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オランダ王国領キュラソーに野球チーム発足。オランダチームは後退か?
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カリブ海に浮かぶ島キュラソーはオランダ王国構成国となっているが、政治的にはひとつの国家である。最近これがオランダのスポーツ界に波紋を広げている。例えばオランダのサッカーチーム「フィッテッセ」の選手バズールが、キュラソーの代表選手になることを選ぶのか、オランダチームに残るのか。国際的に成功するにはどちらのほうが得なのかを選手は考えている。キュラソーはこの10年で世界選手権試合でも151位から76位へと大幅に上昇している。

野球界ではさらに深刻だ。オランダチームはこれまで世界でも強豪だったが、キュラソーが独自のチームを発足するという計画で、その地位が危うくされている。キュラソーのチームが発足すれば、世界のトップクラスとなることは明らかだ。オランダの野球チームの4分の3の選手はキュラソー出身。野球はキュラソーで最も人気のあるスポーツで、アメリカの野球界で活躍するディディ・グレゴリアスやケンリー・ジャンセンなどのスターが登場している。人口比でもアメリカメジャーリーグ選手の割合は世界一で、野球はキュラソー島の最大の輸出品となっている。
オランダにとってはキュラソーチームの発足は痛いかもしれない。しかしオランダ王国にチームが2つできることは面白い展開が期待できる。


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オランダ領キュラソー島への旅行予約急増
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火曜日夜の記者会見後、カリブ海に浮かぶキュラソー島への予約が急増した。記者会見でルッテ首相は国外への渡航を控えるよう強く要請したが、オランダ領は例外だと語っていた。

航空会社コレンドンによれば、冬のバケーションの行き先としてはコロナウィルス禍がほぼ終了している場所を探してもほとんどないのが現状。首相の発表でカリブ海のオランダ領が突然脚光を浴びたという。記者会見直後に数百件の予約があったとコレンドン。コレンドンは航空だけでなくホテルグループも所有しているが、急遽キュラソー島へのパッケージツアーを拡大した。カリブ海にはオランダ領がいくつかあるが、現在コードイエロー(注意して渡航可)になっているのはキュラソー島だけ。外務省によれば本日中にボネール島もコードオレンジからイエローへと変更になるという。

これに対し、これまで欧州でも唯一コードイエローに属し旅行予約が多かったスペインのカナリア諸島やポルトガルのマデイラ島は、記者会見後キャンセルが相次いだ。
旅行会社は、政府が示した来年1月半ばまでの渡航を控えるという呼びかけに反発している。他の規制が12月半ばを期限としているのに、国外渡航のみが1月半ばまでというのはおかしいと不服である。1年に2度休暇をとるのが当たり前のオランダでは、冬にウィンタースポーツや南の島での休暇を楽しむ人が多い。スキー旅行がだめだとなると南の島へということになるようだ。旅行業界をまとめる機関であるANVRによればコロナ禍で売上の損失は90%にまでのぼるという。