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オランダでオンライン・ギャンブル10社を合法に
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これまでオランダではオンライン・ギャンブルは違法であった。それにもかかわらず80万人が国内外の違法サイトでギャンブルをし、毎年5億ユーロという金額をつぎ込んでいた。ほとんどのプレーヤーはサイトが違法であることを知らず、4分の1の人が損失で経済的困窮に陥っている。そこでオランダのギャンブル監視局は、今週の金曜日から10社を合法のオンライン・ギャンブル企業に認定し、規制と監視を行うと発表した。

10社のうち2社はオランダ政府が株主であるオランダ宝くじ(Nederlandse Loterij,TOTO)とホランド・カジノ。このほかオランダ企業では、フェア・プレイとベットシティが認可を得た。他の6社は外国企業である。

約30社が今回の認定に申し込みをしたが、ほとんどが却下されている。政府が規定している規制にそぐわなかったり、プレーヤーを監視する機能などが備わっていないことが理由である。当局によれば、オンライン・ギャンブルは、ポーカー、ルーレット、スポーツくじ、ビンゴ、スロットマシーンなどが含まれる。認可を得た企業は、プレーヤーの動向を観察し、問題が起きそうな場合には介入することが要求される。そして問題のプレーヤーと話し合い、必要に応じてゲームを中止する。それでもゲームを続行するなど問題が重なる場合には、このプレーヤーはブラックリストに乗り、他のサイトでもプレーができなくなる。

消費者団体は、今回の合法化でギャンブル依存症が増えることなどを懸念している。


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オランダのオンライン・ギャンブル、マルタへ移動
オランダ国内でのカジノは政府に認められた会社が合法で運営できる。しかしながらオンラインでのギャンブルはまだ合法化されていない。オランダのフィナンシエール・ダハブラット紙によれば、少なくともオランダのカジノ運営会社4社がマルタに拠点を置きオンライン・カジノ運営しているという。

オランダでカジノを運営する企業は、政府によるオンライン運営のゴーサインを数年も待ち続けているが、この4社は待ちきれずに拠点をマルタに移した。マルタは、法的そして財政インフラ上、オンライン・ギャンブル運営企業には魅力的だという。さらに、長年のノウハウの蓄積もあるということで、多くのオンラインギャンブル企業を誘致している。

ちなみにオランダ最大のギャンブル企業である「ホランド・カジノ」社と「オランダ宝くじ(Nederlandse Loterij)」は、マルタには拠点を設置していない。
オンラインビジネスには国境はないとはいうものの、企業の運営上には国境は存在するという興味深い一例だ。

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