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巨礫の中に住む。オランダ初の3Dプリンター・ハウスに入居者
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オランダ初の3Dプリンターで建設された家がアイントホーフェン(Meerhoven地区)で居住可能となった。広い居間と2ベッドルームの面積94平米の一戸建てである。見た目はボルダリング用の巨礫(岩)のようだ。アイントホーフェンでは3Dハウスを5軒建設、世界初めての商業用住宅となる。

3Dでプリントした家(3Dハウス)は、通常の家屋の建設より短時間で建設でき、デザインも柔軟性に富む。使用するコンクリートの量も従来の家よりも少ないのでサステイナブルだと言われている。今回アイントホーフェンに建てられた家は、24のコンクリートの塊からできており、1層ずつプリントされている。プリントされた塊はトラックで建設現場まで運ばれ、そこで組み立てられる。その後、屋根や窓枠が組み込まれ、内装が施された。厚い断熱材が使用されているのと、「Warmtene」tと称される地下の熱サーキュレーションシステムとつながっているため、非常にエネルギー効率が高い。(プロジェクトの詳細は記事下のリンクで。)

オランダは慢性的な住宅不足に見舞われており、すぐにでも100万戸の住宅建設が必要だ。このような方法で建設すればこの住宅不足解消に貢献できるはずと、このプロジェクトに関わったアイントホーフェン工科大学のコンクリート構造専門の教授は語っている。

この住宅の鍵を受け取った最初の3Dハウス居住者は実際の居住まであと3ヶ月待たねばならない。3ヶ月間はモデルハウスとして公開されるからだ。また、居住者も住めるのは3ヶ月間のみ。その後は次の居住者に鍵を渡し、住心地の実験をしてもらうという。
(画像:3D Printedhouse)