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オランダから郵送されるドラッグで、国際的イメージ悪化
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大手新聞NRCによれば、オランダからコケインやエクスタシーそしてクリスタルメスなどのドラッグが大量に国外へ郵送されており、海外でのオランダの評判が悪化しているという。

検察によれば、オランダからのドラッグ入郵便物が大量に入ってくるという苦情が海外の検察や警察そして税関から寄せられている。苦情が多いのはドイツ、フランス、オースリア、エストニア、リトアニア、アメリカ、オーストラリアそしてアジア諸国からである。これにより、オランダと国外の警察や検察との協力体制が揺らんでいる。「まずは国内でのドラッグ問題を解決しろ。」という声が高い。

オランダから発送されるドラッグは、1グラム入りのコケインから25キロのXTCピル入ジャーまでいろいろである。最近ではとくにクリスタルメスの発送が急増しているという。オーストラリアでは1ヶ月に400個ものオランダからのドラッグ小包を回収している。このためオーストラリアやアメリカではオランダからの郵便物のチェックが厳重になり、通常の郵便物も到着が非常に遅れるという。

試験的にオランダの税関で発送郵便物を調べたところ、500個のうち4分の3にドラッグが隠されていた。この数字に基づくと、なんと年間オランダから海外へ100,000件ものドラッグが送られるという計算になる。


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オランダでもHEMAやドラッグストアなどでマスク販売開始
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6月1日から公共交通機関でのマスク着用が義務付けられたため、需要増加を予測しオランダの大手ドラッグストアやウェブショップがマスク販売を開始する。「Kruidvat」「 Etos」「Trekpleister」などのドラッグストアや「HEMA」そして大手ウェブショップの「Bol.com」で購入できる。ただし、医療用マスクは一般消費者用には販売しない。「HEMA」では国内540の店舗と駅内店舗で、大手ドラッグストアの「Kruidvat」は約1000店舗で販売する。

どの店舗でも買いだめや買い占めを防ぐため、一人が一度に購入できる数が制限される。「HEMA」では一人2箱まで。ドラッグストアの「Kruidvat」では20枚入りを一箱まで。どちらも紙製の使い捨てマスクである。「Kruidvat」ではオンラインで金曜日から、実店舗では来週から販売開始する。その後、洗って再使用可能な布製マスクも販売予定だという。

「bol.com」や「Etos」は、コロナ危機が始まった当時(医療用)マスクの在庫があったが、医療者向けのマスクが不足していたためすべて寄付したという。一般用マスクも在庫があったが、敢えて販売はしていなかったが、今後この在庫を一斉に販売する。どのチェーンも在庫は十分あるという。



アルバイトの女子学生、ドラッグストアの配送用プラスチック100万枚節約
オランダ大手ドラッグストア「Kruidvat(クラウドファット)」でアルバイトをしていた学生のカーチャ・ディープストラーテンさん(21)が、プラスチックバッグを大量に節約できる計画案を提出、これが採用された。

カッチャさんがクラウドファットの店舗で働いていたとき、配送用のプラスチック包装素材の多さに驚愕した。店舗に配送されてくるメイクアップ用品を包装から出したときに、大量のプラスチックのバッグや包装素材が残った。「プラスチックごみが環境に及ぼす被害は十分理解しているので、この大量の包装プラスチックを見たときには怒りを感じました。」と化学専攻の21歳のカーチャさん。アルバイトだけれども意見を発せねばならないと思ったカーチャさんは、自分のLinkedinのページに写真を載せた。さらにクラウドファットの親会社である A.S. Watson Benelux社宛にこれを送付した。すると驚いたことに流通担当部長のマルセル・エフェルス氏から配送センターに来るようにという返事が届いた。配送センターに行ったカーチャさんはエフェルス氏とともにセンター内を視察、どうしたらプラスチックを減らせるかについて自分の計画を話した。

「私の計画というのは高等数学を必要とするようなものではなく、非常にシンプル。これまで例えばマスカラをひとつひとつ別の袋に入れていたのをひとつにまとめるといった簡単な解決法です。」やりかたを工夫するだけで使用するプラスチック包装の量は劇的に減った。エフェルス氏によれば、今回の提言で年間100万袋以上のプラスチック包装が節約できたという。

これは配送センターでの話だが、実店舗でも多くのスーパーマーケットで包装用のプラスチックの使用を減らす動きがある。

オランダ、ホームドクターとドラッグストアが協力、軽い症状の患者は市販薬で
オランダでは専門医のいる病院へ行くにはまずはホームドクター(Huisarts)という主治医を訪問しなければならない。このシステムに戸惑う日本人も少なくないが、これにより無駄な病院訪問を減らし医療費節減と合理化を行っている。そして今ホームドクターへの訪問自体も減らそうという計画がある。ヘルダーラント州のブルメンとティール市では試験的にこの計画を開始、軽い頭痛や腹痛、風邪、切り傷といった症状の軽い患者は市販薬が買えるドラッグストア(薬局ではない)に行ってもらうというものだ。これにより年間120万件のホームドクター訪問を減らす計画だ。

この計画は中央ドラッグストア協会(CBD)とシルバークラウスなどの健康保険会社が共同で、ホームドクター協会に呼びかけ始めたもの。CBDによれば「ドラッグストアの市販薬で治療できる疾病はたくさんある。」という。たしかにオランダではホームドクターに行っても専門医への紹介どころか処方箋は出ずに、市販の鎮痛剤などを勧められることが多い。

ドラッグストアのビジネス目的では?という批判に対し、CBDは「明らかに症状がひどい場合にいは市販薬は販売せずにホームドクターへ行くことを勧める。」と答えている。ドラッグストアとホームドクターは、軽症の疾病用市販薬については同じアドバイスを与えるということで同意。症状に合わせた薬を推奨する「アドバイスカード」を店頭に置くという。

オランダの農家の15%に犯罪組織がドラッグ生産拠点として接触
オランダの農家の15%が犯罪組織から飼育場や倉庫を使わせて欲しいという話を持ちかけられている。犯罪組織はこれを(デザイナー)ドラッグ製造場所として使用するのが目的だ。これは水曜日に全国紙「Trouw」が発表したものだが、表面化を恐れる農家も多いため、おそらくこの数はもっと多いと見られる。特にオランダ南部では農家5軒のうち1−3軒が犯罪組織に何らかの形で接触していると警察と司法当局は見積もっている。

警察のデザイナー・ドラッグ(Synthetic Drugs)取締りを行う担当者によれば、農村地帯で犯罪組織がますます手を広げているという。跡継ぎがいない農家が増え、飼育場や倉庫の空きが目立っている。こうした状況で農家が大金を提示する犯罪組織の誘いを断るのは難しい。
司法当局によれば、倒産農家や空き家の目立つ農村の犯罪化を阻止するには、政府による介入とくに農家への援助が不可欠である。これに対しスハウテン農業省大臣は、農家からの買い取り価格を叩くスーパーマーケットが農家の衰退を担っていると批判している。オランダでは生産性の高いハイテク農家が脚光を浴びる影で、昔ながらの農法を営む農家が衰退し、犯罪組織がこれにつけこむという暗い現実がある。

ドラッグストア「クライドファット」「トレックプライスター」でタバコの販売中止計画
オランダ、ベルギーのドラッグストア「クライドファット」と「トレックプライスター」でタバコの販売を中止すると、同チェーンの社長であるファン・ブレーン氏が発表した。クライドファット(Kruidvat)とトレックプライスター(Trekpleister)は、薬、化粧品、雑貨などを販売する格安ドラッグストアチェーンだが、商品をヘルス志向へと焦点を絞りつつある中、タバコはコンセプトに合わないというのが背景にある。

タバコの販売中止は2019年から。 ただし一気に中止に踏み出さず在庫があるうちは販売を続けるという。「クライドファット」と「トレックプライスター」はオランダとベルギーで1373店舗を営業している。同チェーンの売上中タバコ占める割合は発表されていないが、ファン・ブレーン社長によれば数%はあるという。売上の減少を覚悟で、タバコ販売中止の決定は誇らしいことだと、同社長は述べている。