オランダで起業

ポートフォリオ・ニュースではオランダで起業したかたがたを定期的にインタビューしてご紹介しています。自薦他薦を問わずご興味のあるかたは、info@portfolio.nlまでご連絡ください。

作曲、演奏、そして動画まで作るマルチタレントの鈴木珠子さん

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P: 現在オランダの蘭塾にて子供の日本語教育や大人向けのオンライン講座を開いている鈴木珠子さん。CM音楽やゲーム音楽の作曲から演奏、そして最近ではハイレベルの動画も制作しています。いったいどんなきっかけでオランダに来て、現在何をやっているかを聞いてみました。

T:  今回はこのような機会をいただきありがとうございます!オランダまでたどり着いた経過は話せばとても長くなります。まず日本で何をしていたかお話しますね。日本では東京音大在学中より、ジャズピアニストとして活動したり、J-POPバンドでメジャーデビューしたり、同時に楽曲提供などあらゆる音楽関係の仕事をしていました。演奏も好きですが何より作曲に興味がありました。映画音楽なども手掛けたことがあります。でもあわただしい日常を送っているうちにふとある日、立ち止まりました。30歳のときです。その日以来、いったい自分の人生とは何なのかと漠然と考えるようになりました。

P: それで海外に出られたのですね?


N: はい。それで、どこに行こうかと考え、まずフランスを選んだんです。言葉が全く通じないところでチャレンジしたかった。何ひとつわからないことがとても新鮮だったのです。フランスのどこに住もうか旅をしていた時期もありましたが、結局ワーキングホリデーで2008年12月にパリに行きました。でも、端的に言うとパリは肌に合わず、別の場所に行くことを考えていました。別の場所というのがたまたまオランダでした。この国は自分の感性に合ったんでしょうね、気づけば10年以上住んでいました。

P: オランダに来てからどのような仕事をしていますか?

N: ひとつは、引き続き日本からの依頼の映画やゲーム、コマーシャル音楽作曲の仕事です。最近ではオランダのクライアントも増えてきたのはうれしいことです。そして、今年になってからの最大のチャレンジが動画の編集の仕事です。どんな分野の作曲プロジェクトも楽しくお仕事させていただいていますが、私にとって映像音楽は格別です。映像に音楽をつけるのが最高に楽しい。そんなことをしていたら、映像を作る側にもやはり興味が湧き、、。動画編集の日々修行!に至ります。はい、オタク気質です(笑)。さらに音楽を通じて子どもたちに日本語を教えるという仕事も。一見どれも違う分野に見えますが、どの仕事も音楽を通してのチャレンジです。もともと違う畑のコラボレーションが好きな私にとっては、全てが繋がっているんです。蘭塾との出会いもそのひとつです。

P: 好きな作曲家や映画は?

N: 映画音楽では最近亡くなったモリコーネが大好きです。もちろん、エロール・ガーナー、ショパン、ラベルといったジャズやクラシック音楽も好きですよ。
映画はやはりシチリア島が舞台の「ニューシネマ・パラダイス」ですね。

P: 今ご家族は?

はい、オランダに来てオランダ語の学校に行っているときに知り合った夫と結婚しました。夫はブルガリア出身で3Dグラフィックスの制作、プロデュースをしています。私にとっては、尊敬するパートナーであり、良き父であり、動画編集者としての師でもあります。子供は8歳と5歳の娘がおります。家では日本語、ブルガリア語、オランダ語、英語が飛び交います。夫と私はそれぞれ、自分たちの母語で娘たちに話しかけています。これは彼女たちがお腹にいた頃から一貫してきたことです。娘たちが大きくなるにつれて、オランダ語の比重も大きくなっていますが、それはとても喜ばしいことです。オランダで成長していく彼女たちにとって、オランダ語はライフラインですから。その一方で、家庭では両親それぞれの母語で接する、ということが、私たち夫婦にとっては大事なこと。子供たちの成長に合わせて軌道修正しながらも、やはり両親の母語を継承していきたい、と私たちは思っています。

P: おふたりともクリエーティブな仕事をなさっているんですね。コラボもできそう。珠子さんは将来はどんなことをやりたいですか?


もっとこのオランダで楽曲提供やサウンドクリエイターとして、チャレンジしていきたいです。日本での働き方とここオランダでの働き方は音楽の分野でも全く違いますから。そして動画編集やこどもたちの日本語教育を通して、世界をどんどん広げていきたいです。ご自身のクリエイティブを武器にここオランダに移住している方々とも、もっと知り合いたいです!求コラボ!笑

Tamako Suzuki Music

こどもにほんご 

大人のための動画編集講座 


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