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オランダ、ついに濃い赤(ダークレッド)国に。
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欧州欧州疾病予防管理センター(ECDC)が木曜日発表した国・地域ごとのコロナウィルス感染状態地図で、オランダのほとんどの地域がレッドよりも感染度の高いダークレッド(濃い赤)に変わった。今回ダークレッドに指定されたのは、ユトレヒト州、北ホランド州、南ホランド州、ヘルダーランド州、北ブラバント州、オーファーアイゼル州、フローニンゲン州。4週間前、オランダは黄色あるいは緑だった。

ECDCは、毎週10万人に対する感染者数で地域を色分けしている。過去14日間で10万人に対し200人から499人の感染者がいるとコード・レッド(赤)となる。これ以上になるとダークレッド(濃い赤)に染まり、欧州他国へ向かうオランダからの渡航者に対する規制が強まる可能性が大きい。
ダークレッドになった地域はスペインではバレンシア、マジョルカ、そしてイビザ。ギリシアのクレタ島も濃い赤となった。フランスの一部、イタリアのシチリア島、サルディニア島、ベニス、そしてローマもこれまでの緑からオレンジへと変わった。


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コロナ感染、先週より速度を増す可能性
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オランダで新規にコロナウィルスに感染する人は、先週より速いスピードで増加している。おそらく、地域によっては危険度が上がりそうだ。また欧州全体の地図でもオランダがさらに赤(危険度)が濃くなる可能性もある。

過去7日、RIVMに報告された検査陽性は18,104件。これはその前の週に比べ8%増加している。これは4度目のピークであった7月から最大の増加である。

とくに増加が目立ったおは、ザーンス・ウォーターランド地区。この地区では42%も増加している。フリースランドでも567から765と35%の増加。このほか、ケネマーランド地区、ホーイ地区、フェフト地区などでも20%増加している。

オランダ25地区のうち18地区が感染者の増加を示している。これにより、各地区での危険度が上がる可能性は高い。危険度は毎週水曜日に検査陽性数と入院患者数に基づき決定される。

欧州全体でもECDCにより地域による色分けがされていて、グリーン(安全)、オレンジ、レッドそしてダークレッドと危険度が上がる。今週木曜日に、この色分けが更新されるが、北ホランド州、南ホランド州、フレーフォランド州はレッドが続。オーファーアイゼル州、フリースランド州はおそらくこれまでのオレンジからレッドへと変わりそうだ。その他の地域はオレンジが続くと予想される。

7月にオランダがこの地図でダークレッドに染まった際には、ドイツとフランスがオランダからの入国に厳しい措置をとっていた。

コロナ感染者激減し、先週の半数に
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昨日まで1週間のコロナ感染者(検査陽性者)数がその前の週の約半数に減った。RIVMによれば69,731名から37,343名への減少である。また一人が何人に感染させるかという再生数Rも、7月16日の2.91から、1へと減った。検査陽性となった人のほとんどが18歳から24歳の若者(64%)である。
ただ陽性となった人の11%はすでに2回のワクチン接種済みという結果も出ている。

感染者数は減ったが入院患者数はこの1週間増え続けており、先週538名。これは先々週より115名増加している。ルッテ首相によれば、高齢者の感染は減っているため、今週が入院患者数がピークとなり、その後減ると予想される。

先月末からの規制緩和から、1日1万人を超すほど急激にコロナ感染者数が増えたが、政府は規制強化は行わなかった。マスクも公共交通機関以外では不要と、ほぼ通常生活に戻ったまま。それでもワクチン接種がほぼ全員に行き渡ったこともあり、感染者数は減り続けている。コロナとともに生きる道を選んだオランダの結果である。

花粉症とコロナ感染を見分けるには?
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今週から気温が急上昇し、花粉が舞う季節が始まった。花粉症の人にはつらい季節である。とくに今週からハシバミとハンノキの花粉が放出されそうで、空気中の花粉量が急増するらしい。オランダには花粉レーダーhooikoortsradar.nlというサイトがあり、地域ごとの花粉の量を表示している。このサイトによるとオランダ南部では花粉が増えており金曜日ぐらいまで空気中に含まれるようだ。

花粉症の症状はコロナ感染の症状と似ているところが多い。鼻水やくしゃみといったコロナ初期の症状である。国立衛生研究所(RIVM)によれば、この時期毎年同じような症状が出る人は、おそらくコロナ感染症ではないという。ただし不確かでない場合にはコロナ検査を受けたほうがいいとRIVM。

くしゃみも花粉症とコロナ感染では様相が違う。花粉症の場合には鼻から花粉が取り除かれればくしゃみは止まるが、コロナ感染では止まらない。同じように嗅覚や味覚の損失も、花粉症の場合は鼻詰まりが原因なので、鼻スプレーをすれば解消することが多いが、コロナの場合にはスプレーの効果がない。

花粉症を治す薬はないが、症状を軽くする薬はある。ワーヘニンゲン大学の免疫学教授のSavelkoul氏によれば、「特定の花粉にアレルギーがある人は、その花粉が発生する前に薬を飲んでおく。症状が出るまで待ってはいけない。」という。

コロナ感染者1万人超える。休暇での海外旅行中止に
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水曜日のRIVMの発表によれば新規コロナ陽性者は11,214名と1万人を超えた。過去1週間平均の8365人を大幅に超える数字だ。ロックダウンの効果が出るのはだいぶ先になりそうだ。

月曜日に発表された厳しいロックダウン規制を受け、旅行会社は現在すべてのホリデー便を中止している。大手旅行会社TUIはオランダ人に人気の南の島やウィンタースポーツ目的の航空旅行をすべてキャンセルした。また航空・旅行会社コレンドンもすべてのホリデー旅行を中止している。最後の旅行先はコード・イエロー(注意して渡航可能)だったカナリア諸島とカリブ海のオランダ領アンティル島だ。しかし、外務省はこれらの行き先もコード・オレンジ(不要不急の旅行を禁じる)に変えた。

しかし火曜日からの厳しいロックダウン規制にも関わらず、スキポール空港はすでに予約していたホリデー旅行客で大混雑状態。これを見たインフラ担当のファン・ニューヴェンハウゼン大臣は「失望と怒り」を表明、今後海外旅行に関する厳しい追加措置が取られることになりそうだ。

ファン・ニューヴェンハウゼン大臣が国会に宛てた書簡で、「スキポール空港での混雑は容認できない。今後はすべての国外旅行に対し厳しい追加措置をとる。」とし、「旅行者が緊急かつ重要な理由で国外に出ることを証明する書類の提出」を義務付けられるかどうか検討中だとしている。

コロナ感染者数急増で新たな規制。小売店などでのマスク着用も
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28日夜7時に行われた記者会見でルッテ首相とデ・ヨング保健省大臣が新たなコロナウィルス感染拡大防止規制を発表した。すでにコロナウィルス感染者数は急増しており、これ以上の感染を防ぐための厳しい規制となる。この規制は29日(火)午後18時から効力を持つ。

オランダ全土:
*飲食店は21時以降は新たな客を入店させず、22時には閉店
*在宅勤務が標準となる。クラスター感染が起きた職場で、この規制を遵守することに協力しない雇用主は2週間の業務停止処分の可能性もある。
*レストランやホールの収容人数はまた最大で30人までとなる。屋外ではこの数は40人。
*葬式、企業、ショップ、デモ、美術館、遊園地など以外では、5名以上の集会が禁止される。
*自宅へ招待できる人の数はこれまでの名から3名へと減数される。(12歳以下の子供はこれに含まれない)
*スポーツイベントで観客は入場できない。
*テイクアウトの店は午前2時で閉店。アルコールは22時以後は販売できない。
*マスク着用義務は全国的には実施されないが、ハーグ、アムステルダム、ロッテルダムの小売店では、マスクを着用していない顧客の入店を拒否することができるようになる。政府はOMT(Outbreak Management Team)にマスク着用義務の拡大についてのアドバイスを求めている。
*ショッピングは必要なときのみに限り、ファンショッピングと呼ばれる遊びがてらの買い物は避ける。
*スポーツ施設の食堂は閉鎖
*スーパーマーケットでは高齢者や病弱者のための買い物時間を別途設ける。

アムステルダム周辺、ロッテルダム周辺、ハーグ周辺、ブラバント南東部:
*アムステルダムのハルセマ市長は、独自の記者会見にて、アムステルダム市内のみならずAmsterdam-Amstelland, Rotterdam-Rijnmond, Haaglanden en Brabant-Zuidoost地域での、小売店、飲食店や他の屋内の公共の場でのマスク着用を要請した。さらに、美容師やマッサージ師などの人と接触する人へもマスク着用を求めている。ハルセマ市長によればアムステルダムはすでにコロナ第2波に突入しているという。

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