ニュース

運動をしなくなったオランダ人
gym.jpeg
コロナ危機がもたらしたものに運動不足がある。スポーツジムやプールなどが閉鎖しスポーツをしなくなった。これがコロナ後もあとを引き、毎週スポーツをするという人が昨年に比べ80万人も減っている。オランダオリンピック協会(NOC*NSF)が調査した結果である。「オランダはコロナで文字通り動かなくなった。ロックダウンが始まった2020年には、自宅でトレーニングをする人が増えたが、2回めそして3回目のロックダウンではこの数が減っていった。」と同協会。

1ヶ月にスポーツをする回数は2019年には平均9.6回だったが、2年後には8.2回に減っている。減少が顕著なのは5歳から18歳の若者で、2019年には78%がスポーツをしていたが2021年には65%にと減っている。

ロックダウン中は屋内スポーツができなかった。この2年間で屋内スポーツを止めた人は180万人もいる。若者では15%が中止するという統計が出ている。スポーツジムも未だにコロナ前の盛況は戻っていない。ただし、コロナ時に人気だったウォーキングだけは未だに増えている。


関連記事

フェルスタッペン(F1)とハッサン(陸上)が今年のスポーツマン・ウーマン
verstappen.jpeg
マックス・フェルスタッペンとシファン・ハッサンが今年のスポーツマン・スポーツウーマンに選ばれた。フェルスタッペンはフォーミュラ1の世界チャンピオン、そしてハッサンは今年の東京オリンピックの陸上長距離で金メダルを2つ受賞している。

24歳のフェルスタッペンは5年前にもヤープ・エーデン賞を受賞している。初めてオランダ人としてF1グランプリに出場した時である。今年は、これまでの王者であったルイス・ハミルトンを破り優勝した。28歳のハッサンも2019年にベスト・スポーツウーマンに選ばれている。陸上世界選手権1500mと10000mで優勝している。そして今年は東京オリンピックで10000mと5000mで金メダルを受賞、10月には2021年ヨーロピアン・アスリートに選ばれた。ハッサンはエチオピア生まれ、15歳のときに難民としてオランダに移住してきた。

昨日ハーレムで行われた授賞式にはどちらも参加できなかった。アメリカに住んでいるハッサンはオランダへ飛んだが、コロナ陽性が判明し隔離中。フェルスタッペンはバケーション中のため父親のヨス・フェルスタッペンが授賞式に出たもの。

コロナの後退とスポーツでの躍進
eurocup.jpeg
オランダのスポーツファンにはうれしい日々が続いている。サッカー欧州選手権では17日にオーストリアを2:0でかわし、16強として決勝トーナメント出場が確実になった。20日フランスで行われたF1グランプリでは、オランダのマックス・フェルスタッペン(レッドブル、ホンダ)がハミルトンを最終の2周で抑え優勝した。

今日21日のサッカー欧州選手権では、オランダは北マケドニアと対戦する。18:00からアムステルダムのアリーナで行われる対戦では、すでにオランダの勝利が予想されている。北マケドニアは2連敗ですでに敗退が決まっている。

コロナ感染者数も減少を続け、20日に検査で陽性となった人は735名、新たに入院した人は12名となっている。ワクチン接種は、第1回目と2回目を含めた合計は1360万本と急速に進んでいる。

飲食、イベント、スポーツなどに37億ユーロ追加支援決定
restaurant_empty.jpeg
政府は、企業の倒産や失業の増加を防ぐため、37億ユーロの追加コロナ支援資金を拠出すると発表した。これはこれまでの支援金額340億ユーロに上乗せされるもので、コロナ禍で打撃を受けたセクターに支給される。

コロナ禍とこれに伴う経済の悪化は予想以上に長引いているため、今回の支援策が必要となった。今回の支援策は、第3次支援となるもので、2021年の6月末まで継続する。
固定費に対する支援額(TVL)は増額される。バーやカフェなどで営業損失が多大な企業はこれまで以上の支援金を受け取ることができるようになる。さらに最大70%までの費用を政府が補填する。また支給対象業種も拡大され、例えば飲食業へのサプライヤーなどにも適用されるようになる。最高支給額は3ヶ月90,000ユーロで据え置かれる。これまでの給与支出援助(NOW)も継続される。

さらに、収入がなくなった企業にも手が差し伸べられる。例えばコロナ禍により仕事がなくなった個人事業主や隔離で仕事ができない人は、一時的補助金精度(TONK)が利用できる。

年末年始のウィンタースポーツは諦めたほうがいい、アウトブレイク管理チーム
wintersports.jpeg
オランダのアウトブレイク管理チーム(OMT Outbreak Management Team)は、年末年始にかけての国外でのウィンタースポーツ旅行は避けるべきだと発表した。国外旅行はコロナウィルス感染と拡大リスクが高いと政府に提言している。OMTは今年の夏以降、特に若者が外国旅行でコロナウィルスに感染していると指摘した。

また「コード・オレンジ」地域と指定されている地域や国からオランダに戻った人の4分の3は、自宅隔離という規則を守っていないことも指摘。さらにウィンタースポーツを楽しむ地域では、集団での移動や外食などで、人との距離を保つのが難しい。

OMTの提言には従わずにウィンタースポーツに行く人も出てくると予想される。帰国後コロナウィルススピード検査をすれば自宅隔離は必要ないと考える人も多いが、これは間違いだとOMT。 検査はあくまでもその時点の状態を知るもので、検査数日後に病状が出る人もいる。したがって検査の結果が陰性でも10日間の自宅隔離は必須である。

OMTのこの提言に対し、旅行業界団体であるANVRは苦言を呈した。もうすでに逆風にさらされ経営に窮している旅行業界は、このアドバイスで「安全な地域」への旅行者も減ると不満を隠せない。たとえばカナリア諸島などはオランダ国内より安全だとANVR。

スポーツジム、サウナ、カジノ、 7月1日から再開
sportsschool.jpg
コロナ規制緩和計画で9月1日から再開が計画されていたスポーツジムやサウナだが、時期が早まり7月1日から再開が可能になりそうだ。ルッテ首相が本日午後発表した。ただし再開には「7月1日までに感染状況が沈静化している」という条件がついている。実際にスポーツジム、サウナそしてカジノが再開できるようになるには、これまでのような規制を遵守することが必要であると首相は強調した。
スポーツジムでは、十分な空調と衛生状態が保たれることが条件で、ジムの来訪者の健康チェックも必須となる。

政府は夏休みについても「延期できるならできるだけ延期する。」よう勧めている。来週にも国外でのバケーションについての政府発表がある。国内でのバケーションが可能となっても、多くの人が国外に出る夏休み。他国が外国からの観光客を受け入れるか否かの動向に左右される。

ポートフォリオ・オランダニュースは2004年から17年間、読者のみなさまに無料で記事を提供させていただいてきました。 広告主様による財政援助や読者のかたによる寄稿などで、これまでの間無事にニュースを発行することができたこと、心からお礼申し上げます。 今後も正確で迅速そして皆様のお役にたてるニュースを配信続けるため、ご支援をお願いしております。 以下のフォームから寄付ができます。クレジットカードだけでなく、銀行カード(オランダ、ベルギー)そしてPaypalでもお支払いができます。銀行カードの場合には支払いページで「Direct Debit」を選びます。どうぞよろしくお願いいたします。