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オランダニュース

中国湖北省の広大な省都である武漢市内から発生したコロナウィルス感染症。肺炎・発熱・呼吸困難などの症状がみられているという。1月22日現在に9人の死亡が確認され、数百人以上が発症していると伝えられている。感染は中国の外にも広まっている。

中国の新年休暇が始まり、多くの人が海外に渡航するが、オランダにこのウィルスがやってくる危険はあるのだろうか。オランダ国立衛生研究所(RIVM)によれば、その可能性はあまり高くないという。このウィルスが動物から人へ感染するのか人から人へ感染するのか、まだ明らかにされていないからだという。

エラスムス大学病院のウィルス学者であるコープマンス教授は「このウィルスはSARSウィルスに似ている。SARSは動物から人へ、そして人から人へと感染したが、拡散は限られていた。」とし、危険性がそれほど高くないと見ている。RIVMは、中国への渡航を控えことはとくに必要ないが、動物がいる市場付近には近づかないほうがいいと提言している。

米国では中国人渡航客を空港で検査しているが、オランダのスキポール空港ではこの措置は行われない。武漢からの直行便がないというのがその理由だ。そのうえ、検査(スキャン)しても感染しているかどうかは突き止められないという。コープマンス教授は、このウィルスの調査・研究はまだ初期段階なので的確な提言はまだ出せないと述べている。

2020-01-22
オランダ人の生きがいナンバーワンはバケーション。クリスマス休暇が終わったばかりだというのに、もう夏休みの計画を立てている人は多い。

夏休みのピーク時期とは休みになる前の週の土曜日から始まって約3週間。(地域によって夏休みの期間が異なるが) オランダ人は長期休暇を海外で過ごす人が多い。2016年のピーク時期に外国で休暇を過ごした人は530万人。これに対し国内でバケーションをとったは270万人ということで、海外の比重が高い。

中央統計局の調査によれば、オランダ人の好きな旅行先はフランスで約110万人。続いて、ドイツ、スペイン、アメリカが人気だ。旅行会社TUIによれば、ギリシア、スペイン、トルコが夏休みには人気だという。「太陽、海、ビーチ」というのがキーのようだ。

別の旅行会社ANWBによれば、フランス、ドイツ、オーストリアがこれまで人気の旅先だったが、最近ではノルウェイ、スコットランド、そしてアイスランドが旅先に加わったという。

自然を楽しむのが目的という人も増えていて、スコットランドやイギリスの湖水地方に人気が出始めているという。さらに、車で旅行する人には、イタリア、オーストリア、フランス、クロアチア、デンマークが人気。とくにレゴランドがあるデンマークは小さな子どもたちがいる家族には人気だという。

欧州以外の地域では、キュラソー島、カープベルディ、フロリダ、インドネシア、メキシコ、南アフリカ、タイ、ベトナムを旅行先に選ぶ人が多い。また最近ではヨルダン、コロンビア、ミャンマー、ニュージーランド、コスタリカへも足を延ばす人が増えている。

これから人気が出そうなのが、スロベニア、北マケドニア、モンテネグロだ。また、大西洋に浮かぶポルトガル領のアゾレス諸島も注目だ。とくにオランダ人を避けたいと思っているオランダ人には密かなブームらしい。

ANWBの担当者は「オランダ人は世界で最も旅行好きな人種なのだが、まだオランダ人が発見していない旅行先も多い。ポーランド、セルビア、アルバニア、グルジアなども面白い。」と語っている。


2020-01-20
Eコマースサイト「Amazon」がオランダの総合ショッピングサイトを開設する。日本では豊富な品数と価格の安さで他のサイトを抑えているが、オランダでも既存の競合サイトや小売業には脅威となる。現在、オランダのアマゾンサイト「Amazon.nl」では細々と本やキンドル本を売っているだけだが、これが大きく変わり、あらゆる分野で数百万種の物品を扱うという。

サイトはまだ準備段階だが、今年の3月までには開設される予定だ。アマゾンは欧州の流通センターがオランダにあるのも利点となる。
これまでもオランダの消費者はドイツのAmazon.deから購入する人が多かった。
2020-01-16 続きを読む ▶
オランダの音楽は引き続き重要な輸出商品になっている。2018年には2億1600万ユーロの売上を生んでいる。音楽輸出の4分の3はダンス・ミュージックと呼ばれるエレクトロ音楽の分野。アフロジャック、ティエスト、アーミン・ファン・ビューレン、マーティン・ギャリックスといったDJが海外市場で有力だ。

上記の数字は、海外での公演(1億7400万ユーロ)、権利(2900万ユーロ)、録音(1300万ユーロ)の合計である。オランダ全国で1319人のアーティストを調査したところ963人が82カ国で活躍しているという結果が出た。

ダンス・ミュージックでは北米勢が強いが、オランダ勢はアジアで人気だ。とくに中国で...
2020-01-15 続きを読む ▶
欧州委員会は2019年12月11日、2050年の温室効果ガス排出量をネットゼロ、2030年の排出削減目標を現行の90年比40%削減から、50%削減に引き上げ、さらに55%減も目指すなどを盛り込んだ「欧州グリーンディール(EGD)」構想を打ち出した。

今回欧州委員会のグリーンディール担当はオランダ人議員ディードリック・サムソム氏だ。同議員は、この目標を達成するためのオランダのエネルギー政策の変更によるエネルギー費の増加は心配する必要はないと述べている。ただ、航空業界には燃料あるいは二酸化炭素排出に税金がかけられるため、空の旅は高くなる。

2020-01-14 続きを読む ▶
オランダの国民総生産(GNP)は2008年から2018年の10年の間に23%伸び6930億ユーロに達した。このうちHoreca(Hotel, Restaurant, Cafeの頭文字をとったもの)と呼ばれる飲食・宿泊業の伸びは顕著で、10年で61%増加し90億から150億ユーロへと伸びている。飲食・宿泊業の占める割合は、農業、林業、漁業を合わせた130億ユーロを超えた。

オランダ飲食・宿泊協会(KHN)によれば、飲食店数も大幅に増加している。この10年間の間に、レストラン数は1000軒、カフェテリアとランチルームは3000軒増え、ホテルも700軒増加した。ただ、飲食業はブームだが、倒産するケースも少なくない。とくに小規模の飲食店での倒産が目立つ。
2020-01-13 続きを読む ▶
アムステルダムへの観光客が爆発的に増えているが、これにともなうホテルの部屋数も増加している。過去5年で7700部屋増えており、これは25%の増加である。市内の中心地だけを見ると40%も増加している。中央統計局が発表したこの数字には、エアビーアンドビーなどの民泊は含まれていない。

観光客の増加による観光公害対策として、アムステルダム市はここ数年訪問者数を減らす努力をしてきた。2016年からはホテルの新設申請に許可を出していない。ただ、アムステルダムを訪れるのは観光客だけでなくビジネスのための出張者も少なくない。このため宿泊設備の増加は止む得ないというのが現状だ。

2020-01-10 続きを読む ▶
2020年始めの起業家インタビューは、ルイ・クペールス著「オランダの文豪が見た日本」を翻訳した國森由美子さん。オランダ人にも難解と言われるこの本の翻訳には2年の歳月を費やしたそうです。「長崎から神戸、京都、箱根、東京、そして日光へ。東洋文化への深い理解と、美しきもの、弱きものへの慈しみの眼差しを湛えた、ときに厳しくも温かい、五か月間の日本紀行。(アマゾン書評より)」 本の内容と翻訳の苦労などをお聞きしました。




2020-01-09 続きを読む ▶
人手不足のオランダでは経営者側は従業員に少しでも長い時間働いてほしい。とくにパートタイムで働くひとは少しでも時間を増やして欲しいというのが、経営者側の言い分だ。経営者からなる団体AWVNの会長ファン・デ・クラーツ氏は、「現在パートタイムで働く女性のみならず男性も1時間でもいいので増やしてほしい。」と呼びかけている。パートタイムで働くのは、日本と違い大企業の男性社員にも多い。パートナー両方でパートタイムで働くことで育児を交代で行う人も少なくない。

コンサルタント会社マッキンゼーが2018年にオランダの人手不足は、すべてのパートタイマーが1時間余分に働けば解消すると発表している。とくに、介護、教育そして技術部門だ。ところが、実際に1時間でも長く働こうとする人は少ない。いったいなぜオラン...
2020-01-08 続きを読む ▶
今年1月1日、オランダで登録されている企業数は200万404社と過去最高に達した。2019年だけで10万社が登録され、前年の5%増となった。とくにZZP(従業員を持たない会社)と呼ばれる個人事業主数が増えていると、オランダ商工会議所(KvK)が発表した。

業種別だと、建設、医療、小売、飲食業、ロジスティックが多い。地域別だとフレーフォラント、南ホラント州が多く、一番企業数が少ないのがリンブルフ州である。企業のオーナーは外国人(オランダ以外の国で生まれた人)の割合が増えており、全体の16%となっている。とくにスタートアップ企業を見ると、なんと4分の1がオランダ以外で生まれた人が始めている。
2020-01-07 続きを読む ▶