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オランダニュース

昨日20に行われたオランダ地方選挙(上院選挙)で、これまで議席がなかったフォーラム・フォー・デモクラシー党(FvD)が大勝した。(93%開票時) FvDはルッテ首相の率いる自由民主党(VVD)党と同数の12議席を獲得している。野党の衰退は目立つものの、左派の緑の党(Groen Links)は、9議席とこれまでの4議席から大幅に躍進した。

ティエリー・ボーデットが率いる新党FvDゼロ議席から12議席へと、第一党としてVVDと肩を並べる形となった。ルッテ首相は、FvDを無視するわけにはいかなくなると会見で述べている。同じような政策を掲げていたウィルダース氏の率いる極右のPVV党は9議席から5議席へと縮小した。この他、キリスト教民主党が12議席から9議席へ、労働党が8議席から7議席へ、社会党が9議席から4議席へと議席を失っている。

FvDはEUに反対し国民投票を提唱している。さらにオランダの価値を守るための移民排斥と国境管理強化を求めている。


2019-03-21
本日20日はオランダの地方議会とWaterschapというオランダ独特な水管理委員会選挙。後者はオランダに住んでいる人なら国籍に関係なく日本人にも選挙権がある。投票用紙配布数は1310万通。全土に1万近い投票所がある。投票は夜21時まで。

地方議会選挙は伝統的に投票率が低いと言われている。前回は50%に満たなかった。しかし今年は投票率が上がると見る向きもある。2日前に起きたユトレヒトでの銃撃事件と天気の良さがその理由だ。ユトレヒトの銃撃事件はまだテロとは確定していないものの、反移民を掲げる極右党である自由党(PVV)党と民主フォーラム党(Forum voor Democratie)には追い風になるかもしれない。ただ、この両党の支持者は固定しているため、新規にこの事件を受けこの両党に投票をしようとする人は少ないという見方もある。また、脅威が迫っている場合には一般的に既存の政党に投票するという過去のデータもあることから、ルッテ首相のVVD党に有利という説もある。
世論調査では、自由民主党と反EUと反移民を掲げる民主フォーラム党が拮抗している。

2019-03-20
18日朝ユトレヒトで起きた銃撃事件で3名が亡くなり5名が負傷した。トルコ出身のギョクメン・タヌシュ容疑者(37)は、事件の数時間後、現場から約3キロ離れた建物内に潜んでいるところを発見された。捜査当局によると、銃撃犯の犯行動機はまだ不明。

タヌシュ容疑者は2週間前にも、自転車窃盗、店舗無断侵入で逮捕されている。それ以前にも強姦罪で逮捕されるという経歴があったが数日後釈放されている。強姦の被害者であるアンジェリーク(47)によれば、タヌシュが事件後に自分のところに押しかけるのではないかと不安だったという。タヌシュ容疑者はコカインを服用し、強姦し暴力をふるったという。アンジェリークは、容疑者はテロリストではなく、ただの精神異常者だと断言...
2019-03-19 続きを読む ▶
18日10:45ごろユトレヒトのトラム内で発砲事件があり数人が負傷した。事件が起きたのはユトレヒトのカナールアイランド地区にある24オクトーバー広場(24 OKTOBERPLEIN)付近。現在警察が捜査中だが犯人は逃走中だという。警察はテロの可能性があると調査を進めている。

当局によれば、ひとりの女性は胸を数箇所撃たれ重症。道路にも負傷して横たわる人が蘇生治療を受けている。トラムの中でも数名重傷者がいる模様で救助隊が手当をしている。

付近は現在交通閉鎖中。高速道路A12のOudenrijn付近の一車線も救急車など...
2019-03-18 続きを読む ▶
オランダ持続可能エネルギー協会(NVDE)の依頼でTNO(オランダ応用科学研究機構)が調査した結果、政府の気候変動対策により雇用が拡大することが判明した。TNOによれば、39,000から72,000人のフルタイムの雇用が実現するという。政府の気候変動対策の要領は先週水曜日に発表されている。

持続可能エネルギー(化石燃料に替わる代替エネルギー)関連の仕事が増える一方で、旧態依然のエネルギー部門では雇用が減るとTNO。例えば石炭火力発電所やガソリンスタンドなどでは6000人から11,000人の雇用が減ると試算している。またメンテの必要が少ない電気自動車が増えれば、これまで修理や整備を行っていた自動車整備工場でも雇用が減ることになる。これに対し、風力発電パーク開発や家屋のエネルギー元の改善...
2019-03-18 続きを読む ▶
月曜日朝、オランダ鉄道(NS)やトラムやバスなどの都市交通機関が66分間ストを行う。このため都市部からの列車は始発が7時06分からとなる。その後は通常通り運行する。ストが行われるのは、デン・ヘルダー、ホールン、アルクマール、、エンクハウゼン、ユトレヒト、ハーグ、ヘンゲロ、エンスヘーデ、アーネム、ロッテルダム、アムステルダム、アイントホーフェン、マーストリヒト、そしてヘールレンが予定されている。オランダ鉄道の労組は、年金受け取り年齢を66歳に早めることを求めてストを行う。66分という数字はそこに由来する。
このストの発表を受け、自動車協会ANWBは月曜日朝の車の渋滞を懸念している。

オランダ鉄道以外でもアムステルダム、ロッテルダム、ハーグでは、メトロ、トラムそし...
2019-03-17 続きを読む ▶
アムステルダム市は、新規建設の不動産を賃貸目的で購入できないようにする意向だ。住宅不足で悩むアムステルダム市は、投資目的で不動産を購入する企業や個人による不動産価格の高騰を防ぐのが目的だと発表した。同市によれば、投資目的で購入する業者は、非常に高い家賃で主として駐在員や外国人などに家を貸している。一般市民は高額の家賃を払えない。

今後新規に建設される住宅を購入する人は自分で住むことが義務付けられる。ただし購入不動産を賃貸するのが禁止されるのは、新しく建設される住宅に限られる。市の担当議員であるイーフェンス氏は、「実際には古い住宅にもこの規制が適用されるといいのだが、これには法の改定が必要になる。」と述べている。
2019-03-15 続きを読む ▶
気候変動の原因であるCO2削減対策費用が、今年度からエネルギー代(税)の値上げとして消費者に転嫁されたことに対し、国民からの反感は大きいものがあった。水曜日、中央統計局(CPB)と生活環境計画局(PBL)の報告書を受け、ルッテ首相とヴィーベス経済・気候担当相は、2020年からエネルギー税は昨年度のものに戻すと発表した。また、今回の発表では、現在の計画がCO2削減目標である49%という数字におそらく到達できないこと、さらに産業界の取り組みが十分でないこと、そして低所得者に打撃を受けることを認めている。

新案の中心となるのは、企業に対するエネルギー税の増税と消費者への負担の低減である。巷では、政府の新案は来週20日に迫っている地方選へのアピールだと言われているが...
2019-03-14 続きを読む ▶
エチオピアで起きた米ボーイングの最新鋭機「737MAX」の墜落事故に関連して、同型機の運航を停止する動きが世界各国に広がっている。オランダを含むヨーロッパでも例外ではなく、欧州航空安全機関(EASA)の指令を受け欧州各国が12日の午後20:00から自国の領空での飛行を禁止した。

10日ボーイング737MAX8の機体を使ったエチオピア航空が墜落し157名の乗客と乗員が死亡した。昨年同じ機種がインドネシアで墜落、189名の命を奪っている。EASAは、この2つの事故の原因が機体にあるとはまだ判定されていないが、事故の原因が究明されるまで欧州上空での安全確保のため飛行を禁止すると発表している。

2019-03-13 続きを読む ▶
アムステルダム国立美術館は、スリランカとインドネシア政府といわゆる「略奪美術品」を返還することについて話し合うと発表した。Trouw紙のインタビューで、国立美術館のタコ・ディビッツ館長は「美術品返還はもっと早い時期にすべきだった。弁明の余地もない。」と語っている。再来週にも同美術館の歴史部のゴッセリンク氏がスリランカに飛び、古い大砲やバンジャルマシン・ダイヤモンドなどの返還について話し合う。このダイヤモンドはかつてはボルネオのサルタンが所有していたもの。スリランカ訪問の後、ゴッセリンク氏はインドネシアにも出向く。

旧植民地への美術品返還の動きは世界的に拡大している。今年の1月にはフランスのマクロン大統領が、旧植民地の西アフリカ・ベナンからフランスに持ち出された美術品を返還...
2019-03-12 続きを読む ▶