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オランダ6地区で新たなコロナウィルス対策
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先週金曜日ルッテ首相及びデ・ヨング保健・福祉・スポーツ大臣が記者会見し、新型コロナウイルス対策に関して20日(日)午後6時から、国内6つの地域において実施される新たな措置について発表した。感染者数が急激に増加しているAmsterdam-Amstelland(アムステルダム周辺)、Rotterdam-Rijnmond(ロッテルダム周辺)、Haaglanden(ハーグ周辺)、Utrecht(ユトレヒト周辺)、 Kennemerland(ハーレム周辺)、Hollands Midden(ライデン周辺)の6地域である。
飲食店では午前0時以降は新規に客を入れないことや音楽を消し、時以降は閉店するという規制が新たに設けられる。またパーティや宴会などは50人までに制限される。ただし劇場やコンサートホールなどは例外。

どの地域も違法パーティが開かれている公園などを午前0時で閉めたり、学校、大学のクラブ、若者が集まる場所、そして移民が集まる場所での注意を促す看板などのキャンペーンを行う。さらに飲食店やスポーツクラブでのチェックが強化される。飲食店では何度かの警告後に閉鎖措置もとられる地域もある。


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コロナウィルス対策、欧州他国では? 10月15日現在
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オランダでの1日のコロナウィルス感染者数は増え続け、15日には7833名と前日より500名増加している。10万人に対し32人が感染という高い数字だ。今週から飲食店閉鎖など新規に規制が発表され、外出と人との接触を減らす対策が施行されている。欧州ではオランダだけでなく多くの国でコロナウィルス第二波に突入した。他の国の状況と対策は以下の通り。

ドイツ:一時下火になっていたドイツでも感染者数は爆発的に増加している。先週は10万人あたり5人が感染した。規制は州ごとに異なるが、一部の地域での飲食店の閉店時間を早めたり、顧客数を制限している。またマスク着用を義務付ける州もある。メルケル首相は、「これまでは接触調査が多くの場所で行われ感染拡大が防げていた。しかし感染は拡大し管理機能が失われつつあるので、安心はできない。」と語っている。

スペイン:カタロニア州では15日間飲食店閉鎖。マドリードもロックダウンではないが市外へ出ることが禁止されている。昨日には1日で12000人が感染し200人が亡くなるというニュースも出ていたが、先週は10万人に対し22人が感染したという記録が発表された。スペインでは道路、店舗、公共交通機関などあらゆる場所でのマスク着用が義務付けられているが、これに反対する人はほとんどいないという。ただし、違法に(マスクなしで)パーティを開催する人が引きも切らないという問題が浮上している。

イタリア:イタリアは欧州でも感染者数を抑えている国の一つだ。検査結果で陽性になる人は10万人に8人。イタリアでもマスク着用は義務付けられている。多くの人が今年の3月に起きたコロナ禍が再発することを恐れており、12月のクリスマスシーズンを警戒している。

フランス:ここでもコロナ感染者数は急増している。10万人に対し26人が陽性。カフェ(バー)は閉鎖中だがレストランは開店している。春には禁止されていた国内旅行は許可されている。公共の場所、職場、学校などでマスク着用が義務付けられている。14日マクロン大統領は、パリを含む一部都市での21時から6時までの外出禁止令を発令した。

イギリス:過去2週間で感染者数は爆発的に増加した。先週では10万人あたり22人が検査の結果陽性だった。ジョンソン首相は3段階に分けた規制を発表。例えばリバプールは最も厳しい規制が敷かれ、パブ、映画館、ジムが閉鎖され、市外への不要不急な外出は禁止された。ICUも95%が満室という非常事態に落ちいている。ロンドンも厳しい規制が発令されている。飲食店は22時で閉店。マスク着用もレストランも含め屋内では義務化。マスクを着用しないと200ポンドの罰金で、これが重なると罰金額が上がるという仕組みなので、これを無視する人は少ない。
(画像は、European Centre for Disease Prevention and Controlから)

オランダコロナウィルス第二波、感染者数増大で再度の飲食店閉鎖か
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今夜正式な政府記者会見があり今後のコロナウィルス感染防止対策について発表されるが、その前にNOSRTLニュースなどが政府情報筋から入手した情報によれば、飲食店(ホテル、レストラン、バー)閉鎖とアマチュア団体スポーツ中止が実施されそうだ。さらに自宅でのパーティ開催を防止するため20時以降のアルコール販売も禁止される。

昨日月曜日のコロナ検査による陽性反応者数は6854名と前日の6738名を上回っており、9月28日に発表された規制の効果が見られないことが顕著となった。新しい規制では公共交通を利用した不必要な移動を差し控えたり、人との接触をできるだけ減らすことが織り込まれるという。公共交通利用規制に関しては、いわゆる出勤が必要不可欠な職業の人のみが利用でき、その他の人はできる限り在宅勤務が要請される。

さらに、これまで屋内の最大人数は30名となっていたがこれがさらに減る可能性もある。マスク着用に関しては義務化は難しそうだ。学校は閉鎖されない模様。

上記はあくまでもNOSとRTLニュースなどが入手した情報で、内容は変更される可能性はある。記者会見は10月13日19:00から。


オランダ、コロナ追跡アプリ完成、使用開始に。
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長い間トライアル期間が続いていたオランダのコロナ・アプリが土曜日やっと公開され実用化されることになった。オランダ語でコロナ・メルダー(CoronaMelder、コロナ追跡)と呼ばれるこのアプリ、政府のコロナメルダーサイトからダウンロードできる。言語はオランダ語のほか、英語、フランス語、ドイツ語、トルコ語、アラビア語、ポーランド語などが用意されているが日本語はない。

このアプリが設置されると、自分の周りにコロナウィルスに感染した人がいて15分以上至近距離にいる場合に警告が来る仕組みで、不要な接触による感染が防げる。ただし感染した人がこのアプリを使用しているという前提がある。

このアプリはブルートゥース技術を使い、利用者が感染者の至近距離にいるかが追跡できる。GPS技術を使用していないため、自分の所在地や個人情報などは使用されない。これで開発で一番のネックとなっていたプライバシー問題も解決されているという。このアプリ、土曜日までにすでに220万人がダウンロードしている。

オランダのコロナウィルス感染者数は土曜日には6500人を記録。政府は現在(日曜日)追加のコロナウィルス拡大防止対策を話し合っており、明日にでも発表される予定。(通常は火曜日に記者会見があるが、緊急を要するため月曜日に繰り上げされる可能性あり)

*以下のページからアプリがダウンロードできるほか、ページの下部にあるビデオでアプリがどのように使用されるかを説明している。

コロナウィルス関連リンク
■  国立公共衛生環境研究所(RIVM) オランダ国内の感染者数統計など(英語)
■ オランダ政府広報 政府によるCOVID19情報 (英語)
■ 在蘭日本大使館領事館  領事館によるコロナウィルス感染に関するお知らせメール
■ 外務省海外安全ホームページ 日本外務省によるオランダ情報
■ コロナウィルス検査オンラインでの予約 電話は 0800 1202

オランダ、コロナ第二波で欧州のトップに!?
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世界中のコロナマップを見るとオランダは赤色に塗られている。とくに隣接するドイツと比較するとその差は大きい。オランダ住民の入国を拒否する国も増えている。実際オランダは他の欧州諸国と比較してコロナウィルス感染状況は悪化しているのだろうか?

統計によればここ4週間でオランダのコロナウィルス感染者数は欧州トップ4国に加わった。第二波時初期に感染者数が高かったフランスとスペインでは鎮火の兆しを見せているが、オランダはこの2国を追い抜いた。人口あたりの感染者数の数を見ると、アンドラ、モンテネグロ、チェコ、オランダ、ベルギーが上位にいる。2週間前にロックダウンの危機に直面し厳しい規制を課したスペインでは、感染者数増加のテンポが落ちている。

他の欧州としと比較しオランダで最も感染者数が顕著なのはアムステルダムとロッテルダムだ。第一波ではイタリアの小さな村から発生しオランダでも南部の小さな町から広がったが、第二波では大都市が発生元となり、油に火を注ぐように瞬く間に感染が広がっている。アムステルダム、ブリュッセル、パリで同じような状況が見られる。
オランダでは、本日と明日8日にかけて国会にて新しいコロナ規制(コロナ法)が討議される。

画像:Volkskrant 人口10万人あたりの7日間平均感染者数、オランダはオレンジの線