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オランダのスタートアップ企業、尿から肥料と飲料水を作る技術
オランダのスタートアップ企業セミラ・サニテーションは、アムステルダムの歓楽街であるレンブラント広場を訪れる人たちの尿を集め、これを肥料にしている。さらにアムステルダムのRAI展示場で行われた水技術フェア「Aquatech」では、尿から水分を抽出しお茶にするというパフォーマンスも行った。

会場で出されているお茶は実は尿から作ったものではなく単なる水道水。オランダの飲料に関する法律では許可されていないためだ。このスタートアップ企業の創始者であるピーター・スヒア氏によれば、彼の発明した技術で作られた水は飲料水として飲むことが可能だ。また同時に作った肥料を使ったミントで、ミントティーまで出すという徹底したプレゼンも披露している。

スヒア氏は5年前に難民キャンプや被災地用に、尿を使った移動式浄化ユニットを開発した。水は特に飲料水に特化しているわけではなく、灌漑などに使われた。実はスヒア氏の他にもアムステルダムの水道会社であるウォーターネット社が、ポップコンサート会場で集めた尿からストルバイトを抽出するという実験をしている。この結晶性リン酸塩は肥料として使用される。「この結晶性リン酸塩は腎臓結石に少し似ている。」とスヒア氏。ただ、数々のポップコンサートやダンスフェスティバルで尿を集め、製造過程を研究したが、あまりにも時間がかかるため、液体肥料として製品化することになった。浄化装置は、水が不足している地域で使うのが目的で、肥料はあくまでも副産物だという。

セミラ社はこの浄化プロジェクトのほかにも、レンブラント広場のような歓楽街が週末の夜にはおしっこだらけになるのを防ぐグリーンピーズ(Green Pees)というプロジェクトも行っている。これは、大型植木鉢のようなもので、必要に応じてトイレに早変わりするというもの。


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