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農家に続き、建設業者が政府の環境対策に反対しデモ。
政府の環境保護対象となっているのは、農家と建設業。先月には窒素発生源である酪農農家がトラクターで高速道路を走りストを行ったが、今日30日にはハーグのマリーフェルトに1000台のダンプカーに乗った建設業者が集まりデモを行っている。

午後13時には20台の砂を満載したダンプカーがハーグに到着。砂をマリーフェルトに積んで山をつくる計画だ。警察はこれを中止させようと、デモ隊をデモ地区に戻るよう呼びかけている。農家(酪農)のストの際も一般の人は厳しすぎる政府案に対し、農家に同情する人は多かったが、今回も同様だ。

不動産は値上がりし建設ブームだというのに、建設業界にとって2019年は苦難の年である。PFASに分類される化学物質が含まれる土壌での建設がすべて禁止されることになった。自然保護地区での建設計画は中止、堤防の補強工事も延期など公共工事はほとんど中止状態。この政府の行き過ぎた環境対策に対し、建設業界は不満を表明している。


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政府の気候変動対策に対する農家デモ、トラクターで高速道路を通行で大渋滞
水曜日朝、農家がトラクターでオランダ全土の高速道路を通行するというデモを行っている。とくにユトレヒト付近ではかなりの交通マヒが起きている。オランダ交通局は農家に対し道路を封鎖しないように呼びかけているが、混乱は防げず朝7時45分には全土で450kmの渋滞が起きている。とくに渋滞がひどいのが、高速道路A1, A2, そしてA27で、交通局は一般車に対し高速道路を避けるよう呼びかけている。さらに集合場所であるハーグに向かうA12も渋滞が予想されている。

農家はオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)の調査結果と政府の政策に反対しこのデモを繰り広げている。最初のデモ地点はユトレヒト近郊にあるこのRIVMである。RIVMは、窒素による環境破壊の原因の40%が農家によるものだと結論づけ、政府は自然保護地域から農家の撤去を政策に上げている。農家によれば、RIVMの調査結果が適切な調査方法を取られていず、数値が不正確だという。気候変動の原因を農家だけが負うのは不当であるというのが彼らの主張である。当初デモはハーグの国会議事堂から開始する予定だったが、許可が下りずにRIVMが集合場所として選ばれた。

農家防御軍(Farmers Defence Force)と名付けられたデモには、2000人から3000人の農家がハーグに結集すると見られている。トラクターでやってくるのはその一部で、他のデモ隊はバスや公共交通機関で集まるという。このデモは10月2日も行われている。

アムステルダムで環境活動家がデモ、道路を封鎖
気候変動活動家グループである「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」は、月曜日朝アムステルダムの国立美術館付近の道路スタットハウダースカーデを封鎖した。活動家たちはこの道路上に50個あまりのテントを張り、道の両側で歌い踊るとともに、ヨガを行ったりドラムバンドが演奏しているという。午前中には1000人以上が集まるとグループは発表している。「絶滅への反逆(エクティンクション・リベリオン)」は、人間の生産活動による地球温暖化 、生物の多様性の喪失 、そして人類の絶滅と生態システム全体の崩壊の危険に対する有効な政策の欠如に対して抗議し、温暖化に対する政治的な決断を促すために非暴力の直接行動を用いる社会・政治的な市民運動である。(Wikipedia) このグループは世界的に拡大しており、欧州ではロンドン、ベルリン、パリでもデモが行われている。

午前9時現在アムステルダム警察はこのデモ隊にまだ介入していないが、国立美術館付近を離れるよう呼びかけている。しかし活動家たちは座り込みを始め警察の要求に耳を貸さない模様だ。グループは、気候変動に関して政府が真実を語ることを要求している。「現在の気候変動は非常時にあるというのに、政府はこれを認めず十分な対策を施していない。」と抗議。さらに、CO2廃棄を5年後にはゼロにすべきだと主張している。今の政策ではこの目標は30年後に達成することになっていて、それでは遅すぎるというのがグループの主張だ。

政府の環境対策に反対する畜産業者のトラクターによるデモで、史上最悪の大渋滞
1日火曜日早朝から、国会のあるハーグに向かう道路がゆっくりと走るトラクターで埋まっている。農業従事者が午後から政府の環境対策に対するデモを行うためだ。その上、高速道路での事故や悪天候も重なり午前8時には合計1000kmの渋滞と史上最悪の大渋滞となっている。午後にはオランダ全土から約1万人の農業従事者が集まる予定だ。
農業従事者とくに畜産を営む農家は、今回公開された環境問題報告書に基づいた畜産業の制限を行うという政府の短絡的な対策に怒りを示している。排出窒素による環境汚染は畜産農家だけを攻撃の的にするべきでなく、他の業種でも制限を設けるべきだというのが主張だ。午後のデモには、農業・自然・食料省のスハウテン大臣や、民主66党の議員なども参加する予定だ。

午前8時現在渋滞がひどいのはユトレヒトとハーグを結ぶ高速道路A12で、交通サービスのANBWは道路利用者に対しA12を避けるよう呼びかけている。

窒素対策として政府はすでに高速道路の一部の制限速度を下げ、総工費140億ユーロに上る建設工事を中止している。国立環境衛生研究所は窒素汚染の40%は農業からと試算しており、農業が窒素発生の最大の根源であるというのが政府の見解である。ただオランダ大気に含まれる窒素の35%は国外から来るもので、畜産業者だけが減産を求められるのは不公平だというのが今回のデモの趣旨だ。40%のうち、養鶏業と養豚業からは10%のみという数字も出ている。一番の窒素排出は牛から来ており、牛の数を減らすことにより、かなりの効果が見られると政府は見ている。

オランダ地方選、極右のフォーラム・フォー・デモクラシー党(FvD)が大躍進、VVDと第一党に
昨日20に行われたオランダ地方選挙(上院選挙)で、これまで議席がなかったフォーラム・フォー・デモクラシー党(FvD)が大勝した。(93%開票時) FvDはルッテ首相の率いる自由民主党(VVD)党と同数の12議席を獲得している。野党の衰退は目立つものの、左派の緑の党(Groen Links)は、9議席とこれまでの4議席から大幅に躍進した。

ティエリー・ボーデットが率いる新党FvDゼロ議席から12議席へと、第一党としてVVDと肩を並べる形となった。ルッテ首相は、FvDを無視するわけにはいかなくなると会見で述べている。同じような政策を掲げていたウィルダース氏の率いる極右のPVV党は9議席から5議席へと縮小した。この他、キリスト教民主党が12議席から9議席へ、労働党が8議席から7議席へ、社会党が9議席から4議席へと議席を失っている。

FvDはEUに反対し国民投票を提唱している。さらにオランダの価値を守るための移民排斥と国境管理強化を求めている。

オランダ気候変動対策に対するデモ、アムステルダムで4万人参加
アムステルダムで10日に行われた政府の気候変動対策に対するデモに、暴風と雨の悪天候にもかかわらず4万人が参加した。ほとんどの参加者は穏やかにデモ行進を続け、ゴミなども残さず無事に終了した。デモの参加者は、過激な反政府主義の人たちではなく、ますます暑くなる夏と寒さが厳しくない冬に地球温暖化を実感している一般の人たちで、政府による緊急な対策を要求している。政府の諮問機関である中央計画局(CPB)と生活環境計画局(CPB)は今週の水曜日にも政府案を発表する予定だ。

参加者の多くは自分たちでも二酸化炭素削減に努力しているという人が多く、二酸化炭素発生源となっている肉の摂取をやめたり減らし、家に絶縁材を使用し省エネルギーを行い、車を使わずに公共交通機関を利用、そして飛行機の利用も減らすといった努力をしているという。これに対し政府は空港の拡張を進め、KLMの株式を購入しその拡大に参与するなど温暖化を推進しているという批判が参加者から出ている。また不通や遅延の多い列車の運行に対する不満も多い。

政府の温暖化対策に対し批判的な政党は、野党である緑の党、社会党、労働党、そして動物愛護党であり、連立政府の中で唯一批判を表明しているのは民主66党である。このデモ行進を推進したのは、環境防衛(Milieudefensi)やグリーンピース、といった環境保護団体や貧困撲滅団体であるオックスファムなどである。

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