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コロナ規制緩和は当分見合わせか。飲食店のテラス再開も可能性低く
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政府の情報筋によれば、暫定内閣はコロナ規制緩和の可能性はないと見ている。日曜日ルッテ首相と関係大臣そしてアウトブレイク・マネジメント(OMT)がハーグ首相官邸にて今後の規制緩和にいついて話し合ったが、感染者数がいまだに高いことから緩和はないという結論に至った模様。

ただし結論はまだ決定ではないく、最終決定は火曜日夜の記者会見で発表される。夜間外出禁止令の撤廃や、高等教育機関の再開、イースター前後からの飲食業のテラス再開、そして小売業での入店定員数の拡大などが、今回話し合われた。
長期的視点からの規制緩和はおそらく5月半ばから6月になると見られる。

感染指数R(ウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示す「実効再生産数」)がまだ高いというのが、この規制緩和延期の背景にある。現在の「R」は、100人の感染者が113人に感染させるという状態。とくに若者の間でこの「R」が高い。若者は感染しても重症に至ることが少ないが、高齢者や疾病を抱える人への感染が懸念されている。
またOMTメンバーのほとんどが、規制緩和は早すぎるという見解を示している。


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テラス再開などの規制緩和28日まで延期に
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21日に予定されていた飲食店のテラス再開や夜間外出禁止令の解除が、4月28日まで延期されそうだ。昨日日曜日にハーグの首相官邸にて、政府、アウトブレイクマネジメント(OMT)、国立衛生環境研究所(RIVM)が話し合った結果である。先週発表された21日からの規制緩和が時期尚早だという判断が根底にある。テラスの再開などのほか、小売店や高等教育機関の再開なども規制緩和計画の一環である。

今回の延期は、コロナウィルス感染状況が規制緩和にはまだ油断を許さない状況であるという医療専門家の指摘によるもの。入院患者数はいまだに増加しており病院が満室状況が続いているという。またICUにコロナ感染者が優先されるために、心臓病やガン患者の手術が延期されているという状態だ。

明日火曜日の夜に記者会見が開かれ、ルッテ首相とデ・ヨング大臣が段階を踏んだ緩和計画について発表する。オランダ国民の大きな関心は、5月休暇にどれだけ規制が緩和されるかということで、これについてはさらに2週間後の発表待ちである。

オランダ政府、4月21日からのコロナ規制緩和を検討。テラス再開など
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政府は今後のコロナ規制の緩和を検討している。おそらく今月21日から飲食店の野外テラスと小売店が再開できそうだ。また夜間外出禁止令の解除と学校の再開そして一日に家に呼べる人数も緩和されそうだ。ただし今後の感染者数の推移にもよるので確定ではない。

夏には全ての規制が解除できるよう段階を踏んでの緩和が計画されている。この夏には人との距離を開けることと手を洗うといった基本的な規制のみが適用されるようになるのが目標である。昨日閣僚と安全委員会が規制緩和計画について話し合ったが、現在アウトブレイク・マネージメントチームがこれを評価中だ。

計画では第一段階がテラスと小売店の再開と夜間外出禁止令の解除である。家に呼べる人数もこれまの1人から2人に。学外保育や中高等学校の再開、コロナ検査結果陰性証明での高等教育授業の再開なども今回の緩和ステップとして計画されている。

現在R(基本再生産数)値は1.01で1人が感染させる人数が約1人。血液中に新コロナウィルス抗体を持つ人は20%となっている。
来週の火曜日に定例の記者会見が行われ、4月21日からの規制解除が可能であるか否かが発表される。その後4月28日、続いて5月4日に記者会見が開かれる。
(画像:RIVM)

3月8日の記者会見、若干の規制緩和
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本日午後7時に行われた記者会見で、首相と国民健康省大臣は、いまだに感染者数も横ばいで入院患者数も高いことから、コロナウィルス規制に大きな緩和はないと発表した。ただし、若干の変更はある。
現在施行されているコロナ規制は3月30日までは継続される。3月23日に予定されている次回の記者会見にてこの規制が3月31日後も続くか否かが発表される。

* 夜間外出禁止令は3月31日の朝4:30まで続く
* 海外渡航禁止(オランダ国外)は4月15日まで続く。不要不急の渡航は禁止されているが、3月23日の記者会見で見直された結果が発表される。

* 12歳までの水泳レッスン。水泳ディプロマA,B,Cのためのレッスンは再開する。

* 店舗は、4時間前までの予約制。一階(フロア)に2人まで。あるいは25平米に一人が許可される。一度に入店できる人数はこれを基準に50人まで。

* 27歳以上の人も(これまでは26歳以下だった)4人までいっしょにスポーツが可能となる。ただし1.5メートルの距離をとる。

*EU域外からの入国はまだ禁止が続く。ただしビジネス、留学、知識労働者の移住、文化セクターの専門家そして(一時期除外されていた)遠距離恋愛者は例外となる。

■ 3月31日からの規制緩和予定(3月23日に見直し)

* 飲食店は屋外のテラスを事前チェックなどの条件付きで再開できる可能性。ただし最大50人まで。
* 店舗の開店もさらに緩和される可能性。
* 自宅への訪問客は現在の1人から2人へ

わずかな規制緩和。夜間外出禁止令は続く。根拠なき緩和という批判も。
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23日夜、ルッテ暫定内閣首相とデ・ヨンゲ健康省大臣が記者会見を開き3月3日からの規制緩和について発表した。首相は、コロナウィルス感染者数は横ばい状態であり、イギリス変異株が拡大している状況で「少しだけリスクはあるが」規制緩和をすると発表した。免疫やウィルス専門家の間では、ロジック(根拠)がない緩和だという批判もある。

*夜間外出禁止令(午後9時から午前4時30分まで)は3月15日まで続く。ただし3月8日に見直しがある。

*中高等学校(Voortgezet onderwijs)は3月1日から再開する。生徒は少なくとも1週間に1度は登校しできる。職業学校は、週に1度のみ登校する。学校内ではマスク着用、距離を開ける、休み時間を異なった時間にする、歩く方向を決めるといった規則はこれまで通り。生徒あるいは教師がひとりでも感染した場合には、感染者と15分以上1.5メートル以内にいた生徒は自宅隔離となる。

*接触業者。3月3日から、教習所の教官、美容師、理容師、カイロプラクティック、マッサージ、指圧、エステなどの顧客との接触がある業種は再開できる。ただしセックスワーカーについては例外だ。接触業者は、マスク着用、そして前もって顧客の健康状態をチェックする義務がある。

*店舗予約制: これまでのクリック&コレクトと呼ばれる注文した品物を店舗に取りに行くシステムのほか、3月3日から4時間前までに予約した顧客を店内に入れることができるようになる。同時に顧客は2人まで。1時間に6人まで、1回に10分という条件である。

*スポーツ:3月3日から27歳未満の若者のみが野外のスポーツ施設を利用できる。ジムなど屋内のスポーツ施設は閉鎖。27歳以上の人は単独で1.5メートルの距離を保持して野外のスポーツが可能。

 クリスマス休暇時期、コロナ規制緩和はあるか?
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クリスマス休暇の時期が近づいているが、「部分的ロックダウンやコロナ規制は緩和されるのか」というのがオランダに住む人の最大の関心事である。昨日日曜日にも首相官邸に首相や大臣そして国立衛生環境研究所(RIVM)所長などが集まり、規制緩和について会議が行われた。会議の結果は火曜日の定例記者会見にて発表されるが、コロナウィルス感染陽性者数は相変わらず増加している。日曜日の感染者数は6814名と過去7日間の平均を上回った。この状況下では、現在の規制緩和はないというのが大半のオランダメディアの予想である。政府にコロナ関連のアドバイスを行っているアウトブレイクマネジメント・チーム(OMT)も、テレビ会見にて「ウィルスはまだ消滅していず、感染はまだ広がっているという状態でクリスマス時期の規制緩和はすべきではない」と発表している。

オランダは10月半ばから部分的ロックダウンに入っており、飲食店の閉鎖とスポーツイベントの中止などが実施されている。現在自宅に招待できるのは3人までだが、これがクリスマス時期には6人までに緩和されるという希望的観測もあったが、これもどうなるのかは未定だ。