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ロシアの大型豪華ヨット20隻、オランダで没収
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オランダ税関はロシアに対する経済制裁の一貫で、昨日6隻の大型ヨットを差し押さえた。先週にも14隻の豪華大型ヨットへオランダ国外への航行を禁止している。オーナーはロシア人かベラルーシ人あるいは関連企業である。

20隻のヨットのうち14隻はオランダで建造中のもの。4隻はメンテナンス中そして2隻は船庫にあった。オランダはアマゾンのオーナーであるジェフ・ベゾスが世界最大のスーパーヨットを注文するなど、豪華ヨットの建造を多く手掛けている。ロシアのオルガルヒたちも競ってオランダに注文している。

差し押さえられているヨットの海上公試は引き続き許可されているが、沿岸警備隊と税関の監督下にあるため国外へは出られない。
英国のガーディアン紙は先週末、ロシアの億万長者であるローマン・アブラモヴィッチ氏が所有する豪華ヨットがメンテナンスのためにオランダにあると報じている。
オランダに係留されている船のサイズは大きく異なるが、最小のヨットの長さは8.5メートル、最大のものは120メートル。


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ロッテルダムの橋、ジェフ・ベゾスのスーパーヨット通過のため解体
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ロッテルダムにはエラスムス橋など有名な橋がいくつかあるが、その中でも歴史的象徴となっているコーニングス橋(別称 デ・ヘフ)が巨大ヨット通過のためにこの夏解体される。このスーパーヨットは、アマゾンのオーナーであるジェフ・ベゾスがオランダで建造中のもの。

ヨットはロッテルダム近くのアルラセルダムにあるオセアニコという造船所で建造中だ。建造費4億3千万ユーロ(約550億円)のこのヨットは世界最大と言われている。このヨットが外洋に出るにはどうしてもデ・ヘフ橋を通過せねばならないのだが、マストがこの高さ40メートルの橋より高い。そこでベゾスはロッテルダム市に橋の一時的解体を要請した。費用はオセアニコ社とベゾスが折半するという。

もちろん再建されるとはいうものの市は橋の解体を拒んでいたが、ロッテルダムの造船業と雇用を守るためにベゾスの要請に同意した。デ・ヘフ橋はロッテルダム市にとって特別な意味がある。1878年に完成したこの橋は、第二次世界大戦で崩壊したロッテルダム港の再建のために列車運行用に使われた。1993年には鉄道橋の役目は終わったが、歴史的建造物として保存することが決まった。こういった経過があるため、橋の解体は一時的とはいえ市にとっては複雑だ。

オランダの造船業者(船大工)は、次々にスーパーヨット建造に乗り出している。長い間に培ってきた技術を活かせる上、世界中の億万長者たちが競ってスーパーヨットを建造しているので、オランダの造船業者にはまたとないチャンスなのだ。市も産業を守るために橋の解体は認めざる得ないようだ。

オランダで造船した超豪華ヨット、スキャンダルで半額に
オランダの超豪華ヨットの造船会社であるオセアニコが造船した全長300フィート(91メートル)のヨット「イクアニミティ」が半額で売りに出ている。同ヨットはヘリコプター基地や病院、ジム、スパ、ハマムそしてプールなどがある個人用のヨット。イクアニミティは5年前にマレーシアの富豪ロー・ティーク・ジョーの注文でオランダ国内で造船されたが、昨年には2億5000万ユーロ(約300億円)という価格で売りに出ていた。ところが数ヶ月で半額の1億3000万ユーロ(約150億円)再度売りに出されている。ヨットは昨年3月にこの大富豪ロー・ティーク・ジョーの詐欺の疑いでマレーシア政府によって没収されていた。

ロー・ティーク・ジョーは国の投資会社を使った汚職・詐欺事件で42億ドル(4300億円)を手中に収め、国外に逃亡中。マレーシア政府はこの損失を補うため、昨年秋にこのヨットをオークションにかけたが失敗している。このヨットの保持だけで月に73万ドルもかかるというお荷物である。そこで急遽価格を半額の1億3000万ユーロへと下げ再び売りにだしている。

オランダは超豪華ヨットの造船分野では世界でも有名で。世界一と言われる造船所はアメルス社、その他フィードシップ社、ヒーセン社、オセアニコ社と世界トップ10に4社もランクされている。

地球を一周するヨットレースでオランダ人女性の率いるヨット優勝
最も過酷といわれる世界一周ヨットレース「ボルボ・オーシャン・レース」の2017−2018年レースの最終寄港地(第11レグ)はオランダのスヘーフェニンゲンだった。24日、港に最初に姿を現したのはオランダ人女性キャロライン・ブラウワー(44)の率いる中国艇ドンフェンだった。ブラウワーは全45000海里(約89000キロ)の最終レグ11をトップで航海した。ブラウワーは11レグのみならず、総合でも優勝した。彼女がボルボ・オーシャン・レースに参加したのはこれが3度目。最初の2回は女性クルーだけを使ったが、今回はのクルーメンバーは男女混合である。

ブラウワーはオランダが誇るトップ女性セーラーである。1998年には国際ヨット界のトップの地位に登っている。最初はレーザー級の小型ボートで1993年に世界チャンピオンとなり、1996年と98年にはヨーロッパ・クラスで世界タイトルを得ている。2000年にはシドニーオリンピック、また2004年にはアテネオリンピックでオランダ代表で出場している。2014−15年のボルボ・オーシャンでは女性だけのチームで総合6位に入賞した。

現在オーストラリア人の元オリンピック・セーラーと結婚し一人息子のいるブラウワーは、ともかく南太平洋での荒海での航海が大好きだという。岸から数千マイルも離れた海で、6−7メートルの波に揉まれるのが楽しいと、根っからの冒険好き女性だ。


オランダ、ボートやヨットのシェアが人気
アムステルダムでは今週からボートショーHISWAが開催される。今回は約300隻のボートやヨットがアムステルダム北部の海上で展示販売されるが、2万5000人の訪問者があると予想されている。
オランダは水の国。ヨットやボートが盛んだが、最近では1隻のボートを親戚や友人たちとシェアするのが流行っている。さらに観光客向けに貸し出す人も増えている。ボートは安くない。ただ働き盛りの人たちは忙しく、せっかく購入しても乗る時間が少ない。そこで、何人かで共同で所有するか、貸し出すというのが、最近の傾向だ。

オランダでウォータースポーツをする人は260万人。ヨット、ウィンドサーフィン、カヌー、ボート、モーターボートなど、現在50万船舶が登録されている。
HISWAによれば、最近では宿泊できる豪華ボートが人気。もうひとつ人気の的になっているのが、SUPと呼ばれるスタンドアップ・パドル・サーフイン。サーフボードの上に立ち、オールで漕いで進むというもの。最近ではSUPの上でヨガをやるなど、新しいスポーツも生まれている。

フリースランド、ヨットのマストが倒れ3人死亡
オランダの北西部フリースランド州のハルリンゲン(Harlingen) の港近くの海上で、航海中のヨットのマストが倒れ3人が死亡するという事故が起きた。死亡したのは19歳、43歳、48歳のドイツ人男性で、オランダの洋上旅行を楽しんでいたグループのうちの3名だった。事故後、ヨットはハルリンゲンの港に引き返したが、艇長の男性とその妻そして他の乗員9名は事情聴取のため警察に収容された。

この2本マストの大型ヨットに乗っていた人たちはドイツ人の家族と親類。ヨットのオーナーである艇長の男性は責任者として身柄拘束された。警察は事故の原因を調査中である。
ハルリンゲンは古い建物が残る美しい港町で、ウォータースポーツを楽しむ人たちや観光客が集まっている。

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