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ロッテルダムで規制反対の暴動、7人負傷
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昨夜ロッテルダムの中心街で政府の規制に反対する暴動が起き、警察が2人に発砲するという事件が起きた。暴徒は警察隊に石や花火を投げたり、パトカーに放火するなどで収集がつかなくなった。政府が検討している2G規制に反対するデモに、サッカーのフーリガンなど様々なグループが加わり暴動となった。3週間のロックダウンや昨日発表された年末の花火禁止などに対する怒りが爆発した形だが、意味なく単に破壊行為や暴力を行う暴徒も少なからずいた模様。

数百人が加わったこの暴動で警官を含む7名が負傷し20名以上が逮捕された。ロッテルダム市長が「暴力の乱交」と称したこの暴動で、緊急事態宣言が発令され、市内への立入禁止とロッテルダム市内の主要駅の封鎖が行われた。



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オランダ各地でまた暴動、3日目
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先週金曜日の夜ロッテルダムで暴動が起きたが、土曜日、日曜日と続き各地で同様な暴動が起きた。土曜日はハーグで、昨夜日曜日にはレウワールデン、フローニンゲン、エンスヘーデ、ローゼンダール、そしてティルブルグという地方都市で暴動が起き警官隊が介入した。

北部の街フローニンゲンでは市長が緊急事態宣言を発する結果となった。午後にはコロナ対策反対デモが支障なく行われたが、夜になりソーシャルメディアを通して暴動が扇動され、若者が街に集まり破壊行為を始めた。バス停や店舗のガラスを壊すなど大きな被害をもたらした。
東部の街エンスヘーデでも、ソーシャルメディアを通じて集まった若者が暴動を起こした。ここでも緊急事態宣言が発令され、中心地から離れるよう通達された。逮捕者も出ている。
南部の街ローゼンダールでも複数の地域で小学校を放火するなどの暴動騒ぎが起きた。また花火や爆竹を投げたり、車を燃やすなど破壊行為も目立った。

警察や市当局が事前に暴動を検知するのは不可能ではないが、暴動扇動者は外部の介入が難しいテレグラムのようななインターネットメディアを利用しているため、容易くないという。また暴動に加わっているのは、ほとんどが20歳以下で13歳14歳という未成年者も混じっている。

ハーグで政府のコロナ政策に反対する大規模なデモと暴動
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政府のコロナ対策に反対するデモが日曜日ハーグのマリーフェルト(中央駅付近)で行われ、これが暴動に発展した。警察は花火などで対抗する抗議者をや放水などで対応し数名を逮捕した。この日は17日に行われる総選挙前最後の日曜日で、政府の対策への抗議を示す人たちが集まった。

200人の参加が事前に許可されていたデモは14時ごろに開始されたが、時間が経つにつれ抗議者は数千人へと膨らんだ。政府は事前に参加者同士の距離を保つよう通達していたが、これが全く守られなかったため警察が介入したもの。警察は解散を呼びかけたが、これに従わなかったため警察犬や騎馬隊がデモ参加者の間に導入した。一部の抗議者は別の地域へと逃げたが、最終的には逮捕されることになった。このデモは「占領下オランダ(Nederland in Verzet)」という団体が組織したもの。

このデモと暴動に対し、アムネスティ・インターナショナルは、警察が警察犬の導入や警棒で叩くなど過剰な暴力で対応したと批判している。

暴動に襲われた小売店、クラウドファンディングで続々と寄付金集まる
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デン・ボスで月曜日に起きた暴動で、郵便局を兼ねる文具店「Primera」が壊され略奪に合った。悲しみにくれる店主の女性とのインタビューがオランダ国営放送で放映されたが、その中で店主は「二度とこのような暴力、略奪事件が起きないことを願う」と涙ながらに語った。これを見た視聴者たちが複数のクラウドファンディングを立ち上げ、1日で10万ユーロ(1200万円)以上が集まった。
これを聞いた店主は「クラウドファンディングで寄付してくれた人には心から感謝しているが、修繕に全額は必要ない」と語った。寄付のほか、サプライヤーからも無料で商品を供給するという申し出も受けている。「寄付金の残りは、他にも被害を受けた店舗に配分する計画だ。」と同店主。

政府は今回の暴動事件を受け緊急討議を行い、司法大臣が「コロナ暴動による損害ファンド」の設置を発表した。被害を受けた店舗などでこれをカバーする保険に入っていない場合には、このファンドから資金が受け取れる。

このほかにもティルブルグやウルクでも被害を受けた人や店舗のためのクラウドファンディングが行われている。またアイントホーフェンの駅でピアノが破壊されたが、地元のロータリークラブが寄付をし新しいものが設置された。

夜間外出禁止令3日目も各地で暴動
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夜間外出禁止令が出て3日目の1月25日にも24日に続きオランダ各地で暴動が起きた。店舗を襲い、爆竹や花火を爆発させ、放火しするなどの暴動に加え、一部の街では警察が投石されるという事件が起きている。逮捕者は25日だけで184名に上った。

暴動が起きたのは、デン・ボス、ロッテルダム南部、アムステルダム東部、ハーグ、ヘレーン、ズウォレ、アルメロ、ブレダ、フェーネンダール、ティルブルグの各市。デン・ボスではスーパーマーケットなどが襲われ、車が放火された。一時、街の中心部は閉鎖され、交通機関も不通となった。ロッテルダムでは150−200人の暴徒が警官に石や爆竹を投げるという騒ぎとなり、50人が逮捕された。

オランダの暴動は主にソーシャルメディアで呼びかけが始まり、暴力で発散したいという若者が中心に全土に広がった。極右政党で政府のコロナ対策に反対する民主フォーラム(Forum voor Democratie)も、当初は政府に反対し立ち上がろうと呼びかけていたが、この暴動を目の当たりにし行動を控えるよう訴えている。

隣国ベルギーではこの暴動が国境付近の都市からベルギーに飛び火するのを恐れ、警戒を強めている。すでにソーシャルメディアで、シント・ニクラースやマースメヘレンなどの街での蜂起が呼びかけられているという。

オランダ10都市で夜間外出禁止令に反対する暴動。病院も襲われる
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日曜日夜、オランダの10市で土曜日夜から施行されている夜間外出禁止令に反対する暴動が起きた。このほか、アイントホーフェンとアムステルダムではコロナ規制に反対する違法デモが行われ、警察との揉み合いとなり多くの逮捕者が出た。エンスヘーデでは病院への投石事件が発生、ウルクでは土曜日にコロナ検査場が放火されている。

車に放火したり、爆竹を投げる、店舗を破壊するなどの暴動が起きたのは、アイントホーフェン、ハーグ、ティルブルグ、フェンロー、ヘルモント、ブレダ、アーネム、アペルドールン、ルールモント、ステインの各市。アイントホーフェンの警察によれば、夜間外出禁止令への反対が目的というよりも、鬱憤晴らしで警察と戦うための暴動という様相だったという。警察は放水と催涙ガスで暴動を収め、数百人を逮捕した。

アムステルダムでは日曜日午後15時、ミュージアム広場に約1500人のコロナ規制反対を唱える人が集まり大規模なデモが行われた。デモは市が許可しておらず違法だったため、警察が介入し騎馬隊と放水で参加者を抑えようとしたが、参加者は投石と爆竹で応戦。100人近くが逮捕された。

エンスヘーデにあるメディス・スペクトラム病院では、23時頃暴徒が窓に投石するという事件が起きた。病院はすべてのドアを施錠し、暴徒が中に入らないよう防御した。
ウルクでは、土曜日夜に数百台の車がクラクションを鳴らしながら行進し、保健所が開設したコロナ検査場が放火された。検査場は全焼。ウルクは人口あたりのコロナ感染者がオランダで最も高い市である。Urkでの放火事件動画
オランダでは23日土曜日から夜間(午後9時から午前4時半まで)の外出が禁止されており、少なくともこの禁止令は2月9日まで続く。

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