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面接も試験もなくすぐに働ける会社
「面接も性格テストも推薦状も不要。」申請すればすぐに仕事がもらえるというオランダ企業がある。いったいどういう方式で雇用しているのだろうか?

年齢や性別そして経験や学歴などを全く問わないという会社。そのひとつウェブショップ「MamaLoes」では、応募してきた人を早いもの順に採用している。今回は112人が応募したが最初の8人を採ったという。採用された女性のひとりは、48歳で2年間の休職期間があり他の企業での就職は難しかったと語っている。

履歴書なし面接なしで人材採用という考えは米国ニューヨークで始まったもの。仕事から遠ざかっていた人のためにブラウニー工場が作られ、そこで働いた経験で次の職を得ていくというもので、すでに3500人がこのブラウニー工場で働いた。ここで作られるブラウニーはベン&ジェリーのアイスクリームに使われている。

このほか、オランダでは靴メーカーであるECCOでも同様な採用方法を開始した。人手不足で人員確保が難しい現在、より層を広げるためこの方法をとっているという。これまで東欧からの労働者を採用していたが、オランダ人のなかにも求職者は多いことを知り今回の採用法に踏み切った。経験がなくても経験を積めばいいというのがその雇用理念だ。

アイントホーフェンにあるスタートファンデーション(StartFoundagtion)は、アメリカのアイディアをオランダでも始めることにした。最初に始めたのが上記MamaLoesそしてチェーン・ロジスティックスである。そして本日からECCOとKleywegenそしてKoekfabriekが採用開始した。これら5社は政府などからの助成金は受けていない。あくまでもこれまで就労のチャンスが無かった人に働いてもらい、職歴をつけて将来の踏み石になってもらうのが目的だという。もちろんそのまま会社に残ってもいいし他に転職するのも自由。

オランダは人手不足にあえいでいるのだが、その一方で110万人の人が仕事を見つけられないでいる。この「オープン雇用」方式で多くの人が仕事を見つけられる可能性は高い。



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履歴書や面接なしで就職、オランダでも始まる
履歴書送付や面接もなしで即仕事を開始、というシステムがオランダでも始まった。オープン雇用(Open Hiring)という米国で使われている方式がオランダにやってきた。最初にこのシステムを取り入れたのはウーデン市にあるベビー用品小売りチェーン「ママルース」である。今年3月にこの会社で働きたいという人たちがリストに名前を記入した。就職希望の人は例えば10kgを持ち上げられるとか、4時間立ち続けで仕事ができるなどといった特技を記入するだけで、学歴や職歴、年齢、性別などは書く必要がない。55歳の失業者であるコルネーさんは、これまで何度も履歴書を送り、面接を重ねてきたが、年齢でひっかかり就職ができなかった。ところが今回のオープン雇用ですぐに就職が決まり、コルネーさんも会社側も満足しているという。

オープン雇用システムは35年前に米国のバーニー・グラスマンが考案したもの。グラスマンは、グレイストン・ベーカリーを設立し、仕事をしたい人が名前を記入するだけという、就職にかかわる様々な壁を排除し、人材を確保することに成功した。履歴書と面接だけで選考すると、多くの良い人材を見捨てることになりかねない。本日もウーデン市ではチェイン・ロジスティックスが同じ方法で人材を集める。同市にある他の企業も同じ方法を試行する予定だ。

オランダの失業率は史上最低のレベルまで落ち、4月には30万人となった。しかしながら、性別や年齢や経験などを考慮しなければ「働ける」という潜在求職者は110万人ほどいると見られている。人手不足の今、このような雇用方法は雇用者も求職者の両方にプラスになる。ただし、当然ながらこのシステムがどんな職種や企業にも通じるというわけではない。

オランダでは会計学修士の就職率がトップに
オランダの労働市場で最も引き手数多なのが会計学の修士号保持者である。最も就職に困難な学問は考古学、そして文学と美術史や演劇学といった文化関連だそうだ。雇用保険局(UWV)が火曜日に発表した調査結果である。
会計学を学んだ学生はすぐに高収入の就職口が見つかる。このほか計量経済学、歯科学、数学や物理学などの卒業生に有利だという。

哲学、国際関係学、アート・文化を学んだ学生は卒業後10年たっても就職は難しい。ただし、国際法や欧州法や政治学専攻の学生も10年でかなり就職状況が改善してきている。オランダでは毎年3万9000人の学生が修士号を得ている。

オランダの学生の就職先、最も人気の企業は?
シェルやINGといった伝統的な企業は、オランダ人の大学生が就職したい企業リストでランクが下がっている。これに変わり台頭しているのが、なんと「テスラ」社だ。米国の先端自動車企業テスラは、アムステルダムに欧州本社を置き、ティルブルグに組み立て工場を設置している。テスラ社は、理系学生の人気トップに躍り出た。
スエーデンのコンサルティング会社ユニバーサムがオランダ人の大学生2万3千人を対象に調査した結果である。テスラ社の人気は創始者のイーロン・マスク氏とエコのイメージによるところが大きい。

これまで人気だった「アホールド(アルバートハイン)」、「ボルコム」、「トムトム」といった企業の人気は下がっている。さらに、「ラボバンク」、「ING」、「ABNアムロ」といった金融機関からも学生は離れつつある。

20代、30代の若者の企業選びに重要な点は、企業の目的、自由度、文化、雰囲気だという。この意味で、伝統的な多国籍企業ではありながら、環境を重視するポリシーを前面に押し出した「ユニリーバ」社は人気を保っている。ユニリーバ社は食品から洗剤、化粧品までを製造する英蘭企業である。
ちなみに、理系学生に人気なのは、「テスラ」、「グーグル」、「フィリップス」。経済経営系では、「ハイネケン」、「KLM」, 「グーグル」と、グーグルは理系・文系ともに人気が高い。

オランダ、就職に悲観的な人増加
オランダ中央統計局の調査によると、就職先を見つけることに対し悲観的な人は2008年の倍以上いることがわかった。失業中の人70,000人を対象にした調査の結果である。とくに55歳から65歳の年齢層の人に悲観的な人が多い。昨年度はこのグループの人の12.3%は就職先が見つかる可能性がないとし、求職活動を中止している。35歳から45歳の年齢層のグループではこの数字は5.3%だった。

就職をあきらめた人は女性では7.2%と高く男性の約2倍。統計上「就職活動を止めた」とみなされるのは、過去6ヶ月間仕事が見つかるチャンスがほとんどないと考え就職活動を行わなかった人である。

2013年度には約120万人が週に最低12時間以上の仕事を探していた。このうち約半数は失業者。失業者の定義は、過去4週間仕事を探しており、いつでも仕事が開始出来る状態の人である。このうち28万4000人はいつでも仕事が出来る状態だが過去4週間求職活動を行っていない。7万人は完全に就職活動を止めている。

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