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中高校生、教室外でのマスク着用勧告
5日月曜日から中高校生はクラス外でのマスク着用が強く勧められている。教室内ではマスク着用の必要はないが、廊下や講堂での着用は必要となる。
教室内では着席している場合にはマスクの必要はない。実技の際に教師との距離が1.5メートル以下の場合にはマスク着用が求められる。中高校生はクラスメート間では距離を取る必要がないという。

今回のマスク着用勧告はこれまでの規制に追加されたもので、教師や他の職員との距離を1.5メートルとるという規定に変更はない。「中高校生間でのコロナウィルス感染の可能性は非常に低い」という教育省の考えに基づいた規定である。規定は、MBO学校、高等専門学校(Hogeschool)や大学でも適用されるが、地域の安全管理委員会との協議で決定する。


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オランダ政府、これまでの方針を翻し、緊急にマスク着用を勧告
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オランダはEU諸国の中でも屋内でのマスク着用を義務付けない最後の国だったが、この砦もようやく壊される。水曜日夜、「マスク着用を緊急に要請(勧告、アドバイス)」という政府発表があった。これまで地方自治体や市町村単位で実施されているなど国民の間で混乱を招いていた。この勧告の詳細については金曜日午後に発表されるが、勧告発表された昨夜から有効となった。ただし要請(勧告、アドバイス)は、現時点では強制的なものではない。

28日の政府記者会見時点では、コロナ感染者の多いアムステルダム、ロッテルダム、ハーグ付近の小売店のみが、「マスクを着用しない人の入店を拒否できる。」という発表だったが、これが全国で適用される。この勧告が適用されるのは以下の通り。

*小売店、美術・博物館、市役所、駅、空港、屋内駐車場、ガソリンスタンドなど

*バー、レストラン、劇場、コンサートホール、駅、屋内駐車場などでもマスク着用が要請される。

*小中学校で自主的にマスク着用を義務付けているところも多いが、政府はこれについてはまだ決定を下していない。

*美容やマッサージなどの人に直接接する仕事では、施術者のみならず顧客のマスク着用も同様に要請される。

マスク着用懐疑派であり、これまでこの方針を政府にアドバイスしていた国立衛生環境研究所(RIVM)所長のファン・ディッセル氏は、今回の政府決定を疑問視している。マスクの質と使い方が非常に重要だと強調。医療用ではないマスクを公共交通機関内で使用しても、ウィルス感染が防げるのは5−10%にすぎないと、政府に伝えている。

マスク着用で国民は混乱。美術館やコンサートホールなどでは義務化に
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28日に行われた首相と国民健康省大臣による記者会見で、「マスク着用義務は全国的には実施されないが、ハーグ、アムステルダム、ロッテルダムの小売店では、マスクを着用していない顧客の入店を拒否することができるようになる。」と発表された。同時にアムステルダム市長は、小売店、飲食店、スポーツ施設など屋内でのマスク着用を要請(アドバイス)している。これはあくまでもアドバイスであり法的効力をもたないものであるが、市長は他の大都市でも同様な要請をするよう呼びかけている。

アムステルダムでは、国立美術館、ゴッホ美術館、近代美術館、エルミタージュ美術館、アムステルダム美術館、トローペン博物館、コンセルトヘボウ、バイエンコルフ・デパートなどで独自に訪問者のマスク着用を義務付け、マスク着用していない人の入館を拒否することになった。アムステルダム市内でのマスク着用が義務付けられる施設

政府と地方自治体の方針の違いで混乱している国民も多い。またマスク着用賛成派と反対派で国民の中でも意見が分かれている。野党も国会にてこの統一性のなさを非難、地方自治体でなく政府がイニシアチブをとるべきだとしている。ただ政府の方針を決める国立衛生環境研究所(RIVM)所長のファン・ディッセル氏はマスク着用の危険性を強調し、頑としてこれを認めない意向だ。米国のホワイトハウスのアドバイザーであったファウチ博士もオランダの方針に疑問を投げかけていた。
ちなみにルッテ首相自身は買い物に行くときにはマスクを着用すると報道されている。

コロナ感染者数急増で新たな規制。小売店などでのマスク着用も
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28日夜7時に行われた記者会見でルッテ首相とデ・ヨング保健省大臣が新たなコロナウィルス感染拡大防止規制を発表した。すでにコロナウィルス感染者数は急増しており、これ以上の感染を防ぐための厳しい規制となる。この規制は29日(火)午後18時から効力を持つ。

オランダ全土:
*飲食店は21時以降は新たな客を入店させず、22時には閉店
*在宅勤務が標準となる。クラスター感染が起きた職場で、この規制を遵守することに協力しない雇用主は2週間の業務停止処分の可能性もある。
*レストランやホールの収容人数はまた最大で30人までとなる。屋外ではこの数は40人。
*葬式、企業、ショップ、デモ、美術館、遊園地など以外では、5名以上の集会が禁止される。
*自宅へ招待できる人の数はこれまでの名から3名へと減数される。(12歳以下の子供はこれに含まれない)
*スポーツイベントで観客は入場できない。
*テイクアウトの店は午前2時で閉店。アルコールは22時以後は販売できない。
*マスク着用義務は全国的には実施されないが、ハーグ、アムステルダム、ロッテルダムの小売店では、マスクを着用していない顧客の入店を拒否することができるようになる。政府はOMT(Outbreak Management Team)にマスク着用義務の拡大についてのアドバイスを求めている。
*ショッピングは必要なときのみに限り、ファンショッピングと呼ばれる遊びがてらの買い物は避ける。
*スポーツ施設の食堂は閉鎖
*スーパーマーケットでは高齢者や病弱者のための買い物時間を別途設ける。

アムステルダム周辺、ロッテルダム周辺、ハーグ周辺、ブラバント南東部:
*アムステルダムのハルセマ市長は、独自の記者会見にて、アムステルダム市内のみならずAmsterdam-Amstelland, Rotterdam-Rijnmond, Haaglanden en Brabant-Zuidoost地域での、小売店、飲食店や他の屋内の公共の場でのマスク着用を要請した。さらに、美容師やマッサージ師などの人と接触する人へもマスク着用を求めている。ハルセマ市長によればアムステルダムはすでにコロナ第2波に突入しているという。

マスク・オン・パレ―ド
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コロナ対策としてこのオランダでも6月1日から公共交通機関でのマスク着用が義務づけられている。ヨーロッパ諸国の中でもオランダは最もマスク着用率が低い国だ。
オランダ人はマスクに慣れていないせいもあるが、マスクをつけることに対し極端に嫌悪をむき出しにする人も少なくない。“息苦しくなる”、“マスクは不衛生”、“政府の言いなりにはなるな”などなど・・・。かくいうこの私も実はマスクをつけたことはなかった。
子供の頃からマスクは好きではなかった。冬場マスクをつけて通勤するサラリーマンの姿に異変なものを感じていた。“息苦しくなる”と思っていたのかもしれないが、定かな理由は自分にもわからない。だが、こんな私もとうとう“マスクデビュー”する日がやってきた。
私はいつもは自宅で仕事をしているが、去る2週間ばかり講習の為に毎日電車とバスで通勤しなければならなくなった。公共交通機関でのマスク着用義務が発表された5月中旬から私はマスク作りを始めた。自分の為にではなく、他の街に住む我が娘の為にだ。
娘が住んでいる街は人口も多く夏場には市内でのマスク着用が義務づけされた(今はその義務は撤下された)。しかも、アパートから市内に出るには市電と地下鉄に乗る必要があるので、当然マスクが必要になる。

不器用なくせに手作りは好きで編み物や裁縫は私の趣味である。でも、この“手作り好き”には実は暗い過去が隠されていることを知っているのは家族だけだ。(大袈裟でスミマセン・・・)。私は中学生の時、夏休みの宿題のパジャマが縫えなかった。私の母も裁縫は得意ではなかった。ミシンを買ってもらったにも拘わらずパジャマ作りに悪戦苦闘し両親に転校させてくれと泣きついたほどだ。14歳だった私に家庭科の先生は“貴方はそんなんじゃ将来大人の世界で生きていけないわよ”と告げた。これは、かなりショックだった。
“パジャマが縫えないと大人になれないのか?”と自分自身に疑問を投げた。
だが、もともと何かを作る事が好きだった私はその後好きな物作りたい物を強制的ではなく好きな人の為に作ることを始めた。娘が幼い頃はよく洋服を縫った。
今でもオープンマーケットで布屋さんを見ると胸がウズウズする。

話は長くなったが、こうして私のマスク作りは始まった。
ユーチューブで作り方を詮索し100%綿の布探しから始まりゴムやフィルターなどもオンラインで購入した。初めはプリーツマスクに挑戦したが、プリーツ作りが上手く出来なくてその後は立体マスクのみ作ることにした。作ってみると結構楽しくて、娘の為に10枚ほど作った。自分の分も10枚程作ったもののずっと出番は無しだった。
だが、先々週やっと手作りマスクが役に立つ時が到来して私もめでたく“マスクデビュー”を果たした。電車に乗るのは半年以上振りだったので、初日はちょっと緊張した。
でも、裏表綿100%のモスリンガーゼで作ったマスクはつけてみると思ったより快適だった。電車の中で回りを見渡すと大半の人は青か白の使い捨てマスクをつけていた。
“私のマスクの方が可愛いも~ん”と内心ほくそ笑みながら、毎日違うマスクで通勤した。
数日前には娘から“こんな柄でこんな色のマスクが欲しい”とリクエストが来たので、さっそくオンラインで布を探し購入した。クリスマスには義弟夫婦にもプレゼントしようかなあ・・・でも、使わないかな・・・などと考えている。

たかがマスク、されどマスク・・・どうせつけるなら楽しくなくちゃ!
マスクをつける義務より作る楽しみを私は見つけた。私のマスク作りは当分続くだろう。


アムステルダムとロッテルダムで、マスク着用義務化中止
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アムステルダムとロッテルダムでは人混みが多い地域でのマスク着用義務を実験的に行ってきたが、これを継続しない。アムステルダム市長のヘルセマ氏とロッテルダム市長のアブタレブ氏が金曜日に発表した。この2都市での一部地域でのマスク着用義務化は8月5日に施行され、来週の月曜日8月31日まで有効だが、それ以後は継続しないことになった。

この背景には、マスク着用義務のあるショッピング通りへの来訪者が減ったことがある。営業に大きな影響が及ぶと店舗が市に圧力をかけたこともあり、市はマスク着用化義務を廃止したという。ただし混雑する通りや店内は一方通行にするなど、人との距離が保てるよう工夫する。公共交通機関でのマスク着用は継続する。

この3週間におよぶマスク着用義務化実験の結果について、犯罪法律研究所(NSCR)と国立公共衛生環境研究所(RIVM)が評価を行う。ハルセマ市長はこの結果が出るまで、着用義務の効果についてはコメントできないとしている。ただ、効果があるという結果が出た場合には再度マスク着用義務化が実施される可能性がある。