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コロナのイライラを「破壊」や「叫び」で発散するビジネス大流行
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もうすぐ3年目に突入するコロナ禍。今年の冬も夜間外出禁止令は続くし、訪問者の数も制限されているので、忘年会やクリスマスパーティはできそうもない。老若男女多くの人がイライラやストレスを抱えて生活している。

そこで脚光を浴びているのが不満を発散できる部屋やサービスである。「破壊部屋」と名付けられた部屋では、皿やコップを壁に投げつけたり、ハンマーや斧を使って設置物を破壊できる。この破壊部屋は2016年ごろすでに日本や米国からオランダに紹介されたが、今では人気を博している。ブレダにある「Dagjeuit Smashroom」ではこの「破壊部屋」に一日に90人も訪れるという。

声を出して叫ぶのもストレス発散にいいようだ。海岸で大声で叫ぶレッスンを行っているサービスも登場している。ひとりで叫ぶのも難しいので、グループでひとりひとり交代で叫ぶという仕組みだ。ストレスを感じているのは自分だけでない、という連帯感も得られるようだ。

しかし物を破壊したり、泣いたり、叫んだりするのは、はたしてストレス発散になるのだろうか?フローニンゲン大学の社会心理学教授ダイクストラ氏によれば、問題の根本的な解決にはならない。ただし、グループでやることがリクレーションになったり、力づけられることは確かだという。


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胃切除手術のウェイティング長く。肥満はコロナに危険
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肥満はコロナウィルスに感染すると危険である。オランダのICUに入院している人の80%は太り過ぎで、40%は肥満という統計がオランダICU協会から発表されている。コロナに感染してもICUに入るほど重篤化したくない太り過ぎそして肥満の人は、こぞってダイエットに励むか胃の一部を切除する手術を受けている。この腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は大人気で、コロナ危機が始まってから15%も増加している。ところが、コロナ禍で手術自体が難しくなり、現在2000人がウェイティング状態。そして毎月数百人がこのリストに加わっている。

オランダでは成人の約半数が、BMI25以上の太り過ぎだという。女性よりも男性に多く、50歳以上が多い。また肥満といわれるBMIが30以上の人も14%いる。オランダの肥満クリニックや病院では年間12,000人がこの胃を小さくする手術を受けている。

エラスムス・メディカル・センターの内分泌専門家によると、お腹の脂肪はウィルスの貯蔵庫のようになるという。「ウイルスは脂肪組織に定着し、あらゆる種類の炎症を引き起こす。その結果、免疫系は常に準備状態にあり、コロナウイルス粒子自体を標的にできなくなる。」この胃切除手術だけが肥満を解決する手段ではなく、薬やライフスタイルの改善でももちろん可能だ。ただし病気などで体重を減らすことが難しい人はこの手術が最も適しているという。
がんや心臓病の人の手術が、コロナ禍で遅れている今、この胃切除手術はさらに後回しとなっていう。

新型コロナウイルス関連情報(EU・シェンゲン域外からの渡航者に対する新しい入国規則の導入)
 オランダ政府は、2021年12月22日(水)より、EU・シェンゲン域外からの渡航者に対する新しい入国規則を導入する旨を発表しましたので、その概要を以下の通りご案内します。

 オランダ政府の発表の詳細は、以下のオランダ政府ホームページ(蘭語)をご参照ください。

https://www.rijksoverheid.nl/onderwerpen/coronavirus-covid-19/nederland-inreizen/nieuwe-inreisregels-voor-reizigers-buiten-eu-schengen 

1 2021年12月22日(水)より、EU・シェンゲン域外からの渡航者は、陰性証明を所持する場合のみ、オランダへの入国が認められる。これは、ワクチン接種証明、あるいは回復証明を所持している者に対しても適用される。陰性証明は、出発前の48時間以内のNAAT/PCR検査、或いは、出発前の24時間以内の抗原検査となる(現時点で日本はハイリスク国に指定されていますので、オランダ政府の定める入国制限の例外に該当する者以外は、日本からの渡航者は、オランダへの入国は認められませんが、この例外に該当し、オランダへの入国が認められる者については、オランダ政府の定める陰性証明の所持が求められることになります。入国制限の例外や認められる陰性証明の条件は、以下のオランダ政府ホームページにてご自身で
ご確認ください)。

2 2021年12月22日(水)より、非常にハイリスクな国からの渡航者は、回復証明、或いは、ワクチン接種証明を所持するものであっても、10日間の自己隔離が必要となる。隔離の5日目に保健所(GGD)で検査を受け、陰性の場合には、この隔離期間を短縮することが出来る(非常にハリスクな国からの渡航者についても、オランダ政府の定める入国制限の例外に該当する者以外は、オランダへの入国は認められません)。

入国制限の例外
https://www.government.nl/topics/coronavirus-covid-19/visiting-the-netherlands-from-abroad/exemptions-to-the-entry-ban/eu-entry-ban-exemption-categories

陰性証明の条件
https://www.government.nl/topics/coronavirus-covid-19/visiting-the-netherlands-from-abroad/mandatory-negative-test-results-and-declaration/information-on-the-test-result


現行のコロナ規制、1月14日まで延長。小学校も休暇早まる
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12月14日の政府記者会見にて、現行のコロナ規制の延長が発表された。延長は少なくとも2022年1月14日まで続く。コロナウィルス感染者数は減ったものの入院患者数は多く、通常患者の手術や手当が遅れている。また変異株であるオミクロン株に対するワクチン効果などの不確実性もあり、政府は規制を延長した。

現行の規制は、飲食店や小売店などの営業時間の短縮などを含む夜間外出禁止。1.5メートルという距離を保ったり、手を洗い、自宅勤務といった基本的な規定である。クリスマスでも家に招待できる人数は1日4人まで。(ゲスト、ホストともに簡易コロナテストが必要。)これらの規定や措置はこのまま続行される。

■小学校
このほかに、新しい措置として、小学校がクリスマス休暇(通常は24日から)の始まる週(遅くとも12月21日)に閉校する。0−4歳までの保育所は閉鎖されない。学校が休みになった場合、子供はできるだけ自宅にいるようにし、高齢者に近づかない。

■ ブースターワクチン接種
他の欧州諸国から遅れをとっていたブースター接種(ワクチンの追加接種)は急速に早まる。
これまでは最終の接種から6ヶ月以上たった人がブースター接種を受けられたが、これが3ヶ月後に縮小される。これにより18歳以上の人は1月末までに接種が可能となる。国立衛生感染研究所(RIVM)あるいはホームドクターから接種の通知を受ける場合もあるが、自分でGGDに申し込むことも可能である。(オンラインでは以下のリンクから)

■ 補償
政府は文化セクターと企業へ補償を出す。44億ユーロに上る補償金は、飲食店など時短により収益が減った業者、企業そして従業員への支援である。

政府のコロナ対策への信頼度、過去最低に
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国立衛生感染研究所(RIVM)と保健所(GGD GHOR)が主導で行った調査によると、政府のコロナ対策への信頼度はパンデミック始まって以来最低となった。11月末に46,000人を対象に調査した結果である。

コロナ対策に否定的な人のうち約71%の人が、ウィルスの拡大防止に対しほとんど(あるいは全く)対処していないと考えている。さらに追加ワクチン接種(ブースター)の開始も遅すぎという意見だ。
政府の対策に疑問を感じている人は前回の調査では約40%、その前の調査では25%であった。

政府の対策に肯定的な人は16%しかいない。ほぼ半数が対策に対し否定的で、40%はどちらでもないというスタンスである。ワクチンを受けていない人を見ると、対策に肯定的な人は2%のみ。91%がコロナ対策は認められないと否定的だ。

ただGGDやRIVMによると、今回の規制を遵守している人は多い。飲食店の利用を控えたり、家への訪問者を減らし、在宅勤務を増やし、人との距離を開け、症状がある場合には検査をするといった基本的な制約は、以前よりも守られているという。

コロナパス、追加接種なしだと2月1日で失効
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欧州連合(EU)は来年2月から(渡航のための)コロナパスを有効にするために、追加接種(ブースターショット)を義務付けたい意向だ。オランダも基本的にこのEUの措置に同意しており、今後数日間で正式化する予定である。デ・ヨング国民保険省大臣は、国境開放を維持するためにはこのディジタル認定書であるコロナパスは重要だとし、ブースター接種は必須だと述べている。

最後の接種から6ヶ月以内にブースター接種を受けていないEU在住者は入国を認めないという国も出てきている。ただし、EU加盟国は域内の自由な移動を阻止するような規制は認めないというルールもある。また、各国の国内での規制はこれとは別の問題なので、ブースターなしで飲食店に入れるか否かなどはまだ何も決定していない。デ・ヨング大臣はEU各国の同調を呼びかけていると同時に、EU域外からの旅行者へ到着時のPCR検査を義務化したいと考えている。

オランダはブースター接種が遅れており、やっと始まったばかり。「今後2度接種するのに十分な在庫はある。」と発表し、今後追加接種を急ぐと述べている。RIVMによればこれまで67万人が追加接種を受けている。これは成人の約5%と欧州では最低のレベル。

*コロナパスは国内用と国外用に分かれているがこれはEU内用。

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