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オランダ人はなぜ長時間労働を避けるのか
人手不足のオランダでは経営者側は従業員に少しでも長い時間働いてほしい。とくにパートタイムで働くひとは少しでも時間を増やして欲しいというのが、経営者側の言い分だ。経営者からなる団体AWVNの会長ファン・デ・クラーツ氏は、「現在パートタイムで働く女性のみならず男性も1時間でもいいので増やしてほしい。」と呼びかけている。パートタイムで働くのは、日本と違い大企業の男性社員にも多い。パートナー両方でパートタイムで働くことで育児を交代で行う人も少なくない。

コンサルタント会社マッキンゼーが2018年にオランダの人手不足は、すべてのパートタイマーが1時間余分に働けば解消すると発表している。とくに、介護、教育そして技術部門だ。ところが、実際に1時間でも長く働こうとする人は少ない。いったいなぜオランダ人は長期時間勤務を避けるのだろうか。

ティルブルグ大学の労働市場を専門とするウィルトハーゲン教授によれば、オランダ人ほど自由時間を大切にする人種は世界にいないという。言い換えれば、オランダ人は労働に対する倫理観(義務感)が低いらしい。これは決して働くのを嫌がっているというのではない。ボランティア活動などの無料奉仕は率先してやっているのがオランダ人だ。また、週25時間パートタイムで働く人に1時間増やして欲しいと要請しても誰も興味を示さないのは、これまでの収入である程度の生活ができるからだ。

さらに税制も長時間労働を避けることに影響している。所得が増えれば増えるほど累進課税で税額が上がるため、手取りはさほど変わらないのだ。いずれにせよ、パートタイムで働くオランダ人は少しの給与の増加より、これまで通りの自由時間で家族と過ごすことを好む人種のようだ。
(参照記事 RTLZ Nieuws)


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