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オランダニュース

米トランプ大統領はデンマーク領のグリーンランドは獲得できなかったが、ベルギーではチャンスがあるかもしれない。ベルギー最大の政党「N-VA」の青年部が、ツイッターで以下のようなメッセージをつぶやいた。「親愛なる大統領様。1ユーロでベルギーのワロン地域はあなたのものになります。電話ください。#GreenlandIsNotForSale"」 メッセージにはご丁寧にも自然が美しいワロン地域にトランプタワーを建てた写真も添付している。

トランプ大統領がこのメッセージに反応したかどうかは不明。ワロン地方はベルギーの南半分を占めるが、経済的には北部のフランダース地方より貧しい。言語はフランダース地方がオランダ語(フラマン語)であるのに対し、ワロンはフランス語である。ワロン地方はその昔は炭鉱で栄えたが、現在ではこれといった産業はない。ただし緑が多い美しい自然と魅力的な村が点在している。

ベルギーではフランダース地方が徴収した税金がワロン地方で使われると言われている。実際に試算された数字によればフランダース地方の徴税額のうち64億ユーロがワロンとブラッセルに流れているという。ベルギーでは、とくに北部のオランダ語圏で南北の分離運動が盛んである。今回のツイッターもこれを反映したもの。

N-VA党(新フラームス同盟)は、ベルギーのフラマン語圏であるフランデレン地域を基盤とする中道右派の地域主義政党である。
2019-08-23
7月の熱波が去って20度前後の秋のような日々が続いていたが、今週末にはまた夏が戻ってきそうだ。オランダ王立気象研究所(KNMI)によれば土曜日と日曜日には25度から30度にまで気温が上がるという。

木曜日から気温は上昇し始め、南のリンブルグ州では25度に達する。金曜日にはオランダ全土にこの暑さが広がる模様だ。オランダ上空を覆う高気圧のせいで、風は弱まり気温が上がる。週末から高気圧はスカンジナビアの南部に移動し、オランダに東の風が吹き込む。さらに高度が上がると、北アフリカの大気がフランス東部を通過しオランダに流れ込むため気温が上昇する。沿岸部では25度程度、内陸部では30度まで上がると予想されている。週末後の月曜日と火曜日もこの暑さは続きそうだ。

2019-08-22
スコットランドの船舶会社TECファラゴン社は、オランダの北部フローニンゲン州にあるエームスハーフェン(Eemshaven)とエディンバラ近郊のロサイス(Rosyth)を結ぶフェリー運航を開始する計画を発表した。10月に計画されているイギリスのEU脱退を見据えての計画である。この新航路を運行するフェリーは主として貨物を運ぶが、人や車の輸送も計画している。

オランダのエームスハーフェンではこの新航路計画のために、650万ユーロをかけて冷蔵貯蔵倉庫を建設している。さらに岸壁を100メートル延長する工事が行われている。

2019-08-21 続きを読む ▶
オランダ鉄道(NS)はチケットの販売を別会社が行うことに決定した。これによって新規市場の開拓を狙っている。例えば、車のリース会社や旅行会社、あるいはホテルチェーンなどが販売網に入る。

NSのチケットを販売する企業は、NSからチケットを購入し販売価格は独自に決めるというシステムだ。消費者が例えばリース会社のガソリンカード(パス)を持っていたとしたら、そのカードで列車チケットも変えるようになる。これまでは、NSチケットはHEMA, アルバートハイン、クラウドファットといった小売チェーンでも販売していたが、価格などの条件はNSが決定しており、駅やオンラインで購入するのと変わらなかった。これらの小売店では独自に割引料金で提供することもできなかった。
2019-08-20 続きを読む ▶
ユトレヒト市内のバス停(ガラス張りで屋根付き)の屋根はセダムと呼ばれる緑の万年草で覆われている。これが今世界中で話題となっている。なぜ植物で覆われる屋根なのか?市の環境保護にどんな役割を果たしているのか?

今年の4月に最初のセダム草屋根付きバス停が登場して以来、ユトレヒトにはすでに300ヶ所のバス停が緑の屋根に変わった。セダムは非常に少ない土だけで育つ肉厚の植物で、屋上緑化などに使われている。

イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダ、インド、ウクライナ、スイス、イタリアからメキシコまで世界各国のメディアがこのバス停を取材し話題になっている。セダム植物は大気...
2019-08-17 続きを読む ▶
オランダ中央計画局(CPB)は、2020年の経済成長率が1.4%になると予測した。これまでの高成長がやや後退する予測で、来年度の予算や購買力に影響する。この減速の背景には外国の経済悪化が大きく影響しているという。購買力は、実質賃金の上昇と、やや程度は低いが政策措置の結果として、2020年も引き続き積極的に伸びる予想だ。 CPBは、政府予算にも余剰が出ると予想している。ただし黒字は今年よりは減る模様。

2019年の失業率は最低の基準に達したが、来年もさらに下がりそうだ。ただし労働供給の継続的な増加により、雇用の伸びは2020年に低下する。

2019-08-15 続きを読む ▶
ここ数年、ベジタリアンやビーガンブームでオランダでの食肉の摂取量が減っている。これに対し豆やキノコ、カリフラワー、ブロッコリなどを使用した肉の代替食品の売上が急激に拡大しており、2017年から現在までに51%も増加している。

市場調査会社IRIによれば、2017年から牛肉、豚肉の売上は9%減り、鶏肉は2%減った。スーパーマーケットで販売される肉の代替品である野菜バーガー、ベジソーセージそして大豆シュニッツェルといった製品の売上は大幅に上昇。種類も増え現在では100種類にも上る。

過去52週間の食肉の販売量は26億ユーロ。これに対し代替品は1億2300万ユーロ...
2019-08-14 続きを読む ▶
ブリュッセルやパリそしてベルリンなどの都市ではレンタルの電動キックボードが人気である。好きなところでピックアップして好きなところに戻すことができ、速いし、場所をとらず、排気ガスが出ないのが人気の秘訣である。ところが、オランダでは電動キックボードで公道を走るのは禁止されている。禁止の理由はスクータや自転車と違いハンドルとシートがないこと。オランダ道路交通局(RWD)は電動キッキボードを「特別スクーター」に分類しているが、この理由から公道での通行が禁止されている。

オフロードバイクなどを製造している「Motoped」社は、オランダでは許可されていないモデルも製造している。オーナーのフランク・ヘーゼンさんは「オランダは他の欧州諸国に比べ遅れている」と批判。「軽くてどこにでも持っていくことができ、近距離で...
2019-08-13 続きを読む ▶
ロッテルダムのエラスムス大学病院での研究によると、音楽を聞きながら手術を受けると術後の痛みが大きく減少するという結果が出た。外科専門誌「Annals of Surgery」に発表されたもの。ヘッドフォンで音楽を聞きながら手術を受けた患者は術後に要する鎮痛剤の摂取量が少なくなるという。これによって鎮痛剤の中毒になったり副作用が防げる、と同病院の研究者。ただし、音楽でもヘビーメタルやハードロックは効果がないようだ。

音楽が術後の痛みの減少にどのようなメカニズムで効果をもたらすのかを探るのは今後の課題だ。しかし、音楽が脳を通して人間の肉体に影響を与えているのは確かである。ストレスに対する反応、免疫システム、ホルモン管理などに効果があると研究者は見ている。...
2019-08-12 続きを読む ▶
日本では50年近く前に消滅した「橋守」。運河や川の多いオランダでは全土いたるところで活躍している。ところが昨今の人手不足の波は橋守にも及び、多くの橋で橋守(オランダ語でBrugwachter)がいなくなった。そのため水上を通行する船舶の待ち時間が以前に比べて長くなっている。

人手不足で、今では橋守たちは何本かの橋や水門を掛け持ちしなくてはならない。橋守がいない橋は当然ながら開かないため、ボートや船は水上で待たねばならない。ザーンスタットのクロマーニュ橋は通常30分ごとに開いていたのだが、今では橋守が他に行き戻ってくるのを待たねばならず不定期になっている。北オランダ州では橋守の仕事を外部の企業に依頼し派遣制度にしたのだが、それでも人が足りないという。
2019-08-09 続きを読む ▶