ニュース

アムステルダムのトゥシンスキー劇場が世界で一番美しい映画館に選ばれる
tuschinski.jpeg
イギリスのタイム・アウトマガジンが選んだ、「世界の最も美しい映画館50」で、アムステルダムのトゥシンスキー(
Tuschinski)劇場がトップに選ばれた。この映画館は1921年にアブラハム・トゥシンスキーが建立したもの。当時はまだサイレント映画の時代だった。この映画館は1年以上前に、国際映画技術協会(ICTA)に、欧州で最も美しい映画館に選ばれている。

審査員はこの映画館を「アールデコとアールヌーヴォーそしてモダニズムが合わさった、決して古くならない夢のような場所」だと称賛している。
トゥシンスキーはポーランド系ユダヤ人。オランダに移住し、映画館の経営で財を成した。しかし第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られ、アウシュビッツにて最期を迎えたという。


関連記事

ロッテルダム国際映画祭(IFFR)、今年はオンラインで鑑賞可能に
IFFR50.jpeg
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)はカンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭と並び、世界でも最大規模で質の高い映画祭のひとつである。特にインディペンデント映画や実験的な映画そしてアジアの映画を多く紹介するのが特徴である。そして今年は50回目を迎える。毎年3000本を超える映画をロッテルダム市内24ヶ所で上映し、35万人以上が訪れるIFFR、このコロナ禍ですべてがオンライン公開となった。おかげでロッテルダムまで足を運ばずに自宅で鑑賞できることになったのは、不幸中の幸いだろうか。

2月1日から2月7日まで開催されているロッテルダム国際映画祭のホームページ。ここに毎日上映される作品のスケジュールが掲載されている。もう少し詳しい検索が必要ならば、プログラム で検索できる。制作した国による分類もあるので日本の作品も見つけられる。ちなみに2月2日13:00から「あの子は貴族」、2月4日16:00「セクシャルドライブ」が上映される。





木曜日から劇場、美術館、映画館など再開
vermeer.jpeg
ルッテ首相は金曜日、11月3日から一時的閉鎖となっていた映画館、劇場、美術館などの文化施設と動物園や遊園地を来週木曜日から再開すると発表した。コロナウィルスの感染者数や入院患者数が減少を見せていることから、これらの追加措置は必要ないという判断だ。

政府は感染者数の減少傾向とはいうものの、RIVM(国立衛生環境研究所)の統計によれば、金曜日のウィルス検査陽性者数は6109人と、ここ3日間増加傾向にある。政府はこの増加は問題視せず、週単位での30%減少と基本再生産数が1以下となったことに基づき今回の判断を下した。

文化施設の閉鎖は全体で1週間で約100万ユーロ(1億2000万円)の費用が発生するという試算がある。さらに各施設収容人数最大30人という規制は、1週間に800万ユーロ(10億円)の損失となるという。文化施設は3月に3億ユーロ(約360億円)の政府からの支援を受け、さらに8月にはコロナ危機で損失を被った劇場、映画館、美術館は4億8200万ユーロ(580億円)の追加援助を受けている。

飲食店閉鎖という部分的ロックダウンがいつから解除されるか、クリスマス休暇前後の追加措置などについては火曜日の定例記者会見で発表される。すでに決定しているのは大晦日の恒例行事である花火大会で、これは今年は禁止となった。

なぜ映画館は30人までなのに、満席の飛行機はOKなのか?
airlinemask.jpg
オランダ公衆衛生環境研究所(RIVM)の感染症対策のチーフであるヤープ・ファン・ディッセル氏は、3日前のインタビューにて「満席の航空機でのコロナウィルス感染は100%ではないにせよ、まずありえない。」と語った。RIVMと政府が義務付けている人と人との距離は最低1.5メートルという規則は飛行機に関しては適用されないのである。
これに対し、オランダのソーシャルメディアでは「1700席あるシアターに30人しか入場できないのに、なぜ飛行機は満席でいいのか?」「隣の人との距離は1.5メートル取れないのに飛行機はOKなのかが疑問」などRIVMの発言を疑問視する声が高まっている。オランダでは6月1日から再開した美術館、劇場、映画館、そして飲食店は、規模にかかわらず最大30名までしか収容できないという規則がある。

この疑問に対し航空機専門家であるヨリス・メルケルト氏が国営放送NOSに次のように語っている。

「航空機の空気循環は信じられないくらい良好だ。特に高度に航空機が上昇すると大気が薄くなるため、空気循環を徹底させる必要がある。機内に送り込まれる空気の大部分は新鮮なものである。一部はHEPAフィルターによって再利用される。このフィルターは病院などで使用されているもので、粒子そして微生物を含む有機物質の99%を空気から取り除くことができる。空気はキャビンの上部で注入され、床で抽出され、垂直流を作り出す。平均して、キャビン内の空気は2〜3分ごとに完全にリフレッシュされる。また、頭上のブロワーもオンにすると、上から下にさらに多くの空気が流れるようになる。」

しかし、機内の安全性に対する反論もある。医師で微生物学者のアンドレアス・フォス氏は、機内の空気循環はレストランや劇場よりいいということは確かだが、隣席の人の発する飛沫は防げないのでは?と疑問を投げかけている。短距離飛行の場合にはマスクでこれが防げるが、長距離の場合には食事などでマスクをはずす時間が発生する。飛行機内での感染の危険はゼロではないということである。また、オランダ国内の交通機関内でのマスク着用は義務付けられているが、航空機に関しては航空会社の裁量によるものとなっている。

カメラジャパン 日本映画フェスティバル
日本の映画上映を中心に日本の文化を紹介するフェスティバル「カメラ・ジャパン」が、9月末から10月初めにかけて開催される。2006年から毎年開催されているこのフェスティバル、映画のほかにも、音楽、ダンス、アート、ファッション、建築、フードなどが紹介される。会場はロッテルダムとアムステルダム。

ロッテルダム 9月25日から29日
アムステルダム 10月3日から6日

ロッテルダム国際映画祭(1月23日ー2月3日)
ロッテルダム国際映画祭(IFFR)はカンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭と並び世界でも最大規模で質の高い映画祭のひとつである。特にインディペンデント映画や実験的な映画そしてアジアの映画を多く紹介するのが特徴である。今年は45回目を迎える。毎年3000本を超える映画を24ヶ所で上映し、35万人以上が訪れる。今年は1月23日(水)から2月3日(日)までロッテルダムの各映画館で上映される。日本映画もいくつか上映される予定。

日時:2019年1月23日(水)ー 2月3日(日)
場所:ロッテルダム市内複数映画館
De Doelen, Rotterdamse Schouwburg, Pathé Schouwburgplein
Cinerama Filmtheater, LantarenVenster,Oude Luxor Theater, Zaal de Unie