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オランダのマクドナルド50周年。苦難の道
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50年前の1971年8月21日、米国のハンバーガーチェーン「マクドナルド」がオランダに上陸した。最初の店舗はアムステルダムやロッテルダムではなく、ザーンダムの郊外だった。なぜザーンダムと疑問に思う人も多いが、実はオランダ最大のスーパーマーケットチェーンのアルバートハイン(AH)が誘致したからだ。AHの本拠地はザーンダムにある。

当時オランダや他の欧州諸国ではファストフードのレストランという概念がなく、「フライドポテト、ハンバーガー、アイスクリーム、フライドチキン少しのお金で素早く食事ができるレストラン。」というのが売りとなった。メニューには、オランダ料理であるエルテンスープ(豆のスープ)やコロッケバーガーが加えられた。それにもかかわらず最初の7年間は惨憺たる結果だったという。

「当時、オランダ人はハンバーガーを知らなかったし、オープンキッチンのある店内で、手づかみで食べるという習慣がなかった。」と1974年から20年間責任者だったシベスマ氏が語っている。店舗はザーンダムに続き、デルフト郊外と郊外店舗が主だったが、どこも振るわなかった。そこでマクドナルドは、戦略を変更。店舗を市街中心地に設置、テレビで広告を流し、子供向けメニューなどの新しいコンセプトを導入した。おかげでエルテンスープはメニューから消えてしまったが、現在では250店舗へと拡大した。50年の間、多くの地域で黄色と赤のアメリカのファストフードチェーンに対する抵抗は激しく、なかなか店舗開店の許可がとれないという事態が続いたが、アメリカ文化が受け入れられるにつれ、オランダや他のヨーロッパでも認められるようになった。



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