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中国でのプラスチックゴミの輸入禁止が、オランダでビジネスに
少し前まで使用済みのプラスチックは中国に輸出されリサイクルされていた。しかし1年前の2018年1月から中国はプラスチックを含む24種のゴミの輸入を禁止した。1992年には全世界のプラスチックゴミの45.1%である1億600万トンが中国に売られていたが、もう世界のゴミ捨て場になるのは止めたと宣言したのである。

これによって利を得たのがオランダである。フレーフォランド州にあるリサイクル企業ファン・ウェルフェンは中国のプラスチックごみ禁止以来利益を上げており、今年始めには欧州で5か所目の工場をスエーデンにオープンした。この会社は庭の椅子などのような硬いプラスチックを細かい粒状にしリサイクルする。
「13年前にこのビジネスを始めたときには、いったいリサイクルで何が作れるのかが問題だったが、最近ではどうやったら古いプラスチックを入手できるのかに頭を抱えていた。ところが中国の禁止令のおかげで大量にプラスチックが手に入るようになった。」と手放しで中国の禁止令を歓迎している。当時は中国企業が競合だったが、これがなくなったことで売上は急上昇している。

これまでプラスチックごみが中国への輸出物だったが、今ではゴミを加工してできたプラスチックを中国へ輸出している。フォーレンダムにあるクラス・リサイクリング社によれば、世界中でリサイクル加工されたプラスチックの50%が中国へ向かうという。ただ、最近では中国でのプラスチック需要が大幅に減ったため、価格が下がり、これがトルコ、ベトナム、マレーシア、インドネシアなどへ輸出されている。


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海のプラスチックごみ回収プロジェクト開始、オランダの青年の構想が実現
5年の歳月と273個の模型作成を経て、8日やっとこの「オーシャン・クリーンアップ」プロジェクトがサンフランシスコで開始した。オランダ人青年ボイヤン・スラット氏(24)が開発した世界初の海のプラスチックごみを回収する清掃システムだ。プラスチックごみを回収する巨大な浮遊装置がこの日「太平洋ごみベルト」に向け、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを出港した。装置は長さ600メートル、深さ3メートルのU字フェンス型。動力源はなく、波や風そして海流を利用して海面を浮遊しながら、ごみを回収する。

浮遊装置はこれから太平洋ごみベルトを1800キロに渡って移動する。ハワイとカルフォルニアを結ぶフランス国土の3倍の面積といわれるプラスチック・スープを回収する。回収されたプラスチックごみはリサイクルされる。約2000万ユーロ(25億6000万円)の費用は寄付や企業の協賛金でまかなった。

ボイヤン・スラットはスラットはギリシアの海でダイビング中に、魚の数よりプラスチックバッグが多いことにショックを受けた。高校在学中にプラスチックによる海洋汚染、そしてこれを清掃・回収するための経済的、ロジスティック、技術的な方法を6ヶ月かけて研究した。2012年、スラットが17歳のときにTEDのローカル版TEDxDelftでこの海流を利用してごみを回収するシステム計画を発表、大きな反響があった。 その後デルフト工科大学で宇宙工学を学んだが中退し、このオーシャン・クリーンアッププロジェクトに注力している。

EU、使い捨てプラスチック製品の使用禁止検討
海洋のプラスチック汚染は深刻だ。現在海中や沿岸に浮遊するゴミの85%がプラスチックである。このうち半分が使い捨てのプラスチック製品。
この海洋汚染を深刻にとらえ欧州委員会は今年1月16日、プラスチックごみに対処するための新たな政策大綱を発表した。2030年までに全てのプラスチックごみをリサイクルする状態を目指す。これに先立ち、委員会はプラスチック製の綿棒、不織布、コップやボトルの使用禁止を検討している。5月23日には欧州委員会がこの禁止について詳細を発表する予定だ。このほかにもストローや弁当用のプラスチックケースも禁止製品に入っている可能性がある。

現在欧州で使われているプラスチック製品の半分は使い捨てだ。EUでは使い捨てプラスチック製品を禁止を検討する一方で、代替製品の開発や使い捨てずに何度か使用できる製品の普及を計画している。アメリカ綿棒の棒は紙でできているため焼却できるが、これも取り入れたい意向だ。プラスチックボトルに関しては90%のリサイクルを目指すという。

手を拭いたりやメイクアップを落とすためのウェットティッシュもEUの禁止リストに載っている。イギリスの排水パイプが詰まる原因の93%がこのウェットティッシュだという。ウェットティッシュには溶解不能なプラスチック成分が含まれている。英国BBCによれば、プラスチック成分の含まれていないウェットティッシュを開発するか、使用禁止のどちらかを選ばざるえないという。23日には条例の詳細が発表される予定。


オランダ:海洋を浮遊するプラスチックボトルを減らす方策に業界合意
海洋プラスチックゴミと呼ばれる海洋に浮遊するプラスチックが問題となっている。海に捨てられたプラスチックごみは,小さなマイクロプラスチックとなって,海洋の小さな生物に食べられ,海の食物連鎖に取り込まれる。やがて私たちの食卓にあがってくる。おまけにマイクロプラスチックには,発がん性や生殖異常を引き起こす人体に有害な化学物質が含まれている。プラスチックごみの多くがプラスチックボトルによるもので、毎年5000万から1億個のプラスチックボトルが海洋に浮遊している。

オランダ政府は業界とこのプラスチックごみを減らす合意に達した。これまで大きなボトルは販売価格にボトル代が含まれており、返却するとこの代金が戻るというシステムを実施してきた。ただ小さいボトルにはこのボトル代システム(Statiegeld)は適用されておらず、そのままゴミとして廃棄処分されていた。今回の合意は包装業界が海洋プラスチックごみを70−90%減らさない限り、2021年から小さなボトルにもボトル代を含めるというもの。これまでスーパーマーケットやソフト飲料そして包装業界からの反対で計画が進まなかった。インフラと水担当副大臣のファン・フェルトホーフェン氏は革新的な合意だと述べている。

新システムでは小さなボトルに10−15セントのボトル代が加算されることになる。ただしボトルの質はリサイクル用にもっと高いものとなる。この合意に対し環境保護団体グリーンピースは、施行が2021年では遅すぎると批判的だ。またリサイクルネットワーク、プラスチック・スープ基金そして北海基金も、海洋プラスチック増加を3年間も何もせずに放置することを非難している。

「プラスチックごみの分別意味なし」オランダ経済企画局
「現在行われているプラスチックごみの分別は環境保全にほとんど寄与していない。」と水曜日に発表されたオランダ経済企画局(CPB)報告書は結論づけた。現在オランダ全土で分別収集されたプラスチックごみは、リサイクルが目的で加工され別の原料にされている。しかしこの原料の質が悪いためほぼ利用されず結局焼却処理となっている。分別されたプラスチックには金属や他の物質が混じっているため、リサイクルしても質の高いものが生産されない。「分別するならもっときちんとした方法で行うしかない。それにはコストがかかるが環境への負担は減る。」とCPBは報告書で述べている。

現在行われているプラスチックごみのリサイクルが二酸化炭素排出減少にどれだけ寄与しているかを調査したところ、オランダ全体の排出量の0.15%にも満たないことが発覚した。オランダでは紙類、植物性ゴミ、そしてその他のゴミ、プラスチックなど分別収集されているが、その他のゴミに混じっているプラスチックは14%もある。このうち90%が包装用だ。現在多くの飲料にデポジットシステム(びんの値段が購買価格に上乗せされ、空き瓶を戻すとこれが戻ってくるシステム)が適用されているが、これを包装などにもっと広範囲に適用させるべきだとCPB。


オランダの青年が発明した海洋プラスチックゴミ除去装置、まずは対馬海峡から
若いオランダ人ボイヤン・スラット(21)が発明した、海洋に浮かぶプラスチックゴミを清掃するという夢のような装置が、来年から実用化される。世界の海に50万トンあるいは数百万トンも浮かんでいるとされるプラスチックごみは、「プラスチックのスープ」とも呼ばれ、漁業や観光業に毎年、数千億円もの損害を与えている。プラスチックごみは海洋生命を奪い、海洋生物が摂取すると食物連鎖に入り込み、イルカや鯨をも巻き込む。

スラット氏は本日韓国のソウルにて、自分の会社である「オーシャン・クリーンアップ」が2016年には最初のプラスチック捕獲機を設置すると発表した。最初の捕獲装置は日本と韓国の間にある対馬列島の付近に設置される予定。対馬には約4万人の人が暮らしているが、ひとりあたり1立法メートルものゴミが海岸に打ち寄せられるという。この2キロメートルに及ぶ海洋ゴミ除去装置はプラスチックゴミが対馬に漂流してくる前に捕らえる。

スラット氏は2013年に19歳の若さで「オーシャン・クリーンアップ」を設立。海流の力を利用してプラスチックを集めるという画期的な方法を発明した。資金はクラウドファンディングを利用し、160カ国から13万8000人の人から約200万ドルを調達するのに成功した。スラット氏は高校生の時にこのシステムを思いつき、その後デルフト工科大学に進学した。昨年には国連の地球のチャンピオン賞という環境保全に尽力した人に与えられる賞を受賞している。

スラット氏の発明は、V字型の浮きアームを海洋に設置し、海流によって流されてきたゴミを捕獲するというもの。このゴミはタンカーで収拾されて最終的には裁断し再利用される。オーシャン・クリーンアップの計画はさらに拡大する。5年以内にカリフォルニアとハワイを結ぶ太平洋に100kmにわたる除去機を設置する計画。これが実行されれば、太平洋に浮かぶプラスチックゴミの半分は除去されるという。

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