収入は年間41,000から80,000ユーロ。正式なハッカーの教育を受け、ハッカーとしての経験が長く技術が高い「元ハッカー」にはこれ以上の報酬が約束されているという。

5.ドローンパイロット

ドローンパイロットの資格と機材をもっていれば、1日1000から1500ユーロ稼げる。映画、ビデオクリップ、広告などでドローン撮影の需要は高い。さらに3D建築などの撮影にもドローンは使われている。平均年収は87,500ユーロ。


ナルク・オランダ東部 発足式&ナルク説明会
すでに秋の気配も深まってきた今日この頃ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか?

この度、時間預託制度を使用して活動を始めたボランティア団体「ナルク・オランダ(NALC-Holland)」が発足して3年たちまして、東部支部を立ち上げる運びとなりました。ここに謹んでご案内を申し上げます。

日時:9月22日(日)14時より~~
「ナルク・オランダ東部 発足式&ナルク説明会」@Arnhemを開催します。
場所:Rozet: www.rozet.nl

◎会場は、Arnhem駅から徒歩5分。お車の場合は、近くに駐車場もございます。

◎お申し込み先:ナルクHolland事務局 まで

E-mail: info@nalcholland.nl / nalcholland@gmail.com

Tel:020-6425379 / M:06-22960358


◎前半は、「ナルクについて」&「時間預託制度:Time Banking」について説明会、後半は「体験者のお話」+「質疑&応答:Q&A」です。
◎準備の都合上、9月15日までにお申し込みください!

終了後に、場所を変えて「親睦会」を兼ねた食事会も予定されております。ご参加お申し込みの際、その旨も併せてお知らせくださいませ。


☆ナルク(Nippon Active Life Club)=www.nalc.jp(ご参考までに資料)
☆ナルク・オランダ(NALC -Holland)は、日本のナルクと提携して「時間預託制度」を使用して活動を始めたボランティア団体です。
「できる人が、できる時に、できる事を、できる場所で」が
ボランティアの基本です。
◎1時間ボランティアした分を1ポイントと換算し、そのポイントを貯めておき、日本の家族のヘルプとかご自分や家族の将来のために使える仕組みです。

お忙しいとは存じますが、お誘いあわせの上、是非お越しくださいませ。


アムステルダムのホテル新設禁止は観光客増加ストップに功を奏さず
観光客の増加による汚染や騒音そして混雑に悩むアムステルダム市は、2017年からホテルの新規開設を禁止している。
昨日ホテルコンサルタント企業ホーワースHTLとABNアムロ銀行が発表した統計によると、「今年前半の客室占有率は昨年同時期よりも1%減っている。」という。市はホテル新設禁止のほか、観光税を値上げしたりマーケティング活動を中止するなど観光客削減を図っている。

しかしホテルの宿泊客は若干減ったものの、実際には観光客数は増加している。ホーワースHTLによれば、今後10年間は毎年5%の割合で増加が見込まれている。観光客はエアビーアンドビーやアムステルダム近郊に宿泊するからだ。
さらにホテル客室が足りないことで宿泊料金は昨年より10%も上がり平均152ユーロとなり、ロンドンとパリに次ぐ高価格である。ホテル新設禁止は宿泊料金を上げるだけの結果となった。

アムステルダム市内のホテル増設禁止により、近隣のアムステルフェーン、ハーレマーメール、スキポールそしてホーフトドルプなどにホテルが急増した。アムステルフェーンではホテル客室は3年で6倍に増えた。スキポールそしてホーフトドルプには2200室が増設されている。

ホテル業界は観光客増加で売上を上げているものの人手不足にあえいでいる。これはホテルだけでなく飲食業全体の問題だ。比較的重労働のこれらの業界で働くよりも楽な仕事に移る人が多い。アムステルダム市内の飲食店では外国人従業員が多いのはこのためだ。


オランダ人、現状への満足度は高いが、将来に不安も
社会文化計画局(SCP)の調査によれば、オランダ人のほとんどが現在の生活に満足しているという結果が出た。調査は2年に1回行われるが、今回は金融危機をはさんだ2008年から2018年の10年間について聞き取り調査をしたもの。オランダの政策は「すべての人が生活の質が向上していると感じなければならない。」というものだが、実際にはどうなのだろうか。オランダはこの10年で金融危機、債務危機、そして難民の流入という問題に直面したが、政府はどのような画策を取り結果はどうだったのだろうか。生活保護などの社会保障費を出す代わりに職業訓練に力を入れたり、医療介護の分散化などに力を注いできた。これにより生活保護受給者は減り、介護施設の入居者は減ったが、実際にこの結果に満足している人は多くない。

金融危機以来4年間購買力は低下の一途をたどったが、2013年に回復を見せ2013年から2017年の購買力成長率は8%に上った。2013年には貧困率が今世紀最高に達していた。経済は回復したものの、所得格差は広がった。そして2019年の今、多くの人が環境政策や消費税の上昇による出費の拡大を懸念し、給与や年金の不確実性から将来の家計に不安を抱えていることが判明した。

オランダも多分にもれず高齢化が進んでいる。75歳以上で高齢者施設に住む人はこれまでの10.1%から7.8%へと減少した。これに対し18歳になっても家に残るという青少年が7.6%へと増加。ただしオランダは出産と移民により人口は増加している。

犯罪件数は2000年以来減少を続けている。SCPは犯罪が減ったというより届け出を出す人が減っただけなのではと見ている。ただしサイバー犯罪は増加している。


知名度は低くても時価総額が高いオランダのベンチャー企業12社
ユニコーン企業と呼ばれる評価額10億ドル以上のハイテクベンチャー企業がオランダには12社もある。欧州で4番目に多い。イギリスに74社、ドイツに30社そしてフランスに12社ある。BookingやTomTomは知名度が高いが、他はあまり耳にしないが時価総額が高く将来性がある企業だ。以下がその12社。

■インターアクション(Interxion):1998年に設立されたインターネットのインフラであるデータセンターを運営する企業。昨年米国で上場。時価総額は60億ドル。欧州全土で50箇所にデータセンターを展開する。

■アディエン(Adyen): オンライン決済システムを提供する企業で、UberやSpotifyがクライエントである。2018年に上場し時価総額は200億ユーロ。

■クルーセル(Crucell):ライデンを拠点とするマラリアやエボラなどを防ぐワクチンを生産するバイオテック企業。2014年に設立された。

■グローバル・コレクト(GlobalCollect) オンライン取引でのクレジットカード支払いを専門とする企業。発足当時は運輸会社TNTの一部であった。

■フロー・トレーダーズ(Flow Traders):株の高速取引を可能にするソフトウェアを開発した企業。2004年に設立されr2015年には上場したが、現在時価総額10−20億ユーロ。

■テイクアウェイ(Takeaway):1999年に21歳の学生が始めた会社。そして20年後の現在、欧州最大の食事宅配企業に成長した。時価総額50億ユーロ。英国のJust Eat社と合併予定。

■クールブルー(CoolBlue):オランダとベルギーで家電をオンライン販売する企業。昨年の売上は17億ユーロ。

■アサータ・ファーマ(Acerta Pharma):2012年にオスで設立されたバイオテック企業。がん治療薬を研究開発している。2015年にユニコーン企業に選ばれた。2015年には英国・スエーデン企業アストラ・ゼネカが40億ユーロを出資している。

■エラスティック(Elastic):検索エンジン用の技術を提供する企業。Bo.comやUber,そしてTinderなどが利用している。昨年10月に上場し、現在市場価値は17億ユーロである。

■ジット・ラブ(GitLab):プログラマーが遠隔操作で共同でプログラム開発ができるソフトウェアを提供する企業。設立して5年だがオフィスがないという。世界にちらばる700人の従業員はすべて遠隔で働いている。昨年の時価総額は11億ユーロ。

■トムトム(TomTom):オランダ最古のテックスタートアップ企業に入る。カーナビの名称となったが、現在はGoogleとの競合で後退気味。

■ブッキング(Booking.com):オランダ最大のテック企業。従業員は5000人近い。1996年に旅行サイトとして立ち上げたが、現在では2900万の宿泊施設が登録され、10億ユーロの利益をあげている。


カメラジャパン 日本映画フェスティバル
日本の映画上映を中心に日本の文化を紹介するフェスティバル「カメラ・ジャパン」が、9月末から10月初めにかけて開催される。2006年から毎年開催されているこのフェスティバル、映画のほかにも、音楽、ダンス、アート、ファッション、建築、フードなどが紹介される。会場はロッテルダムとアムステルダム。

ロッテルダム 9月25日から29日
アムステルダム 10月3日から6日



スキャンもレジもなし、買い物したらそのまま外に出られる店
オランダ大手スーパーのアルバート・ハイン(AH)では、レジなしミニ店舗「Grab and Go」をザーンダムに開店した。自分で購入した品物をスキャンしてカードで支払うという店舗はAHだけでなくオランダでもイケアなど数々あるが、全くレジなしの店というのはここが初めて。

「家にいて冷蔵庫からものを取り出す感覚。」とAHはウェブサイトで新システムを紹介している。顧客はまず入り口で銀行カードやアップルウォッチなどをスキャンする。そして中に入ったら好きなものをかごに入れ、そのまま出口で買ったものが表示されるモニターをチェックし、金額などがあっていればそのまま外に出るという仕組みだ。AHがレジなしショップを開店したのは、実は今回が初めてではない。昨年も同様な形式の店をオープンしたが、そこでは特別な支払い用カードが必要だった。今回の店では自分の銀行カードや支払い機能つき携帯があればOKという革新的なものだ。

店舗内の各所に設置されたカメラで顧客が何を取り出しているかが撮影され、これがレジとして機能するという仕組み。この試験店がうまくいけば、オフィス街や新住宅地などでミニショップが必要な場所に同様な店を開くと、AHは意欲を見せている。


面接も試験もなくすぐに働ける会社
「面接も性格テストも推薦状も不要。」申請すればすぐに仕事がもらえるというオランダ企業がある。いったいどういう方式で雇用しているのだろうか?

年齢や性別そして経験や学歴などを全く問わないという会社。そのひとつウェブショップ「MamaLoes」では、応募してきた人を早いもの順に採用している。今回は112人が応募したが最初の8人を採ったという。採用された女性のひとりは、48歳で2年間の休職期間があり他の企業での就職は難しかったと語っている。

履歴書なし面接なしで人材採用という考えは米国ニューヨークで始まったもの。仕事から遠ざかっていた人のためにブラウニー工場が作られ、そこで働いた経験で次の職を得ていくというもので、すでに3500人がこのブラウニー工場で働いた。ここで作られるブラウニーはベン&ジェリーのアイスクリームに使われている。

このほか、オランダでは靴メーカーであるECCOでも同様な採用方法を開始した。人手不足で人員確保が難しい現在、より層を広げるためこの方法をとっているという。これまで東欧からの労働者を採用していたが、オランダ人のなかにも求職者は多いことを知り今回の採用法に踏み切った。経験がなくても経験を積めばいいというのがその雇用理念だ。

アイントホーフェンにあるスタートファンデーション(StartFoundagtion)は、アメリカのアイディアをオランダでも始めることにした。最初に始めたのが上記MamaLoesそしてチェーン・ロジスティックスである。そして本日からECCOとKleywegenそしてKoekfabriekが採用開始した。これら5社は政府などからの助成金は受けていない。あくまでもこれまで就労のチャンスが無かった人に働いてもらい、職歴をつけて将来の踏み石になってもらうのが目的だという。もちろんそのまま会社に残ってもいいし他に転職するのも自由。

オランダは人手不足にあえいでいるのだが、その一方で110万人の人が仕事を見つけられないでいる。この「オープン雇用」方式で多くの人が仕事を見つけられる可能性は高い。



安楽死クリニックでの申請数増える
オランダの安楽死を受け入れる「自分の意思で人生を終焉するためのクリニック(Levenseindekliniek)」への安楽死申請が2018年と比較し15%増えている。オランダ全土での安楽死数は毎年変わらないのだが、このクリニックでの申請数が増えているのはどんな理由があるのだろうか。同クリニックによれば、安楽死に対する司法措置が厳しくなったのが背景にあるという。

患者から安楽死を依頼される医師が罪を恐れ、このクリニックに患者を送る数が増えている。今日から「安楽死の専門センター(Expertisecentrum Euthanasie)」という名称に変更される同クリニックは、2012年に医師に自分の安楽死希望を受け入れてもらえないという患者の受入機関として設立された。このクリニックでは設立以来毎月210件ほどの申請があり、この数は常時一定していた。しかし今年に入り申請数は増え続けの7月には308件とこれまでの最高数を記録した。

先日ポートフォリオでも記したが、2017年の初めに74歳の重度アルツハイマーの女性に対し安楽死を実施した医師が「殺人」として有罪となった。この事件以来、医師が安楽死を実施するのを躊躇うようになったのも、同クリニックでの安楽死依頼増加の理由のひとつだと見られている。

同クリニックのサイトによれば、オランダでは毎日400人が亡くなっているが、このうち半数は医師の手による「死を早める」措置によるものだという。耐えられない痛みに対し許容範囲以上の鎮痛剤を与えるなどもこの措置に入る。ただしこれは「安楽死実施」とは見なされていない。


オランダ、駅中のコーヒーはどこが美味しい?
オランダ人のコーヒー好きは有名である。朝起きて一杯、会社に着いて一杯、昼食後一杯、3時に一杯、そして夕食後一杯、というのは普通で、それ以外の時間でも空きあらばコーヒーという人が多い。通勤の途中で駅でコーヒーを飲む人も多く、オランダ鉄道NSによれば年間3000万杯が売れているという。駅の滞在時間平均は7分。この間にコーヒーを飲んで温まるかリラックスする。さて、駅で売られるコーヒーの質もここ10年でずいぶんと上がったという。オランダの全国紙NRCがユトレヒト駅にあるチェーン店でコーヒー・テースティングのチャンピオンであるローズ・ファン・アステンさんとチェックした。チェックしたのは普通のコーヒー(フィルターコーヒー)とエスプレッソ、そしてカプチーノである。調べた店は、Starbucks、Broadzaak、AH to Go、HEMA, Burger King、Kiosk, Julia’sという大きな駅にあるファーストフード店。

テストの結果、エスプレッソではイタリアンのファーストフード店「Julia's」のものがなんとか及第点となった。ローズさんによれば「どこのエスプレッソも素晴らしいというレベルではないが、Juliaは一番悪くない。」という。続いてBroodzaakとStarbucksが挙げられた。JuliaではIllyのコーヒーを使用している。
フィルターコーヒー(普通のコーヒー)では、KioskとBroodzaakのものが一番美味しいというテスト結果が出た。
そしてカプチーノでも、Julia'sが一番に選ばれた。KioskとAH TO GOがこれに続く。
オランダの駅店のフィルターコーヒーは、アラビカ豆を中心にしたブレンド。ブレンドすることで味の質を一定にしているという。一昔前にはインスタントコーヒーも売られていたというが、最近では駅で買うコーヒーの質もだいぶ上がっていると、ローズさん。


2年前にオランダに上陸したデパート「ハドソンズ・ベイ」撤退に
経済紙FDは、2年前にオランダに上陸しデパートチェーンを展開した「ハドソンズベイ」が閉店すると報じている。詳細については関係者との話し合いがまだついていないため公表されていない。

FD紙はカナダの親会社であるハドソンズ・ベイ・カンパニー(HBC)の書簡をもとに記事を発表している。書簡には「HBCの株主はオランダの支店の財政状況が悪化をたどっているため2019年末で閉店を決めた。」と記されているという。

労組CNVはこの記事が発表される数日前にハドソンズベイのオランダ撤退を知らされており、約1400名の従業員の解雇が言い渡されている。

今年の6月に親会社のハドソンズ・ベイ・カンパニーは欧州における店舗を売却すると発表している。ドイツとベルギーの店舗はすでにオーストリアの投資会社シグナに売却された。シグナはオランダの拠点でも資本参加をしていたが、オランダの店舗を引き受ける気はないとし、現在では100%カナダの親会社の持ち分となっている。

現在オランダの各店舗で70%セールを展開しているが、閑古鳥が鳴いている。ブランド店を店内に入れるいわゆる「ショップインショップ」という形態をとるものの消費者にアピールするようなブランドが入っていないこと、高級店と廉価店のどちらかに集中というトレンドの中でどっちつかずの市場戦略をとっていたことなどが敗因と思われる。


アムステルダム・ダンス・イベント(ADE)10月16−18日
オランダはダンスミュージックの本場。ティエスト、ハードウェル、ファン・ビューレンなど世界一のDJ大国である。10月16日日から1週間にわたり開催されるアムステルダム・ダンス・イベント(ADE)には世界中からファンや業界関係者が押し寄せている。各国から集まったDJはアムステルダム内の160ヶ所でイベントを行う。クラブはもちろんのこと、水泳プールやニューマルクト広場、そして国立美術館の下にあるトンネルなど、あらゆる場所で行われる。

2017年には2500名のアーティストと550名のスピーカーが参加した。ADEはもともと1996年にエレクトロニック・ミュージックでDJと業界のネットワークづくりのために始まったもの。これが急激に拡大し、世界最大のエレクトロニック・ミュージック・フェスティバルに発展した。5年前の参加者数は20万人だったが、昨年にはは37万5千人と約倍増している。

ダンス・ミュージックはオランダの輸出産業の重要な地位を占めている。ING銀行の調査では世界各国でオランダのDJが行うイベントは2010年から2014年にかけて4倍に増加している。海外でのイベントによる収益は昨年は1億3000万ユーロを超えた。