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ベルギーでも新型肺炎感染者
ベルギーの健康省によれば、先週日曜日に武漢から強制帰国した9人のうち1人がコロナウィルスに感染していることが判明した。感染者は肺炎の症状はなく健康状態も良好だという。感染者はブリュッセルのシントピータース病院に入院。政府は「あらゆる専門家が治療にあたる。」と発表した。

9人の武漢からの帰還者は昨日ブリュッセルの軍病院にて検査を受けた。このうち一人が感染していた。他の8人は感染は見られなかったが2週間の隔離を余儀なくされている。欧州ではすでにフランス、イギリス、ドイツで感染者が見つかっている。オランダでは今のところまだ感染者は出ていない。


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オランダ政府、7月1日からのコロナウィルス対策緩和を発表
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24日夜、ルッテ首相は7月1日からのコロナ危機対策の緩和政策を発表した。飲食店やイベントでの規制が大きく緩和されるが、これまでのソーシャルディスタンスである1.5メートル規則や公共交通機関内でのマスク着用は続行される。

■イベントや集会:
7月1日からは人数制限が廃止される。ただし人との間1.5メートルの距離を保つことと予約は必須である。
予約が不可能な場合には、人数制限が適用される。屋内では100名まで、屋外では250名が限度となる。
これにより7月1日から大きな移動遊園地などの屋外イベントも再開可能になる。
ただし大きなイベントに関しては地方自治体での許可申請があるため、8月の半ば以降になりそうだ。

■飲食店、劇場、映画館、教会やモスク:
上記イベントと同じ規則が適用される。人数制限はないが、1.5メートル規制と予約は必須である。

■スポーツイベント:
7月1日からスタジアムでのスポーツイベント観戦が可能となる。これも1.5メートル規制。会場での合唱はウィルスの拡大のリスクがあるため禁止。

■交通機関:
政府は7月1日から不要不急でも公共交通機関の利用が可能となる。また現在は座席の40%が利用可能だが、これが100%となる。つまり1.5メートル規制はなくなる。ただしマスク着用は現状のまま義務付けられる。
タクシーやツーリングカー(観光バス)も満席で運行が可能となる。ただしマスク着用と事前の健康チェック(問診)は義務付けられている。
個人の車に同居者以外の人を乗せることも可能となる。マスク着用は必須ではないが、勧められている。

■スポーツ:
7月1日からスポーツジムが再開可能となる。サッカーなどの体が接触するスポーツでは1.5メートル規則は適用されない。
スポーツ施設内のレストランやカフェもオープンする。ただしロッカールームと同様に1.5メートル規則が適用される。
この他、サウナ、カジノ、そして性産業も7月1日から稼働可能となる。例外はディスコやクラブ。これについては9月に再度検討するという。

■学校:
中高等学校は今のところ半分再開の状態だが、夏休み後には完全再開となる。夏休み後には生徒間での1.5メートル規則は適用されなくなるが、教師との距離は1.5メートル以上開けなければならない。
新学期からは専門学校や大学での規制緩和が行われる。子供は1.5メートル間隔は不要だが、大人は距離を開けることが義務付けられているため、これらの高等教育機関での緩和は複雑だという。

オランダ、新コロナウィルスによる死者数はじめてゼロを記録
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国立衛生環境研究所(RIVMRIVM)は昨日、新コロナウィルス感染が始まって以来初めてウィルス感染による死亡者数ゼロを記録したと発表した。3月12日にオランダでコロナウィルス感染が公式に発表されて以来、感染者数と死亡者数は急速に増え続けたが、やっと収束に向かっているようだ。

3月12日、新コロナウィルス感染による5名の死亡が確認された。その後急速に感染者と死者が増え続け、現在までに新コロナウィルス感染による死者数は6090名を記録している。4月7日には1日の死亡者数が過去最大の234名となったと国立衛生環境研究所(RIVM)が発表した。死亡者の60%は80歳以上の高齢者であるが、年齢層はまちまちである。コロナ感染者数は4月にピークを迎えその後徐々に減少してきた。https://www.rivm.nl/coronavirus-covid-19/grafieken


希望者全員対象のコロナウィルス検査で1000人が陽性
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6月1日からコロナウィルス感染の症状がある人全員が検査を受けられるようになったが、これまでに約6万人が予約をし、約5万人が実際に検査を受けた。このうち約2%の人に当たる約1000人が陽性であることが判明した。

保健所当局によれば、以前介護機関とその従業員の検査をした結果は17%が陽性、また教師や人と接触する職業(美容、マッサージなど)の人では5%だったので、陽性の人の数は減っていると見られる。

一斉検査が始まった初日は電話回線がつながらなかったりコンピュータシステムが作動しなかったりと問題が発生し、希望者が検査予約がしにくい状態だったが、現在では滞りなく予約ができそうだ。ただし症状がある人のみが予約可能。またこの検査は過去に感染していたかなどを調べる抗体検査ではなく、現在コロナウィルスに感染しているかどうかを調べるものである。もし検査の結果陽性だった場合には、同居人、接触があった人を含め2週間の検疫のための自宅待機が義務付けられる。

検査を受けるには0800−1202に電話し予約をする。保健所(GGD)によれば、これまでに約9万件の電話があったというが、そのうち40%は、いつ海外に行けるのかなどというコロナウィルス全般に関する質問だったという。GGDは、この電話番号はあくまでも症状がある人がテストを受ける予約番号であると強調している。

コロナウィルスに関するロシアの「偽情報」が拡大、欧州内の対立を深める
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「ロシアはコロナ禍を利用し欧州各国を混乱させている」と、オロングレン国務大臣(Ollongren)は国会に書簡を送った。この中で大臣は、偽情報から民主主義を守らねばならないと述べている。「ビル・ゲイツがウィルスを作った」「5G電波がコロナ拡大」といった情報だ。

オランダ国内でもソーシャルメディアを中心にコロナウィルスにまつわる信頼性の低い情報が交錯している。オランダ情報安全局(AIVD)によれば、ウィルスに関してロシアが流したと思われる根拠が疑問視される情報だという。この偽情報は欧州各国に散布され、各国の対立を助長し連帯を崩壊させるするものだと、同大臣は懸念を示している。
今年の3月報道機関ロイター通信は、「ロシアが大規模な偽情報キャンペーンを行っている。」という内部情報を発表している。これにより、EU各国の連帯を崩壊させるのが狙いだという。ロシアはソーシャルメディアを利用し、米国が生物兵器を開発しこの拡大にイランが一役を買っていたり、ビル・ゲイツに今回の世界的コロナウィルス拡大の責任があるといった根拠がはっきりしない情報を流しているという。このような陰謀論を信じる人はオランダにも15%程度いるという統計結果もある。

また5Gネットワークとコロナウィルスの拡大が関連しているという情報を信じ、オランダでも5G送信塔に火をつけるなどの事件が何度か起きているが、これも偽情報によるものだと同大臣。根拠のない情報は危険だとコメントしている。

コロナウィルスによる入院患者、死者ともに大きく減少
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本日11日(月)からコロナウィルス規制の段階的緩和が開始し、小学校や美容室などが再開となったが、実際の感染者数、入院者数、死者数の現状はどうだろう。10日現在で新規入院者数は22名、死者数17名とこれまでの最低レベルを記録した。これまでオランダ国内でコロナウィルスによる感染で亡くなったかたは5440名。検査結果で陽性が示された患者数は合計42627名となっている。また集中治療室(ICU)のコロナ感染による入院患者数も507名と前日より34名減っており、非コロナ患者418名と合わせて925名。ICU総床数1150床なので医療崩壊の心配はなさそうだ。オランダ公衆衛生環境研究所(RIVM)によれば、3月16日から実施されてきたウィルス蔓延防止規制の効果が出ているという。