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オランダ、夜間外出禁止令3月3日まで延長
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政府は1月23日に発令された夜間外出禁止令(21:00-4:30)を3月2日(3日午前4時)まで延長すると発表した。ただしこの延長決定は国会の承認待ちである。夜間外出禁止でコロナウィルスの蔓延が防げたかどうかについての調査結果は来週判明するという。
この外出禁止令のみならず他の規制についても、2月23日に見直される。

この延長を決めたフラッパーハウス司法大臣によれば、2週間前から導入した夜間外出禁止令は人との接触を減少させるという意味で多大な効果があると、OMT(アウトブレイクマネージメントチーム、政府のコロナ対策のアドバイスを行う)は見ているという。

夜間外出禁止令の延長とともに、飲食店の閉鎖も3月2日まで延長される。現在許可されているテイクアウトやデリバリーも午後9時まで。

夜間外出禁止令が1月23日に発令された後、複数の市町村でデモや暴動が起きた。これにより地方自治体が緊急法令や緊急条例を発令することを余儀なくされた。


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わずかな規制緩和。夜間外出禁止令は続く。根拠なき緩和という批判も。
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23日夜、ルッテ暫定内閣首相とデ・ヨンゲ健康省大臣が記者会見を開き3月3日からの規制緩和について発表した。首相は、コロナウィルス感染者数は横ばい状態であり、イギリス変異株が拡大している状況で「少しだけリスクはあるが」規制緩和をすると発表した。免疫やウィルス専門家の間では、ロジック(根拠)がない緩和だという批判もある。

*夜間外出禁止令(午後9時から午前4時30分まで)は3月15日まで続く。ただし3月8日に見直しがある。

*中高等学校(Voortgezet onderwijs)は3月1日から再開する。生徒は少なくとも1週間に1度は登校しできる。職業学校は、週に1度のみ登校する。学校内ではマスク着用、距離を開ける、休み時間を異なった時間にする、歩く方向を決めるといった規則はこれまで通り。生徒あるいは教師がひとりでも感染した場合には、感染者と15分以上1.5メートル以内にいた生徒は自宅隔離となる。

*接触業者。3月3日から、教習所の教官、美容師、理容師、カイロプラクティック、マッサージ、指圧、エステなどの顧客との接触がある業種は再開できる。ただしセックスワーカーについては例外だ。接触業者は、マスク着用、そして前もって顧客の健康状態をチェックする義務がある。

*店舗予約制: これまでのクリック&コレクトと呼ばれる注文した品物を店舗に取りに行くシステムのほか、3月3日から4時間前までに予約した顧客を店内に入れることができるようになる。同時に顧客は2人まで。1時間に6人まで、1回に10分という条件である。

*スポーツ:3月3日から27歳未満の若者のみが野外のスポーツ施設を利用できる。ジムなど屋内のスポーツ施設は閉鎖。27歳以上の人は単独で1.5メートルの距離を保持して野外のスポーツが可能。

夜間外出禁止令延長、接触業規制は緩和、中高一部再開か?
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日曜日に首相官邸にて関係者が話し合った結果が非公式発表された。それによれば、夜間外出禁止令は3月2日以降も続行され、中高等学校は一部再開されることになりそうだ。最終的な決定は火曜日の夜の記者会見にて発表される。

中高等学校の一部再開が具体的にどのような形式となるかはまだ未定だが、おそらく学生の数を制限するために入れ替え制になるという可能性が高い。学校の閉鎖は学力低下を招くだけでなく、学生の精神状態にも影響を与えている。これに関してはオランダのユニセフなどの機関が大きな懸念を示している。

またオランダ国営放送NOSによれば、美容室などの接触業の再開も検討されているという。ただし、厳しい条件が課されそうだ。
先週の金曜日、ルッテ首相は感染者数が減少しないことやイギリス変異株の感染が広がっていることを示し、規制緩和にはまだ早いと述べている。

夜間外出禁止令違法判決。緊急法でおそらく続行
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昨日ハーグ地方裁で「夜間外出禁止令」は法的根拠が不十分だとして、違法の判決が下った。告訴したのは「ウィルスの真実」という政府のコロナ対策に反対する団体。判決後オランダ国内では「夜間外出禁止令」は無効という話がメディアで流れたため、多くの住民がこの法令が違法だと信じ即刻禁止令が解除されるものだと信じていた。

しかしこの判決を受け、フラッパーハウス法務大臣は緊急法があると発表。内閣は直ちに上訴し、緊急法を発表したもの。内閣は夜間外出禁止令の法的根拠があると主張しているため、新しい法律は「不必要」であると同大臣は強調した。議案は昨夜国王によって署名され、政府の最高顧問である国務院に直接送られた。
同時に、裁判所は、上訴の決定が下されるまで、裁判官の決定の実行を一時停止するよう求められた。裁判所は、夜間外出禁止令が少なくとも金曜日まで残るように同意している。
政府はこの判決を受け、緊急法を施行するため本日国会で採決が行われる予定だ。

夜間外出禁止令3日目も各地で暴動
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夜間外出禁止令が出て3日目の1月25日にも24日に続きオランダ各地で暴動が起きた。店舗を襲い、爆竹や花火を爆発させ、放火しするなどの暴動に加え、一部の街では警察が投石されるという事件が起きている。逮捕者は25日だけで184名に上った。

暴動が起きたのは、デン・ボス、ロッテルダム南部、アムステルダム東部、ハーグ、ヘレーン、ズウォレ、アルメロ、ブレダ、フェーネンダール、ティルブルグの各市。デン・ボスではスーパーマーケットなどが襲われ、車が放火された。一時、街の中心部は閉鎖され、交通機関も不通となった。ロッテルダムでは150−200人の暴徒が警官に石や爆竹を投げるという騒ぎとなり、50人が逮捕された。

オランダの暴動は主にソーシャルメディアで呼びかけが始まり、暴力で発散したいという若者が中心に全土に広がった。極右政党で政府のコロナ対策に反対する民主フォーラム(Forum voor Democratie)も、当初は政府に反対し立ち上がろうと呼びかけていたが、この暴動を目の当たりにし行動を控えるよう訴えている。

隣国ベルギーではこの暴動が国境付近の都市からベルギーに飛び火するのを恐れ、警戒を強めている。すでにソーシャルメディアで、シント・ニクラースやマースメヘレンなどの街での蜂起が呼びかけられているという。

オランダ10都市で夜間外出禁止令に反対する暴動。病院も襲われる
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日曜日夜、オランダの10市で土曜日夜から施行されている夜間外出禁止令に反対する暴動が起きた。このほか、アイントホーフェンとアムステルダムではコロナ規制に反対する違法デモが行われ、警察との揉み合いとなり多くの逮捕者が出た。エンスヘーデでは病院への投石事件が発生、ウルクでは土曜日にコロナ検査場が放火されている。

車に放火したり、爆竹を投げる、店舗を破壊するなどの暴動が起きたのは、アイントホーフェン、ハーグ、ティルブルグ、フェンロー、ヘルモント、ブレダ、アーネム、アペルドールン、ルールモント、ステインの各市。アイントホーフェンの警察によれば、夜間外出禁止令への反対が目的というよりも、鬱憤晴らしで警察と戦うための暴動という様相だったという。警察は放水と催涙ガスで暴動を収め、数百人を逮捕した。

アムステルダムでは日曜日午後15時、ミュージアム広場に約1500人のコロナ規制反対を唱える人が集まり大規模なデモが行われた。デモは市が許可しておらず違法だったため、警察が介入し騎馬隊と放水で参加者を抑えようとしたが、参加者は投石と爆竹で応戦。100人近くが逮捕された。

エンスヘーデにあるメディス・スペクトラム病院では、23時頃暴徒が窓に投石するという事件が起きた。病院はすべてのドアを施錠し、暴徒が中に入らないよう防御した。
ウルクでは、土曜日夜に数百台の車がクラクションを鳴らしながら行進し、保健所が開設したコロナ検査場が放火された。検査場は全焼。ウルクは人口あたりのコロナ感染者がオランダで最も高い市である。Urkでの放火事件動画
オランダでは23日土曜日から夜間(午後9時から午前4時半まで)の外出が禁止されており、少なくともこの禁止令は2月9日まで続く。