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コロナ再発のアントワープで、門限設置とマスク着用義務強化
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ベルギーのアントワープ州(オランダと国境を接するアントワープ周辺の地域)では門限とマスク着用の義務化を拡大した。アントワープ州ではコロナウィルス感染が再度拡大し先週だけで1028人が陽性と判明している。

今回の規制には夜23:30から朝6:00までの外出規制が含まれる。これは夜中にパーティなどを行うことを防ぐものだ。飲食店も23:00閉店となるだけでなく、客と客との距離の確保そして連絡先記録が必須となる。これに加え人との接触を伴うスポーツやチームスポーツ(大人のみ)を禁止。在宅勤務を推奨。スポーツジムの閉鎖が行われる。

ベルギー国家安全局はすでに先週からショッピング通り、店舗内、マーケット、その他の人混みなどでのマスク着用を義務付けている。

マスク着用義務を拒否し続けているオランダでは本日、感染拡大防止管理チーム(outbreak management team OMT)がマスク着用義務化について話し合う。結果は後ほど。


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新型コロナウイルス感染新規症例の発生(15日) 在ベルギー日本国大使館から
1 本15日のベルギー国立公衆衛生研究所が発表した資料によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに197件の症例が確認され(フランダース地域:137名,ブリュッセル:27名,ワロン地域:28名、居住地不明:5件)その結果,当地での確定症例数は886件となりました。

(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所発表資料(仏語))
https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

2 同資料には、ベルギー国内の感染者発生状況を視覚的に表示したイメージ図や、感染された方の年齢分布など、同研究所の分析に基づき作成された資料や統計データなどが掲載されていますので、合わせてご参考となれば幸いです。

【お問い合わせ先】 在ベルギー日本国大使館 住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique 電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部) Fax :(02) 513-4633 ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

ベルギーでも新型肺炎感染者
ベルギーの健康省によれば、先週日曜日に武漢から強制帰国した9人のうち1人がコロナウィルスに感染していることが判明した。感染者は肺炎の症状はなく健康状態も良好だという。感染者はブリュッセルのシントピータース病院に入院。政府は「あらゆる専門家が治療にあたる。」と発表した。

9人の武漢からの帰還者は昨日ブリュッセルの軍病院にて検査を受けた。このうち一人が感染していた。他の8人は感染は見られなかったが2週間の隔離を余儀なくされている。欧州ではすでにフランス、イギリス、ドイツで感染者が見つかっている。オランダでは今のところまだ感染者は出ていない。

オランダの小児科が満杯で、ベルギーに搬送も
オランダの病院の小児科がほぼ全部満杯状態になっている。入院受付を止めている病院も多く、緊急に入院が必要な子供はベルギーに搬送されている。とくにランドスタットと呼ばれる地域(アムステルダム、ハーグ、ロッテルダム)での受け入れ状態が悪く、毎日30人から35人の子供が他の病院へと移動せざる得なくなっている。

小児科が患者を受け入れられないのには、2つの理由がある。まず小児科専門の看護師不足。もうひとつは風邪のウィルスが蔓延していて病気になる子供が急激に増えていること。とくにRSウィルスによる風邪が今年は深刻で、小さな子どもが感染すると呼吸困難になり、ときには集中治療室での治療が必要となる。

ロッテルダムのソフィア小児科病院の小児科医によれば、「オランダ全土でベッドと集中治療室が不足している。どこも病気の子供達で一杯で、ひとつの病院から他の病院へ移すことも不可能になっている。」とくに心臓病の手術が必要な子供の治療ができず延期されている。ただし、これにより命の別状はないはずと、同医師。

先週には、子供6人がベルギーに搬送された。子供は治療を受けることができたが、両親にとっては隣国といえども遠い場所に行かねばならないので負担だ。オランダ病院協会では、事態を重く受け止め、病院間での入院体制が一瞬で見られるシステムを構築すると発表。また小児科専門の看護師の養成にも力を入れるが、これには15か月かかることで即刻の解決にはならない。

ベルギーのワロン地方1ユーロでトランプ大統領に販売?
米トランプ大統領はデンマーク領のグリーンランドは獲得できなかったが、ベルギーではチャンスがあるかもしれない。ベルギー最大の政党「N-VA」の青年部が、ツイッターで以下のようなメッセージをつぶやいた。「親愛なる大統領様。1ユーロでベルギーのワロン地域はあなたのものになります。電話ください。#GreenlandIsNotForSale"」 メッセージにはご丁寧にも自然が美しいワロン地域にトランプタワーを建てた写真も添付している。

トランプ大統領がこのメッセージに反応したかどうかは不明。ワロン地方はベルギーの南半分を占めるが、経済的には北部のフランダース地方より貧しい。言語はフランダース地方がオランダ語(フラマン語)であるのに対し、ワロンはフランス語である。ワロン地方はその昔は炭鉱で栄えたが、現在ではこれといった産業はない。ただし緑が多い美しい自然と魅力的な村が点在している。

ベルギーではフランダース地方が徴収した税金がワロン地方で使われると言われている。実際に試算された数字によればフランダース地方の徴税額のうち64億ユーロがワロンとブラッセルに流れているという。ベルギーでは、とくに北部のオランダ語圏で南北の分離運動が盛んである。今回のツイッターもこれを反映したもの。

N-VA党(新フラームス同盟)は、ベルギーのフラマン語圏であるフランデレン地域を基盤とする中道右派の地域主義政党である。

7月1日からベルギーでの交通違反罰金3倍に
ベルギーでは7月1日から交通違反の罰金を大幅に値上げする。例えば通行禁止の路肩通行では現状の58ユーロから3倍の174ユーロの罰金。

追い越し車線での走行も116ユーロの罰金。追い越し車線は追い越し時のみに使用でき、その後はすぐに右の路線に戻らねばならないのだが、そのまま追い越し路線に留まると違反となる。(追い越しはせずに)追い越し路線を走行する車両も58ユーロの罰金だという。さらに一方通行の逆走や、信号無視などにも高額の罰金が課せられることになる。

これらの違反はすべてカメラが検知する。パトカーや警察官による検挙ではない。オランダやEU他国の住民がベルギーで交通違反をすると、居住地に罰金請求書が送られる。