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オランダはタックスヘイブンへの中継地
オランダは税回避地(タックスヘイブン)と呼ばれる国への金融中継国である。中央計画局(CPB)の調査によれば、最終的にタックスヘイブンへ到着する4兆2000万ユーロという金額が中継地オランダに流入している。これはなんとオランダのGDPの6倍という数字だ。大企業は配当金、利子、ロイヤリティで最も有利な国を探しているが、ほとんどがオランダを中継地点として選んでいる。資金はオランダ経由でアイルランドに行き、そしてバミューダなどの税回避国へと流れるというパターンが多い。

オランダが多国籍企業に選ばれる理由には、ロイヤリティに対し源泉徴収税が課税されないことがある。批判を受け政府は2021年からこの制度を変更することに合意している。しかしながらCPBはこの合意だけではオランダが中継地点となることを避けられない非難。政府の合意案では、源泉徴収を課すのは、ルクセンブルグ、アイルランドそしてスイスへの支払いのみ。CPBはこれでは不十分だとし、最終受け取り国での課税を考慮に入れるべきだとしている。

もし課税を強化しなければ国際的なオランダの評判は悪化する一方とCPB。多国籍企業の税回避を効果的に防止するためには根本的な変革が必要であるとCPBは結論付けている。

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オランダ、世界でも最悪のタックスヘイブン(租税回避地)と援助団体が指摘
貧困と不正を根絶させるための支援活動を行う団体オックスファムは、オランダ、ルクセンブルグそしてアイルランドは世界でも最悪なタックスヘイブン(租税回避地)であると指摘した。

同団体が作成したリストによれば、タックスヘイブン国1位がバミューダ、続いてケイマン・アイランド、そして3位にオランダが挙がっている。このあとに続くのがスイス、シンガポール、アイルランド、ルクセンブルグ、キュラソー、香港、キプロス、バハマ。リストの基準は各国の税制でとくに法人税。上記の国には法人税がゼロ%という国もある。オランダ、ルクセンブルグそしてアイルランドは多国籍企業との間の特別税取引が、倫理的でないとオックスファムは非難している。この税取引はすでに欧州委員会からも指摘されている。多国籍企業からの税率を限りなくゼロに近づけるかわりに、収支を消費税などの間接税で補うのは、国民に対する裏切り行為だと同団体。

アイルランドは2014年に法人税0.0005%で米アップル社を誘致したが、欧州委員会は130億ユーロを同社から回収するよう命じている。オランダは米スターバックスとの「違法」税取引が問題となっている。

「ABNアムロ銀行、顧客の租税回避に便宜をはかる」 パナマ文書
オランダの大手金融機関ABNアムロ銀行は、顧客が資産をタックスヘイブンに隠すのを積極的に援助していると、経済紙フィナンシエル・ダハブラット紙(FD)とトラウ紙が発表した。これは先週パナマの法律事務所モサック・フォンセカから漏洩した「パナマ文書(パナマペーパー)」に基づいたもので、同文書には21万4000社以上の「オフショア」企業がリストされており、その中には多くのオランダに関係する企業が含まれているという。

ABNアムロ銀行は2008年に上場廃止されて以来国有化されていたが、2015年に再び上場した大手金融機関である。FD紙によれば、同銀行は6社以上の子会社を運営しているが、株主にはABNアムロの名前はなく全く別の株主名で登記されている。たとえば英領チャネル諸島に会社登記しているマーテロ社は、マーテロの税務事務所が英領バージン諸島にある25社の名目上の株主となっており、オランダの税当局は実際の株主を追跡できない仕組みになっている。ABNアムロ銀行は、同じようなスキームで資産隠蔽を可能にする子会社をチャネル諸島とアジアに、最低でもあと5社持っているという。

オランダ中央銀行によれば、銀行が租税回避国(タックスヘイブン)の法律に準拠し、システムの悪用をしないかぎり、架空の株主名で会社を所有することは違法ではないとコメントしている。しかしながらオランダのダイセルブルーム財務大臣は、企業の透明性を高めるため25%以上の株式を所有する株主を中央管理するシステムを提案している。

オランダにはグーグルやスターバックスなど多くの多国籍企業が租税回避の目的で持株会社を設置している。法的には合法であるが、今回のパナマ文書事件を受け、この仕組を見直すよう野党や国民からの声があがっている。

「パナマ文書」租税回避取引にプーチン大統領やメッシ選手など巨額取引横行、この影にオランダが?
3日日曜日世界各国のメディアは、租税回避オフショア取引に関する「パナマ文書」と言われる報告書について報道した。この文書は国際調査報道ジャーナリスト連合が入手し、世界のタックスヘイブン(租税回避地)を使い脱税あるいは巨額融資を受けている政治家、犯罪者、そして著名人を名指しで発表している。

調査では、ロシアのプーチン大統領周辺の人物らがタックスヘイブンの企業を使って巨額融資を受けるなど、総額約二十億ドル(約二千二百億円)の金融取引をしていたことを露呈している。さらにアイスランドのグンロイグソン首相やサッカー界スターのメッシ選手、香港の俳優ジャッキー・チェンら各国の指導者や著名人が、税率がゼロか極めて低い租税回避地を利用している実態も浮上。日本の警備大手セコムの創業者らの租税回避地での法人設立も露呈した。この調査には世界中の400人以上のジャーナリスト、100以上のメディアが協力しており1100万に及ぶ書類が制作された。調査団には日本からも朝日新聞と共同通信が参加している。

さて、租税回避取引にはオランダも少なからず絡んでいる。オランダには実態のないペーパーカンパニーが多く存在し、「架空の契約」を元に支払いが行われている。税務専門家によれば、オランダは「資金流出入の悪用に貢献」しており「外国企業はオランダ法人を設立することで自国の税を逃れている。」と指摘している。

オランダの緑の党のスポークスマンはこのパナマ文書で発覚した巨額の脱税につき、緊急に国会で検討することを提案したと発表。「オランダではペーパーカンパニーは合法で、所有者については公開されない。しかし今回「パナマ文書」で世界における脱税およびマネーロンダリングが発覚した今、所有者の公開は必須である。」とコメントしている。オランダ税当局も調査を開始しているという。
今回のパナマ文書には触れられていないが、オランダにはグーグルやスターバックスという多国籍企業が租税回避の手段のひとつとして、会社を設立している。

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