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ゼーランド、牡蠣やムール貝狩りの量を制限か
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アムステルダムからでも約1時間で行けるゼーランド州は、牡蠣やムール貝で有名である。牡蠣やムール貝専門のレストランやカフェも多く、オランダだけでなくベルギーなどからもわざわざ足を運ぶ人も少なくない。
ゼーランドでは特定の海岸で個人が牡蠣やムール貝を採取できる。とくに牡蠣は岩場にはりついているので、引き潮のときには採取しやすい。これまで牡蠣やその他の貝は、ひとり10kgまで持ち帰ることができたが。しかし州はこれを2.5kgに制限したい意向である。

「海藻や貝類を自分で採取するのはゼーランド州では昔からの習慣だ。この素晴らしい伝統は保持したいのだが、最近では乱獲で生態系が脅かされている。」と州の担当者が憂慮している。牡蠣は人間だけでなく、鳥類にも格好の餌なのである。

牡蠣を取れば取るほど、鳥たちの分がなくなる。牡蠣が生息する塩性湿地帯は、実はアカアシシギ、ハジロコチドリ、砂チドリといった鳥たちの重要な繁殖地でもある。これらの鳥はそこで見つけることができる食料に完全に依存している。

個人の採取量に規制を計画しているのは、州だけでなく、自然保護団体や漁業団体も同様だ。規制は2022年から実施されそうだ。


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オランダで牡蠣のシーズン始まる
9月20日、公式に2018−2019年度牡蠣のシーズンが始まる。オランダ牡蠣協会は20日ゼーラント州のイエルセケ(Yerseke)で解禁の式とお祭りを予定している。まずはオースタースヘルデにて最初の牡蠣が水揚げされ、市議会に供される。その後イエルセケに戻りオランダ牡蠣協会からMSC認定書が授与される。MSC認定書は自然に優しい手法で養殖された魚介類に与えられるもの。

最初に水揚げされた牡蠣はまず競りにかけられ、売上は慈善事業に寄付される。今年はブレダ市にある病院でのガン研究機関への寄付が決まっている。昨年は1万700ユーロが寄付されている。
イエルセケは町中が牡蠣の養殖をしているといっても過言ではないほどの産地である。牡蠣や魚介類専門店やレストランが点在していて、どこにいっても新鮮で安い牡蠣が食べられる。アムステルダムから車で1時間ほどの場所にあるため、牡蠣を求めてやってくる人たちが引きも切らない。

生牡蠣、オランダで人気上昇、消費量拡大
オランダ人が好きな魚介類はムール貝とニシン。しかし最近では生牡蠣(オイスター)が人気を集めている。先週木曜日はゼーラント州の牡蠣の収穫地であるイェルセケ(Yerseke)で牡蠣の解禁が行われた。牡蠣の人気は寿司で魚の生食が定着したことにも関係すると専門家。

牡蠣の人気で、街中にはオイスターバーも増えている。またレセプションなどで牡蠣が出ることも少なくない。牡蠣の食べ方はいろいろだが、最も牡蠣好きは何もつけずにそのまま食すという。それに抵抗がある人は、レモンを絞ってこしょうをかける。もちろん、グラタンにしたりフライにするのも人気。最近ではバーベキューに殻もと乗せて焼くのも人気上昇中だそう。なんと、日本風にパン粉をつけて30秒だけ揚げるというのも生牡蠣に抵抗がある人にはお勧めだと、牡蠣専門家のファンデルヘウル氏。同氏は新鮮な牡蠣の見分け方を教えている。まず蓋を開けたときに水分があふれていること、においを嗅いだ時に新鮮な海のにおいがすることが大切だそう。また牡蠣に合う飲み物だが、シャンペンやシダーやドライな白ワインが定番。しかしビールや人そしてウィスキーでも行けるらしい。

欧州で最も牡蠣を消費するのはフランス。オランダは昨今の牡蠣ブームでこれに追いつこうとしている。オランダには現在16の牡蠣養殖場があるが、そのほとんどがゼーランドのイェルセケにある。ここはオイスターを食べさせる店が連なっており、在オランダ日本人にも人気だ。オランダ産の牡蠣の60−70%はベルギ−に輸出されている。30−40%はイタリア、ドイツ、フランスに売られている。そしてその残りがオランダでの消費というから、どれだけたくさんの牡蠣がオランダで養殖されているのかがわかる。今年は約350億個のクルーズ種(岩牡蠣)と75万個の平たくて丸い牡蠣が収穫される予定。

ゼーランド産の一部のムール貝と牡蠣から毒性物質
オランダの西南部にあるゼーランド州のオースタースヘルデ湾の東北部で採れたムール貝と牡蠣から、毒性物質テトロドトキシン(TTX)が抽出された。このエリアで捕獲される貝類は食用には適さないとオランダ食品衛生局(NVWA)が警告した。2015年10月から同局はオースタースヘルデ湾でのTTX検査を毎週行っている。これまで特に問題がなかったのが、今週になりムール貝と牡蠣からこのTTXが発見された。今日29日水曜日はムール貝のシーズンが始まる日に当たり、このニュースは業界には打撃である。TTXはふぐの毒の成分で、食べると中毒症状を起こし危険だという。

しかし、NVWAによればゼーランドの他の海域は全く汚染されておらず貝類は安心して食べられるという。現在店頭に売られているムール貝や牡蠣は全く問題なく食することができる。

牡蠣の中に真珠が
オランダの南部ゼーランド州にあるイエルスケという村で、牡蠣の中に真珠が見つかった。この村に住むハナ・ファンデンボームハールドさんはクリスマスの夜、食事中に食べていた牡蠣の中に真珠が入っているのを見つけた。この女性は、見つけた真珠が幸運の印だとし、この真珠を使った指輪をつくることにしたという。
真珠の価値は不明であるが、クリスマスの夜に見つかったというのはたしかに幸運の印かもしれない。
ハナさんは、この牡蠣を隣に住む牡蠣業界で働く男性にもらったという。

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